国立国会図書館所蔵の極東軍事裁判の関係文書の中に、日本軍人の戦争犯
罪を立証する尋問調書が見つかった。
【指揮官だった陸軍中尉が(インドネシア)モア島で現地の女性をむりやり「慰安婦」にしたことが供述されている。】
問「ある証人はあなたが婦女たちを強姦し、その婦人たちは兵営に連れて行か れ、日本人たちの用に供せられたと言いましたが、それはほんとうですか」
答「私は兵隊たちのために娼家を一軒設け、私自身もこれを利用しました」
問「婦女たちはその娼家に行くことを快諾しましたか」
答「ある者は快諾し、ある者は快諾しませんでした」
問「幾人女がそこにおりましたか」
答「六人です」
問「その女たちのうち、幾人が娼家に入るように強いられましたか」
答「五人です」
問「どうしてそれらの婦女たちは娼家に入るように強いられたのですか」
答「彼らは憲兵隊を攻撃した者の娘たちでありました」
問「ではその婦女たちは父親のしたことの罰として娼家に入るよう強いられた のですね」
答「左様です」