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仏 パリで反原発の「人間の鎖」3月10日 6時7分
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フランスのパリでは、9日、およそ2万人の人たちが手をつないで「人間の鎖」を作り、反原発を訴えました。
これは、フランス国内の26の反原発グループが、福島の原発事故からまもなく2年になるのに合わせて、反原発を訴えるとともに、事故の被害者への連帯の気持ちを示そうと呼びかけたもので、およそ2万人が参加しました。
参加者は、市内18か所に分かれて集合したあと、同じ時間に手をつないで一斉に歩き始め、市内を巡る人間の鎖を作りました。
このうち、フランスの原発関連企業「アレバ」の建物の前では、参加者が手をつなぎながら「原発はもういらない」「福島のような事故を2度と起こしてはいけない」などと声を上げました。
フランスでは、58基の原子炉があって、電力の80%近くを原子力が占めていますが、2年前の原発事故直後の世論調査では、原子力発電に反対する意見が大幅に増えました。
オランド大統領は、2025年までに原子力の比率を50%にまで引き下げるとしていますが、最近の世論調査では原発を支持する人の割合が反対を大きく上回っており、今後のエネルギー政策を巡って国内でさまざまな議論が行われています。
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