3回、日本ハム・鶴岡にタイムリーを打たれる阪神・藤浪=甲子園(撮影・鳥越瑞絵)【拡大】
(オープン戦、阪神-日本ハム、9日、甲子園)阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)が衝撃デビューを飾った。4回61球を投げ、5安打2奪三振1四球で1失点だったが、最速151キロをマークした。
オープン戦での初マウンドに立った藤浪は一回、先頭の西川から初球、2球目ともに148キロ直球で空振りを奪うと、3球目に最速151キロをマーク(結果はファウル)、甲子園のスタンドからため息が沸き起こった。さらに7球目の142キロ直球で投ゴロに打ちとった。
2番の杉谷は三ゴロ。3番のアブレイユは右飛で、完璧な立ち上がり。
二回はホフパワーを一飛、鵜久森を148キロ真ん中の直球で中飛。今浪を二ゴロと、またも三者凡退に抑えた。
ところが三回につかまった。先頭の大引に8球目の真ん中直球を左前に運ばれ初安打を許すと、鶴岡の打席で牽制悪送球。広いファウルグラウンドに球に転がる間に、一気に三塁へ進まれた。ここで鶴岡に右前に弾き返され、初失点を喫した。
谷口からスライダーで初の三振を奪ったが、西川に右前打、杉谷に左前打で一死満塁のピンチ。しかしアブレイユを148キロで遊ゴロ併殺打に仕留めた。
四回はホフパワーを一ゴロも、続く鵜久森に真ん中に入ったスライダーを中前に運ばれ、二盗。今浪をスライダーで空振り三振。大引に四球を与え、一、二塁とされたが、鶴岡を二ゴロで切り抜け、予定の四回を投げ切った。