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「あんぽ柿ジュース」試作 国見の農産物加工グループ

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果菜米...くにみが開発に取り組んでいるあんぽ柿のジュース
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原発事故に伴う放射線の影響で2年続けて加工を自粛した「あんぽ柿」の原料柿を地域おこしに生かそう―と、国見町の農産物加工グループ「果菜米(かなこ)...くにみ」(佐久間久子会長)は8日までに、原料柿をジューサーで搾ったあんぽ柿ジュースを試作した。
同グループは、昨年7月に発足。同町の農家の女性ら10人がメンバーで、山際食彩工房(会津若松市)の山際博美代表を講師に招いて研修会を開いた際、ジュースの商品化が提案された。
試作品のジュースは、あんぽ柿の原料柿に蜂蜜やレモン果汁、水を加えて仕上げた。
味のバランスなどを試行錯誤しており、商品化が可能になれば農産物直売所や同町に建設が予定されている「道の駅」などで販売する予定。
佐久間会長は「季節限定の商品だけに難しさはあるが、あんぽ柿のおいしさや、栄養バランスの良さをアピールできれば。いろいろと改良を加え、あんぽ柿の加工が再開されてもジュースは続けていきたい」と話している。
(2013年3月9日 福島民友トピックス)
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