振り込め詐欺:相次ぐ 市職員ら名乗り、女性200万円被害−−飯塚署 /福岡
毎日新聞 2013年03月08日 地方版
飯塚署は7日、飯塚市職員や社会保険事務所職員を名乗る男の電話を受けた市内の女性(73)が、医療費の払い戻し名目で約200万円をだまし取られたと発表。振り込め詐欺事件とみて調べている。
同署によると女性は7日午前、市職員を名乗る男から電話で「医療費払い戻しの書類を送った。社会保険事務所に電話を」と告げられた。教えられた携帯電話の番号に掛けると、社会保険事務所職員を名乗る男が「今日中に手続きしないと払い戻しがない」と言い、コンビニエンスストアで現金自動受払機(ATM)を操作するよう指示。近くの銀行のATMでも同様の操作をするよう指示された。
その後、取引明細を確認したところ、計約200万円が女性の口座から他人の口座に振り替えられており、詐欺に気づいたという。
女性は男に「店員から声をかけられたら、個人情報が漏れるので無視して」と告げられたという。
〔筑豊版〕