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2012年10月8日公開
ベンチャー企業への就職を考えているが、疑問や不安がある。そんな学生の声に応え、「エクセレントベンチャーを探せ!」の著者である槙野秀俊氏に、さまざまな質問に答えてもらった。「僕は大手企業の就職プロセスを知らないし、あくまで自分の経験からの答えだと思ってください」とのことだが、新卒でベンチャー企業に就職し、28歳で起業した同氏の言葉には真実の重みがある。
月並みですが、「自分で頑張ったと思えること」があるといいのかなと思います。ベンチャーとひとくくりに言っても、僕が就職した10年前は、多くのベンチャー企業の求人は、どちらかというと、営業系が多かったのではと記憶していますが、今は技術系のベンチャーも増えている印象です。それぞれの会社、職種で求められることは違うでしょうし、一概に「これをしておくといい」とは言えませんが、何でも構わないので、何か自分が考える「思い切ったこと」をしてみると自信になるのではないでしょうか。
僕自身は大学での勉学は正直おろそかにしていました。その代わり、学生団体を作って、いろんな活動をしたり、選挙の手伝いをしたり学外活動に励んでいました。入学前から、大学そのものに大きな期待はしていませんでしたが、大学生であることには期待以上の価値があったと今考えても思いますし、フル活用できたなと思います。そうして過ごした学生時代を含め、20数年の経験が、社会でどう評価されるのか、それが就職活動だと思います。
株式会社リファイド代表取締役。プレジデンツ・データ・バンク(株)に新卒で入社。複数の事業を立ち上げ、25歳で取締役となる。27歳で事業の1つをスピンオフし、代表取締役に就任。28歳のときに(株)リファイドを起業し現在に至る。