新型出生前診断:4月にも臨床研究、約20機関が準備
毎日新聞 2013年03月09日 20時18分(最終更新 03月09日 23時10分)
新型出生前診断に使われる検査キット=斎藤広子撮影
妊婦の採血だけで、胎児の複数の染色体異常の有無を高精度で判別できる検査。対象は染色体の数が1本増えるダウン症など。従来の母体血清マーカー検査や羊水検査より早い妊娠10週前後から検査できる。臨床研究で使う米シーケノム社の検査は、陽性と判定された場合でも、35歳の妊婦では胎児がダウン症である確率は80%程度のため、羊水検査で確定する必要がある。