もっと背景が知りたい 「姉病死、障害の妹凍死 マンションに女性2遺体」 札幌市
札幌市のマンションで 知的障害のある妹さんと その姉が亡くなっているのが発見されました。
どうやら妹さんの面倒を看ていた姉が 昨年12月下旬に脳内血腫で病死したらしい。
そして残された妹さんは一人で生活できず、今月中旬までに餓死同然で凍死らしい。
とても悲しいできごとです。
私の「叔母といとこ」を思い出しました。ちょうど先々週 叔母の四十九日でした。
http://jetsetradio.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/12/post_2a46.html
まだ同じ境遇のかたは沢山いるはず。
もっと札幌市の姉妹の背景が知りたい。
ありました・・・
>姉は10年6月1日に区役所を訪れ、
>「障害を持つ妹と暮らしている。障害者年金をもらっているが、私は失業中で、生活に困っている」などと相談した。
>職員から生活保護の受給に必要な書類などについて聞いて帰ったという。
>姉は、11年4月1日、同年6月30日にも同区役所を訪れていた。
>11年6月の時は「職が決まったが、妹の具合が悪くなり、一度も出勤しないまま退職した」
>同区役所は「3回とも生活保護の申請の意思はなかった」としている。
姉妹の状況は区役所には届いていた訳ですね。
「生活保護」という壁が姉妹には、負担だったのでしょうか?
確かに「生活保護」というと 良くないイメージを抱く人もいるでしょう。
それなら「生活保護」までいかなくても 自治体の方で何とか別の方法で援助出来なかったのでしょうか?
姉妹の苦労を汲み取ってあげれなかったのが非常に無念です・・・
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120123-OYT1T00641.htm
マンションに女性2遺体…姉病死、障害の妹凍死
札幌市白石区のマンション室内で20日、女性2人の遺体が発見された。
北海道警札幌白石署は、この部屋に住む姉妹とみて身元の特定を進めているが、妹には知的障害があり、22日の解剖結果などによると、姉が昨年12月下旬に脳内血腫で病死し、残された妹は自力で生活が出来ず、今月中旬までに餓死同然で凍死したとみられている。
道警幹部によると、死亡したのは、佐野湖末枝(こずえ)さん(42)と恵さん(40)とみられている。
発見時、姉とみられる遺体はフリースの上にジャンパーを着るなど、室内と思えないほど厚着をしていた。妹とみられる遺体は膝まで布団を掛けてベッドに横たわっていた。極度にやせ細り、胃の中は空っぽだった。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20120121-OYT8T00499.htm?from=popin
姉病死で妹も? マンションに女性2遺体
20日午後7時10分頃、札幌市白石区東札幌、佐野湖末枝(こずえ)さん方のマンション一室で、女性2人の遺体を札幌白石署員が見つけた。
同署の発表などによると、遺体はいずれも寝室のベッドや床であおむけで見つかり、40歳前後とみられる。1人はシャツとズボンにフリース、ジャンパーと厚着をしており、もう1人はパジャマ姿だった。遺体は死後1か月程度とみられ、やせていたが、目立った外傷はなかった。
佐野さん方は、佐野さんと知的障害のある妹の2人暮らし。管理会社が20日、先月中旬から連絡が取れないとして、同署に届け出た。
室内は内側から施錠され、現金約4万3000円が残されていたが、電気が止まり、ガスも昨年11月に停止していた。
同署は、妹の面倒を見ていた佐野さんが病気などで先に亡くなり、その後に、妹が自力で生活が出来ずに死亡した可能性があるとみて、身元の特定などを進める。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20120123-OYT8T00677.htm?from=popin
生活保護を相談、申請はせず…札幌2遺体
札幌市白石区のマンション一室で、姉とみられる女性が病死し、知的障害のある妹とみられる女性が凍死していた問題で、姉は2010年6月から11年6月の間に3回にわたって、札幌市白石区役所に生活保護の相談に訪れていたことが23日、同区役所への取材でわかった。区役所は、受給資格はあると説明したが、姉は「できるだけ自分でやっていきたい」などと話し、申請はしていなかったという。
道警幹部によると、死亡したのは佐野湖末枝(こずえ)さん(42)と恵さん(40)とみられる。
同区役所によると、姉は10年6月1日に区役所を訪れ、「障害を持つ妹と暮らしている。障害者年金をもらっているが、私は失業中で、生活に困っている」などと相談した。しかし、申請の意思はなく、職員から生活保護の受給に必要な書類などについて聞いて帰ったという。
姉は、11年4月1日、同年6月30日にも同区役所を訪れていた。11年6月の時は「職が決まったが、妹の具合が悪くなり、一度も出勤しないまま退職した」などと話していたという。同区役所は「3回とも生活保護の申請の意思はなかった」としている。
マンションの管理会社から連絡を受けた白石署が20日、死亡している2人を室内で見つけた。部屋には現金は4万3000円が残っていたが、冷蔵庫などには食べ物はなく、ガスも止められガスストーブは使えない状態だった。
昨日のNHKニュースを見て初めて知りましたが、衝撃を受け、涙が止まりませんでした。
お姉さんは周りに迷惑を掛けないよう、妹さんの面倒も見ながら生きてきた訳です。
お姉さんの体調が悪くなったときにも病院にかかることも出来なかったのでしょう。 そして最後の望みで区役所に相談に行ったのでしょうが、生活保護の申請をためらってしまった。 長年の周りに迷惑を掛けたくないと言う思いが申請書を出す手を前に押し出さなかったのでしょう。 また、電気代ガス代の滞納に自ら止めてくださいと申し出たと。 誰かが一言彼女の背中を優しく押してあげていれば。。。
行政は一体何のためにあるのでしょうか。 このように本当に一生懸命生きている人のためにあるのではないのですか。 生活保護の申請を助言した。 だけ?何故もう少し積極的におせっかいと思われるくらいにできなかったのですかね。「私は言いました。。。。」、 事なかれ主義ですか、 何か日本の世の中間違っているのじゃないでしょうか。 権利を主張するならば義務も果たさなければならないのは当たり前ですが、権利ばかり主張する人々が跋扈する昨今生き難い世の中ですね。
投稿 oneturn7 | 2012/03/14 05:37
oneturn7 さん 初めまして
本当に可哀想な出来事ですよね。
私の他のブログ http://blog.livedoor.jp/vegaleon/ では、福祉・介護を中心に更新していますが、
この姉妹のニュース以来 全国で孤立死・孤独死のニュースが耐えません・・・
高齢者夫婦、高齢者の親子、障がい者や要介護者の孤立死・孤独死です。
お互い助け合って一生懸命に生きているのですが、どちらか一人が倒れると共倒れなんですよね。
そんな境遇のかたを救済するのが「福祉」なんでしょうけど、
今の日本は程遠いです、「福祉国家と呼べない日本」です。
亡くなってからでは遅いんですよね。
行政は 「そこまで面倒看れない」と言うのなら ハッキリと断言してもらいたいです。
中途半端に「福祉に力を注ぎます」とか格好つけるから こんな事故が起きるのです。
>権利を主張するならば義務も果たさなければならないのは当たり前ですが、
>権利ばかり主張する人々が跋扈する昨今生き難い世の中ですね。
まさにその通りですね。
投稿 VEGA(ベガ) | 2012/03/14 18:54