補正予算案:衆院を通過 過去2番目の大型
毎日新聞 2013年02月14日 14時15分(最終更新 02月14日 15時02分)
政府の緊急経済対策を柱とする12年度補正予算案は14日午後の衆院本会議で自民党、公明党、日本維新の会など与野党の賛成多数で可決され、参院に送付された。過去2番目の規模となる大型補正予算で、歳出総額は13兆1054億円。政府・与党は21日の参院採決を目指す。野党が多数を占める参院で否決されても、憲法の規定で衆院の議決が優先されるため、補正予算案の成立は確実となった。
補正予算案は衆院本会議に先立ち、14日午前の衆院予算委員会で可決された。民主、みんなの党は公共事業を削減するなどの「組み替え動議」をそれぞれ提出したが否決され、政府案に反対した。生活の党と共産党も反対した。
衆院本会議では、政府が「事後承認」を求めた原子力規制委員会の田中俊一委員長ら14人の国会同意人事も採決され、承認された。【光田宗義】