ディアミーリー(平行棒) ツォ・リミンが流行った時期から判断すると考案は2001年か(覚えとけよ) |
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鉄棒のツォ・リミンからヒントをえて考案した平行棒の技.ツォ・リミンは逆手倒立から一回ひねって片手大逆手となり,そのまま車輪をして最後に一回さっきとは逆方向にひねり戻して再び逆手倒立になる技だが,この技はディアミドフのように支持前振りから片腕上で一回ひねり,ディアミドフならここで両手倒立になるところを片手倒立にとどめ,今度はヒーリーのようにひねり戻して支持後振りになるという技だ.
難点は,ひねり戻す際にそのひねりのためのトルクを,片腕のねじりのみによって得ねばならないためやや強い筋力が要ることだが,世界トップクラスの選手ならば問題ないであろう(計算はしてません).
ここでD難度と推定したのは,ディアミドフもヒーリーもともにC難度であったから,その合成技たるこの技はその上のDだろうと考察したためである.けれど,ヒーリーがD難度となった現在では自動的にE難度と判定されるであろうことは容易に想像がつく. |
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前方前後開脚屈身回転倒立(鉄棒) 2003-1-6追加 考案は2000年末頃だったような気がする |
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エンドーを前後開脚しながら行う技だが,おそらくその運動感覚はエンドーとは程遠かろう.なぜなら,バーの真下での上体は腕と平行になっており,従来のようなつぶし技術が使えないからだ.
この技では,開脚によってつぶしを行うのではなかろうか.とにかく相当の柔軟性が要求される. |
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後方前後開脚屈身回転倒立(鉄棒) 2003-1-6追加 考案は2000年末頃だったような気がする |
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前後開脚でシュタルダーをするような技.説明は先述の前方前後開脚屈身回転倒立と同様なので省略する. |
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ゲイレンドー(鉄棒) 2003-1-6追加 考案は2000年末頃だったような気がする |
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屈身回転系の技(バーに近い技)から離れ技を行うのは既発表である.ここでは,離れ技からバーに近い技につなげる技,すなわち離れ技を屈身回転姿勢でキャッチする技を提案する.
これは開脚ゲイロードからエンドーにつなげる技である. |
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トカルダー(鉄棒) さらにシュカルダー 2003-1-6追加 考案は2000年末頃だったような気がする |
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トカチェフとシュタルダーを合成した技.
シュタルダーからのトカチェフが発表されている現在では,シュタルダーからのトカチェフにさらにシュタルダーをつなげることも考えられる. |
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背面十字倒立(吊環) 2003-1-6追加 考案は2000年末頃だったような気がする |
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脚前挙の姿勢から,脚部を水平に保ったまま上体を後傾させていき,上体が水平になるまで倒したらどうなるかと考えた結果,背面中水平を独自に思いついていたのだが採点規則を2001年になって初めて購入したら既に載っていた.
このように脚前挙の究極が背面中水平だとこじつけると脚上挙の究極は背面十字倒立となる.脚上挙の姿勢から,脚部をさらに上挙していく(ここでいう上とは,両肩を通る軸まわりの,後方回転方向ではなく,鉛直上向きという意味である.)と,背面倒立の姿勢となるが,肩の可動角限界の制約から,手と手の幅を開いて背面十字倒立とした方がより静止しやすいのではないかと考える. |
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トカチェフ前ドー(鉄棒) 2003-1-6追加 考案は2000年末頃だったような気がする |
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トカチェフ前宙を,バーを越えずに行い,前方開脚屈身懸垂でバーをキャッチ,以下エンドーにつなげる技.
シャオ・ルイチをエンドーで持つ技ともいえる. |
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伸身マルケロフ+後方浮支持回転倒立(鉄棒) 2003-1-6追加 考案は2000年末頃だったような気がする |
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後方浮支持回転から離れ技(トカチェフ)につなげる技は既発表(ピアッティ)だが,これは逆に離れ技から後方浮支持回転につなげる系統の技.
伸身マルケロフを支持で持てるほどの高さを要求される. |
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横向き腕支持系(平行棒) 2003-1-6追加 考案は2000年末頃だったような気がする |
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一例として,横向き腕支持前振りから振り戻して横向き後振り上がり単棒内向き倒立を挙げる.
今のところあまり発展性がないが,個性的ではあろう. |
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支持前振りからきりかえして前方開脚3/4宙返り両足抜き倒立(平行棒) 2003-1-6追加 考案は2000年末頃だったような気がする |
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トカチェフを支持前振りからやる要領の技.他にもいろいろなバリエーションが考えられる.
...でも今(2004-9-12)採点規則を見直してたら『支持前振り開脚抜き倒立』てのがあるじゃありませんか.これの理想的に浮きがある捌きがこの技に相当することから考えるとこれは既発表と考えるのが適当でしょう. |
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棒下宙返り即前方開脚3/4宙返り両足抜き腕支持(平行棒) 2003-1-6追加 考案は2000年末頃だったような気がする |
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棒下宙返りから裏へ跳び出して前方回転につなげる系の技.でも既に棒下から前宙までつなげる技が発表されているらしい. |
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コバチひねり大逆手懸垂(鉄棒) 2003-10-27 |
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リバルコはさておきよりダイナミックな離れ技において順手・逆手以外の握りで持つのはあまりないということに気付いたのさ. |
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コバチひねり片手逆手倒立一回ひねり大逆手握り(鉄棒) 2003-10-27 |
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背面切り返しとび前方宙返り(跳馬) 2004-1-24 |
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切り返し系の跳び方であるが,背面で着手する系統の技.また,同時に切り返し宙返り系(たぶん未発表.少なくとも難度表には載っていない.)の代表的な技ともいえる.
切り返しとび系技群を下表のように分類する.
切り返し跳び |
宙返りの有無 |
宙返りなし(切り返しとび) |
宙返りあり(切り返し宙返りとび) |
着手体勢 |
正面 |
伸身とび等 |
伸身とび後方宙返り等 |
背面 |
背面切り返しとび |
背面切り返しとび前方宙返り等 |
如何に助走の勢いを第二空中局面に活かせるかが鍵となろう.そのためには第一空中局面において如何に重心を浮かせずに下半身を前上方に出すかが課題となるのではなかろうか... |
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アドラー前宙降りまたはアドラー1/2前宙懸垂(鉄棒) 2004-1-24 |
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アドラー前宙は後半部分が前項の跳馬における背面とび前宙のそれに酷似している.というか背面とび前宙からの連想で出来た技.
アドラー前宙降りを,飛び出す方向を上にしてバーを持ちに行くとアドラー1/2前宙懸垂になる. |
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前項のアドラー前宙降りを思いついた時点で屈身回転系からの宙返り降り系技群が芋づる式に連想された.その一例としてシュタルダー前宙降りを示す. |
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名称が妥当なのかどうか...
発展技として,背面回転とびひねり,背面回転とび後方宙返り等が考えられる.
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背面とび肩転移(もっとましな名前募集中)を背面で着手せずにもう完全に1/2後方に回転してしまって,後転跳びを行うようにするとこうなる.
今後の展望としては,前とび後転跳び後方宙返り等が考えられる.
私自身が男子なので女子の技はなかなか思いつかない.そのため本コーナーにおいて女子の登場は稀となることが考えられるので,ゆか・跳馬といった男女共通種目(やや語弊あり)においてはなるべく図のモデルに女子を起用することとする. |
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前とび後転跳びを思いついた時点で,跳馬の回転系の技を下表の4通りに分類する構造が想起された.
運動方向行列Dm |
並進運動方向 |
前方 |
後方 |
回転運動方向 |
前方 |
前転跳び |
後とび前転跳び |
後方 |
前とび後転跳び |
後転跳び |
というわけで前とび後転跳びの裏技として芋づる式にできた技である.
今後の展望としては,後とび前転跳び前方宙返り等が考えられる.
この考えを側方系にまで拡張することは可能だが,簡単のため割愛する. |
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逆手懸垂の状態から左右の腕をそれぞれ360[deg]だけ回内して棒を握り,ぶら下がった状態が大逆手懸垂であるが,順手懸垂の状態から左右の腕をそれぞれ360[deg]だけ回外して棒を握り,ぶら下がった状態を小順手懸垂と定義する.
大逆手懸垂においては,左右の手の幅を広げるほど握りやすくなるが,小順手懸垂においては左右の手幅を狭めるほど握りやすくなると考えられる.また,この点が命名の由来ともなっている.
手幅を極限まで狭めると,遂には左右の腕を交差するに至る.これを特に交差小順手懸垂と呼ぶ.これは,握り易さから言えば小順手懸垂より優れているが,腕を交差することによる困難も伴う.
え〜,私がやってみたところ,あとちょっとで出来そうでした.だからとてもやわらかい人や,幼少期から腕を回外する訓練を積んだ人や,橈骨と尺骨が三次元的に変形している人なら出来るのではないかと...
自分で出来ないだけあって,図の不自然さがたまらない感じになっておりますな. |
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交差小順手懸垂に思い至ったところから,様々な運動において平行に保たれているものを交差させることは出来ないかと考え,交差逆手背面懸垂ぐらいしか思いつかない状態を経てこれに至った.
背面支持において腕を交差するのがきびしいかも.背面では跳びっぽく捌いたほうがいいのかもしれないがよくわからない. |
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ヒーリーから脚上挙(マンナ)(床・平行棒) 2004‐3‐11 |
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倒立から一回ひねって脚上挙に収める技.積極的に平衡点に至るように腰を折ることで,比較的容易に実現できるのではないかと...比較的ね.
平行棒でよりも床でのほうがやりやすいかも. |
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マンナからディアミドフ(床・平行棒) 2004‐3‐11 |
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ヒーリーからマンナの逆技.マンナの状態から腰を伸ばして跳ね起きの要領で倒立までおさめるわけだが,瞬間的にしろそれ相応のすさまじい支持力を要求されるのではないかと. |
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動的力技としての開脚旋回.12[rpm]くらいで回せれば理想.普通の開脚旋回と違い,モーメントアームを短くする為,入れ・抜き局面で敢えて腰を折るのがポイントとなろう.
開脚上挙や開脚上水平から低速開脚旋回に繋げ,更に徐々に回転速度を上げて普通の開脚旋回に繋げる等のバリエーションが考えられる.
動的力技は,振動を用いず全ての動きを筋力によって行わねばならない.これを言い換えると,動的力技中の任意の姿勢においてそのまま静止できなければならない.従って,この技においては,両手を着いているときには重心が両手を結んだ線分の鉛直上に来なければならず,この線分上を重心が緩やかに移動し,片手上に来たとき初めてもう片方の手を地面から離すことができる.そして再びその手を着くまでは,重心は着いている方の手の上にありつづけなければならない.この重心移動は,太極拳におけるそれに似ていると考えられる.
このところだんだん無理度が上がってきてるな... |
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片手上1回ターン(浮き腕の姿勢は自由)(床・平均台) 2004‐3‐16 |
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片足上ターンの倒立版.
従来の倒立ひねり系の技は,手と器具は相対的に変位せず,主に腕部の可動角によってひねりが行われていた.だが,この技では,手掌面と床面(平均台上面)が擦れながら相対的に運動することによってひねりが成立する.
実施にあたっては,片手倒立で十分なバランスが保たれていることが必要であるのは言うまでもないが,安定性を考慮すると,片足上ターンを模して指の付け根付近で立つことは避け,むしろ足で言うところの踵付近に体重を乗せて回転するのがよいと考えられる.また,動摩擦を考慮し,回転に過不足のない最適なトルクを初期動作時に発揮しなければならない.
回転方向についても,片足上ターンと同様にアン・ドゥオールとアン・ドゥダンの二通りが考えられる.図はアン・ドゥオールである.矢印を逆にたどればアン・ドゥダンである. |
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後方かかえ込み一回半宙返り後転とび(床) 2004‐3‐20 |
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非常に危険であることが予想される.また,後半の後転跳びでそれまでのスピードを殺さずに実施するところに困難を伴うのではないだろうか.スピードを殺さず,むしろ加速できるくらいになればタンブリングシリーズの中盤に配することも可能となり,応用範囲が広がりそうなのだが.
前方バージョンも考えられるが,より危険で,より後半のスピードを殺しがちになりそうだ.
そして現行ルールでは間違いなく禁止技でせうね. |
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単に宙返りの着地を爪先で立つというだけなのだが,着地面積が極端に小さくなる為,また,踵の上下動を許容しないとすると,着地の衝撃を和らげ,バランスをとるために使用できる自由度が足首の分だけ減少する為,格段に着地を決めるのが難しくなることが予想される.そこで実現可能性を考慮し,例としては比較的容易であると考えられる後方かかえ込み宙返り爪先立ちを挙げる.
ここでいう爪先とは,あくまでドゥミ・ポワントのことである.ポワントで着地したら...恐ろしい.
この着地の特徴を下記にまとめる.
・非常に着地を止めるのが難しい
・終末姿勢が爪先立ちなので,着地直前まで体操で美しいとされる爪先をのばした姿勢を保持できる
・着地の乱れにより僅かでも踵が床に着こうものなら難度認定されない
・着地点は動かなかったとしても,着地時にバランスをとるため踵を上下動するのは厳しく減点されるべきである.
実に単純なことであり,新技として挙げるのも若干躊躇するのだが,常に踵を最大限伸ばした状態で,踵を上下に微動だにせず,ダイナミックな宙返りから一瞬にして減衰し,爪先上に直立できたら非常に凄みのある味わいを出せるのではなかろうか.
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じむきち氏の小順手懸垂に対する「片小順手くらいなら可能かも」との御指摘に,片小順手の姿勢をとってみたところ,体の向きが棒と平行になったではありませんか.というところから連想した技.じむきちさんありがとう.とはいえ,かなり単純な技なので,きっと既に色んな人が考えているのではないかとも思うのですが...一応載せときます.
一番簡単な握り方でこれを行うとなると,片逆手になるのでしょうか.
横方向への振動運動といえば,現行の技の中では鞍馬での交差運動をはじめとした片足振動系の技が挙げられる.そこでこの技には,正車・逆車について得られた知見と,交差について得られた知見を生かすことができるのではないだろうか.
安定して側方に回るためには,手と手の幅を十分とる(体に対して前後に腕を開く)ことが必要であろう. |
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腕支持は上腕で支持する姿勢だが,これを前腕で支持すると前腕支持系の技となる.
前腕支持姿勢を下図に示す.

支持振動系の技の多くを前腕支持バージョンに移行することが考えられるが,ここでは一例として前腕支持ディアミドフを挙げる(左図). |
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片腕を前腕支持に,もう片方の腕を支持にすると片前腕支持姿勢となる.
片前腕支持振動を行うと,運動面が重力場の向きに対して平行でなくなる.言い換えると,運動面の法線ベクトルと重力場ベクトルの内積が0でなくなる.平たく言うと斜めになったまま運動することになる.
当然重力によってまっすぐ下りようとする力がはたらき,この斜めの姿勢はまっすぐになろうとする.そこをまっすぐにさせないよう,斜めの姿勢を保つようしっかり支持せねばならない.また,斜めになるため,結果的に普通の支持振動と比べ見かけの棒間距離が減少するところにも難しさがある(下図).
本来の棒間距離dに比べ,見かけの棒間距離d’は小さくなる.
鞍馬以外の種目では運動面が重力場に平行な運動がほとんどであるが,これはそういう運動が力学的に安定であるからであり,かつそれ以外の安定な平衡点を生み出しうる力を発生しうる器具が平行棒をおいてほかにないことを一因とすると考える(鞍馬でもこのような力は発生しうるが,力技が認められていないため実施できない).つまりこのような斜めになったままの運動というのは,手と器具を握力次第で相対的に(理論上は)完全に固定できうる平行棒に特有の運動であるといえる(実現されてないけど).
片前腕支持振動系もまた,支持振動系の技の多くを取り入れることができる可能性があると考えられる.
しかしながら,この片前腕支持振動の特性が最も表れるのは片前腕支持前振りからの後方宙返り下りのような,下り技においてではないだろうか.
なぜなら,振動が斜めになっているので普通の支持振動からの下りと比べ,飛躍的に大きく器具の側方に飛び出ることができるからだ.ただ,おそらく宙返りも斜めになったまま回ることになるので,着地の瞬間に脚をやや開き,片足を鉛直下方に持っていかないと立てないという欠点がある.
※運動面という言葉の意味をなんとなくわかったつもりで使ってるんですが私の意図しているような意味で合っているのかどうか... |
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運動面が重力場と平行でない他の運動を考えてみた.結局鞍馬の技しか思い浮かばなかったが,鞍馬の下り技の中ではやや珍しい部類に入るであろう.その理由は以下のとおりである.
現在の鞍馬の下り技の主流は倒立下りである.これは元来運動面が重力場と平行でない旋回運動において,重力場と平行な成分を大きくすることにより(運動面を重力場と平行に近づけることにより)倒立まで持ち上げる運動ということもできる.ところがこの技は逆に運動面を水平に近づけるようにして器具の横に飛び出し,空中で身体の前後軸まわりの回転をしてから着地するのである.
といってみたところでどうも陳腐な技しか出てきませんが,運動面に着目するとまだまだいろんな技が出てきそうではあります.一一さん考案の革命的な基本技であるジャイロ宙返りは運動面が重力場と平行を保ちながらも運動面がその法線方向に移動していく技とも言えることからも,運動面に着目した新技考案の可能性を感じます. |
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普通の旋回を敢えて支持旋回と呼ぶこととする.
支持旋回における腕を脚に,脚を腕に,肩を腰に置き換えることで足裏支持旋回となる.
支持旋回と違い,比較的容易に力により実施することが可能であろうが,ここはやはり振動的に捌いて欲しいところである.
・上半身に負担がかからない
・高度な柔軟性が必要である
・体操の技というよりは踊りの振り付けっぽい
という3点から,男子よりもむしろ女子にオススメの技.
開脚旋回に対応するのは開腕足裏支持旋回(下図)だが,こうなるとより動きが大きくなりますます踊りっぽい.また,挙げた腕をとびこえるため脚もより高く挙げねばならないことになり,開腕旋回だが開脚が強調および要求されることとなりそうだ.
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前方伸腕前腕支持回転(平行棒) 2004-6-11 |
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腕部の体幹に対する相対位置を筋力により固定し,棒間距離と左右の腕の間の距離が一致したところで棒に引っかかって支持する(文章だけでは説明が難しいな).
腕を固定しなければならないため,大きなスイングを伴う技を行うことは困難であろうと思われるので,ほとんどの支持振動系の技をこの支持方式の技に移植するというわけにはいかないことが予想される.この支持の特徴としては,握り替え等を伴わずに一回転できるということ.
この特徴を生かし,なおかつ比較的小さな振動で実現できると考えられる前回りを提案する.
難点は例によって拡張性がないこと. |
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これまで互いに異なる方向への発展を遂げてきた男女の跳馬も,新型跳馬(vaulting table)の採用により,その技術的差別化を図るのが困難となっていくことが予想される.
そのような中で,この技は体幹部の柔軟性を要求されるため,女子跳馬特有の技となり得よう.とはいえ,その後高難度の技に発展しにくいために普及はしなそうである.
他の種目ならば演技構成に変化を持たせるために,中にひとつぐらい,さほど難しくなくても新技を入れることはありうるが,こと跳馬に関しては種目特性上,単発技しかないので現実問題として新技を思いついても高難度でなければ発表されないことが予想される.そうなると現実世界の国際大会等で発表されるような跳馬の新技は新規性と同時に高難度をも持ち合わせていなければならず,その点若干敷居が高いのかもしれない.
もっともこのような発表されなそうな技をこそ提案するのが本ページのような場所のなすべきことなのであろう. |
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仰向け飛び越し背面キャッチ(鉄棒) 2004-9-4 |
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そのまんまです.離れ技を背面でキャッチできないだろうかというのがコンセプト. |
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倒立から跳ね起きて後方1と1/4後方宙返り腕支持(平行棒) 2004-9-12 |
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跳ね起きから宙返りにつなげる技を平行棒において行うという発想.
図では倒立静止から行っているが,後方棒上宙返りから繋げるバージョンと,支持後ろ振りから繋げるバージョンが考えられる.
前者は床でいえばマリニチの後方版のような動きとなる.
後者は後ろ振りによって上方への勢いをもらい,後ろ振りの際に胸・腰を反ったのをまっすぐに戻すとともに手で棒を押すのを回転のきっかけとする捌きとなる.これは吊輪でいえばケステのような動きとなる.
これを横に飛び出しながら行うことができれば,降り技への展開も可能となろう. |
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前項の技の支持後ろ振りから繋げるタイプの前方版ともいえる.
支持前振りにより上方への勢いをもらい,屈身姿勢から体を伸ばすとともに手で棒を押すことで回転のきっかけを作る.つまり上方への勢いを殺さずに屈身姿勢に持ち込み,跳ね起きることが重要となる.
しかしこれは,捌き方次第では『支持前振り開脚抜き倒立』や『支持前振り開脚抜き前方宙返り腕支持』の閉脚版とほぼ同様の原理の技になってしまう恐れがあるな.それだけに屈身姿勢を明確に見せるような捌きにして差別化をはかりたいところ.
これもまた横に飛び出しながら行うことができれば降り技への展開も可能であろう. |
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もうネーミングが難しくなってきたんですが...『背面切り替えし跳び』は踏み切り後足を前方に出す必要があるためどうしても跳馬に足をぶつけがちだったり,踏み切りをややマイナス気味に蹴らないと足があがってこなかったりで跳躍の大きさを出すのが困難なので,その第一空中局面部分を回転とび的にできないものかと思い,これを考えました.
動きとしては鉄棒の前方背面車輪に似た動きになるのかもと思い,この名称に暫定的にしました.
前方背面車輪同様,踏み切り時から背面に腕を伸ばす捌き(この場合の踏み切りは引っ掛け式の前宙に近いかも)と,上から手を回して,着手直前に肩転移して背面着手となる捌きが考えられます. |
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前項の後方版.
着手後は平行棒の棒上宙返りのような動きとなる. |
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後ろ振りあがり不安定平衡点倒立(吊輪) 2004-10-24 |
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吊輪あたりは,ルールで評価されていない動きを取り入れればけっこういくらでも新たな運動形態が出てきちゃうと思うんですが,よく補強でやってるような,輪に腕を通した状態での運動なども認めていっちゃうというのは方向性として間違ってると思うわけです.
そこで,どこまでが認められる(ていうかここに掲載する上での自分への戒めとしてですが)運動なのかという線引きがあることが望ましい.その条件をいくつか列挙してみると,
・新たな運動形態(姿勢)は従来のものと比べて難しくなければならない
輪に腕を通して十字懸垂とかをやっても普通のと比べて簡単になってるのであまり意味が無い.
・新たな運動形態(姿勢)は従来のものと比べて何らかのメリットがなければならない
つまりその技術によってより浮きが得られるとか,新たな展開が望めたりするといいなと.
・従来の運動形態(姿勢)から無価値でない動きから新たな運動形態(姿勢)へ行き来することができる
新たな技をやったもののそのあとにっちもさっちも行かない姿勢で終わっちゃうと困るよねという...
で,この技についてですが,後ろ振りあがりで身体が浮いたところで輪をベルトに対してひっくり返して,その上に強引に倒立になるという...
懸垂が安定な平衡点なのに対して倒立はもともと不安定な平衡点なんですが,さらに輪自体も不安定平衡点に持っていくことで,さらに難しくなります(条件1).そして,従来の倒立に比べ,輪の高さだけ位置エネルギがたかくなっているため,次の振り下ろしの際により大きなエネルギを利用できるというメリットがある(条件2).そして条件3も...まあご想像にお任せします...
とまあ,しょぼい思いつきを御託を並べることでどうにか正当化しようという試み.
そもそも普通の大会で使われる吊輪ってリングとベルトがテープで固定されてるからできないじゃん!
しかも上記の条件を出したことによってここに既出の技の中でアウトになるのがあるんじゃ...(汗) |
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倒立からひねり下ろして腕交差中水平(吊輪) 2004-10-24 |
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ロープを交差するのが駄目なら腕を交差してみようという...採点規則さんからは「もっとケシカラン」といわれそうだが.
実は最後の中水平のところが力技じゃないんですよね.機構的にロックされてるから.よろしくメカロック.
ひねったあとの握りが実に苦しそうだ... |
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逆懸垂状態から水平面内で肩から下を振り回す運動.
支持で行う通常の旋回とは重力の向きが反対になるため,一度離した手が再び棒を握るためには,通常の旋回では離手時に軸腕側に体重をかけるのに対し,棒を握っている腕と反対側に身体を振り上げる必要がある.この際,棒を握っている腕を曲げることで重心の上昇を助けるのもひとつの方法であろう.
また,理想的には完全に振動で行うべきであるが,実用上は通常の旋回以上に力によって水平を保持せざるを得ない場面があることは想像に難くない.
この技を習得するにはまず下図のような逆懸垂旋回練習器を用いて練習するのがよい.

はじめは小さな振幅から始めて手の持ち替えを覚え,慣れてきたら徐々に振幅を大きくして行い,足先を手よりも下を通せるようになったら平行棒に移る.
なるべく力を使わずに振動的に捌けるように徹底的に練習しよう(笑)!!
それにしても図がわかりにくい. |
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前振り上がり背面倒立ひねり(平行棒) 2004−12−11 |
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北川ロールの後方版の究極形(?).
北川ロールを倒立まで上げてやってしまうと単なる後ろ振り上がり倒立ひねりとなり面白みがなくなってしまうが,後方版になると背面倒立でひねって支持後ろふりにつなげることとなり,支持前方系の技への組み合わせに使える点と,背面でひねるところに面白みがある.
というわけで,この場合,転向ではなく背面倒立位でのひねりにより実施できるかどうかで減点がなされるようになりそうだ.
ただ,比較的現実味のある技なだけに,実は昔あったとかいうオチもありそうではある. |
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今,ひそかな大ブームの『逆大和魂』.
これにヒントを得,シュタルダーに逆をつけてみました.
@ぺしゃんこになるまで吊ります.
Aそのまま後ろに倒れます.
B〜C急激に体を伸ばしてバーを下に引ききります.
D〜Eバーを引いた反力で上昇しながらCでやや反った反動で再び開脚屈身姿勢になります.
F元の位置まで戻ります.
この図を上下逆さにして見ると...シュタルダーに見える...よね?
あと,逆エンド(以下自粛) |
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