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「特殊詐欺」道内で急増

(2013年 3/8)

 道内で今年に入り、「振り込め詐欺」をはじめとする「特殊詐欺」の被害が相次いでいる。全道の2月末時点での被害は30件を超え、額は約1億7000万円に達した。

 全道的に見ると、未公開株や実際に対価ほどの価値がない商品を購入させる「金融商品詐欺」が11件と最も多い。ロト6やパチンコ、競馬などの情報提供を利用した「ギャンブル必勝法詐欺」の他、「風邪をひいた」「携帯電話の番号が変わった」などと近親者に成り済ますパターンの詐欺が6件と続く。

 苫小牧署管内では1月に、白老町の女性が長男を装った男から「夫のいる女性を妊娠させてしまった」と電話があり、100万円を奪われた。門別署管内では先月、日高町の無職男性が、東京のNPO関係者を名乗る男から「わいせつビデオを製造している会社の顧客名簿に名前が載っている」などと記した郵送文書と電話を受けて現金約3200万円もの金額をだまし取られた。その際、容疑者は現金を計9回にわたってレターパック(特定封筒郵便物)を使って送るよう指示している。

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