●友達がいない、女にモテない、コミュ障、抑うつ的、無気力、かといって「オタク」にもなりきれず、自分の生きがい・楽しみを見いだせずにいて、ただなんとなく授業だけ受けてるそんな「真面目系クズ」の大学生、あるいは「とりあえず」大学入学は決まったその予備軍も、少なからずいると思います。特に増田を見ているような人には。そんな人に、無事大学卒業・就職が決まった僕から、3つの提案をします。
●僕も上記のような人間でした。一般は避け、推薦でなんとなく大学に入り、うだつのあがらない大学生活を送りました。まさに「空白」と言っていいような。私立文系、偏差値50くらいの馬鹿大だったんで、授業は寝て、レポート等課題はギリギリでやり、テストはゴミみたいな確認テストだから基本無勉で優。でもコンプレックスをこじらせたりして人との関わりを避け、長期休みなど、毎日朝から晩までスマホ・PCをいじって、オナニーして、寝て…たまにバイトして、そんな生活がザラで。ほんとに、何のために生きているのだろうと思い悩むこともないくらい無気力な人間でしたし。そんな生活を続けた結果、鬱・対人恐怖になりました。どん底を見ました。
しかし、自分を変えようと努力した結果、4年の半ば辺りから人に変わったなと言われるくらい変われたし、趣味のない人間がどうやって充実した生活を送れるのかも分かりました。彼女も友達も今はいます。僕のような「空白の4年間」を過ごさないために、オタクにも、意識高い系にもなれないあなたに僕から提案があります。
※まず言っておくと、これで程度問わずメンヘラになる。自己責任でお願いしたい。
今の自分がそうなのは、あなたがクズであるからではない。今、自分に、きっと、何らかのトラウマ・コンプレックスがあるはず。それを徹底的にあぶり出し、過去の環境と符合させろ。便宜的に、すべて過去の出来事にこじつけろ。周りのせいにしろ。(ただし、八つ当たりするな。ぶつけるな。)
過去に起こった事実は変えられない。しかし、過去の解釈は変えられる。自分がそれを想起するときに、どんな感情が湧くかを徹底的にあぶり出し、気の済むまで泣き喚き、怒り狂え。(ただ、ここで普通、情緒不安定になる。詳しくは「アダルトチルドレン」「グリーフセラピー」などで調べてほしい)
あなたは「べき思考」が強いはずだ。「こうじゃなきゃいけない、こうあるべきだ。」というような。しかし、それが自分の本当に抱く感情(本心)と矛盾している時、心はエラーを吐き出す。それをし続けると狂う。不安、恐怖が際限なく増大し続ける。僕はそれで対人恐怖を発症した。「人と関わりたくない」「友達ほしくない」「彼女、いらない」、これは確かに異常かもしれないが、あなたの心にとっては正常なことだ。人に心を開示したくないトラウマ・コンプレックスが心に強くある状態で、自分の心をさらけ出したコミュニケーションをしようとすることが異常。
人に共感するな。人に媚びるな、迎合するな。「人に合わせること」がベースではない。それを強くしようとしすぎている(自分は劣っている・間違っているから正しい人・賢い人・強い人に合わせておけばいい)という意識がどこかにないか、それはどこから来るのかを、徹底的に炙り出せ。あらゆる感情は、受け止めなければいけない。
不安、緊張、恐怖。「俺怖がってやんのwww」くらいに思えるといい。逆に否定すると認知的不協和、誤作動を起こす。必ず原因があるからそれを徹底して突き止めろ。原因が分かると、それに固執しなくなる。小手先のコミュニケーション技術に頼ると、どんどん自分を追い詰めることになる。
普段、外に出て体を動かす機会がないと精神までおかしくなる。逆に運動するとそれだけで気が晴れる。さらに悪いことに、精神がおかしくなると自暴自棄になり、暴飲暴食に走る。これを防げ。カロリーの高いものをどか食いして、ジュースをがぶ飲みして、急に血糖値を上げて元気になった気になれる、そんな食生活はなるべく避けろ。酒もタバコも、嗜好品も同様。依存に注意しろ。落ちている人間は、元気のないことの原因が食生活だとしても、それを自分のせいだと思い込む。無気力な人間が糖分の沢山入ったジュースを飲めば、後から余計無気力になるのは当然。その辺の、食に関する正しい知識はつけておくといい。外食もなるべくしない。牛丼を、ハンバーガーを、立ち食いそばをかきこんでいる人は、反面教師にしたらいい。
そして、ストレッチ。肩が凝ったり、猫背になったりすると、頭が重くなる。ぼーっとする。それだけで抑うつ的になる。それから、対人緊張・対人不安の強い人間はそれだけで、体が凝りやすい。ちゃんと湯船に浸かり、マッサージして伸ばしておくことを意識するといい。
これはアルバイトをしろと言っているのではない。ギャンブルでもない。投資でもない。アルバイトも必要ではあるが、それ以外に自分でお金を稼ぐ経験をするといい。1日に1万円の利益を上げることが出来れば、アルバイトしているのが馬鹿らしくなる。「社会経験」と「人と接点」を持つためにそれをするくらいで良くなるかもしれない。
BOOKOFF等で本を安く仕入れ、それをオークションで売って利益を上げる「せどり」と呼ばれるものや、ブログやHPを利用したアフィリエイト、情報商材など、自分でお金を稼ぐ方法はいくらでもある。それをしてみると世間に対する認識が、お金に対する認識が変わる。お金から多少なりとも自由になれる。それで安定した収益を上げることが出来るならば、もしかしたら就職する必要すらなくなるかもしれない。そうすれば、20万にも満たない月収のために必死に就職活動をして精神を病む必要なんてなくなる。趣味のない人間には特にこれを推奨する。
これは時間もお金もある程度余裕のある大学生、暇な真面目系クズの大学生だからこそ出来ることだ。お金貯まったら、それで女の子抱けばいい。そうやって女慣れするだけで多少なりとも余裕が出来る。良い服を買えばいい。髪もセットしてもらえばいい。すべてお金があればなんとかなること。ある範囲でやり繰りするのではなく、作る(稼ぐ)という意識を持てるだけで本当に考え方・意識は変わる。余裕が出る。
「考える」ことの重要性を推す自己啓発本も多い。真面目系クズはこれが出来ない。でも、「稼ぐ」という一貫した目標があると違う。それが出来る。頭の使い方がわかる。ノルマもない。発想は自由だ。
●人間関係が持てるならそれでいい。それはやはり大事なこと。恋愛含め。実際に、1を徹底的にすると人と話したくなるし、友だちも彼女も本心から欲しいと思えるようになる。そうなった時に人と関わると、自然と仲良くなれてたりするもの。
でも、そうじゃない時に無理に人と関わり、必要のないダメージを受けて、抑うつ的になることほど馬鹿らしいものはない。僕はそれで対人恐怖になったことがあるだけに、余計にそう思う。意識で人生変わるから、共に頑張ろう。
まず、自分の意識が何で、潜在意識が何なのか、それを徹底的に炙りだすといい。自分と向き合う、自分と対話するというのはそういうこと。普通の人はこれが出来ているようだけれど、人に迎合し、感情を殺してきた人は、まずそれが普通にできない。俺はそうだった。普通を疑え、常識を疑え。出来ない、無理だ、変われないは「過去そうあっただけ」だと思えばいい。
●長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
クズだ無能だコミュ障だと腐り僕のような「空白の4年間」を送る人が少しでも減ればと思い、この記事を書かせて頂きました。
ただし、僕がメッセージを発したいのはあくまでも「人間関係が希薄な真面目系クズ」ですので、その点ご了承下さい。誤解を受けそうな点に言及しておくと、「人間関係は持つべきだと思っています、ただ人に媚びてしまう人間が無理やりするものではない」、「金に自由で綺麗な人間」がその目指すところです。