アフガン侵攻で不明の旧ソ連兵、33年ぶりに見つかる
[モスクワ 5日 ロイター] 1979年にソ連がアフガニスタンに侵攻した際、行方不明になっていた元ソ連兵が、33年ぶりに生存していることが分かった。アフガン西部ヘラート州で治療師として生活しているという。ロシア通信(RIA)が伝えた。
それによると、男性はソ連軍の侵攻直後に負傷し、アフガン側に救助されていた。不明兵を捜索するモスクワの退役軍人組織がこのほど所在を突き止めた。
この男性は旧ソ連のウズベキスタン出身で、現在はシーク・アブドラという名乗り、地元民のような服を着て治療師として働いているという。
退役軍人組織の関係者によると、当時20代だった男性は戦闘で頭部に重傷を負い、それ以降親族に連絡を取っておらず、現在ではロシア語をほとんど忘れてしまっている状態。
現地で面会した関係者は、男性には今も当時の傷跡が残り、顔面のけいれんや手や肩の震えも見られると話した。
同組織によると、約10年間続いたアフガン紛争で不明とされた兵士264人のうち、これまで29人を発見。うち7人は現地に残ることを選んだという。
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