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文部科学省以外の省庁所管の学校/山口

水産大学校(スイサンダイガッコウ)

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海洋機械工学科

船や船内機器のメンテナンスをはじめとした、水産技術と機械工学の融合分野「マリンエンジニアリング」の学科です。

年    限
4年制
募 集 人 数
45人
初年度納入金
2014年度納入金(予定) 91万7800円  (教科書代など約3万円が別途必要)

学部の特長

学ぶ内容
船舶システム、水産・海洋機械システム、海洋環境保全システム。工学が海の未来をひらきます
船は「機械」そのものですし、さらに漁業や海洋探査のためのロボット、海洋エネルギー工学など、現代の海では多様な工学が必要とされます。本学科では、機械の専門知識はもとより、油が海に与える影響調査や海洋エネルギーの開発といった幅広い内容を学び、水産現場の安全性向上や海の環境保全を目指します。
授業
本校が所有する練習船で実際に航海しながら経験を積みます
理論の構築やデータの解析は教室でもできますが、マリンエンジニアリングの舞台はやはり「海」。だから授業の中でも、練習船を使った海洋実習を重視しています。航海中のエンジニアリングはもちろん、海洋ロボットや計測など、実際の海上でさまざまな実習・実験を重ねることができるのは、本校ならではの魅力です!
研究テーマ
マグロやフグの「身の品質」を、かんたんに推定できる技術を開発しました
マグロやフグは高級魚として人気が高く、品質がシビアに問われます。そこで本学科では、超音波の振動音響情報を利用して、マグロは脂の量を、フグは食感(歯ごたえ)を評価する技術を開発。高級魚の肉質を、身を傷めることなく推定できるこの技術は、流通業者・消費者の両方から見て大きな価値があるといえます。
海の「エコ&省エネ技術」!水素エンジンで動く漁船を開発中です
陸では電気自動車や水素自動車に注目が集まっていますが、海でも、まったく新しいエンジンの開発が進んでいます。それが本学科で研究中の、「水素などを燃料とする漁船」。石油などの化石燃料を使わず、有害排気ガスもなし。海洋環境保全というだけでなく、新しい水産振興への取り組みとして期待されています。
卒業後
技術者として工学を究める、船舶職員として海を渡る等、各方面に通じる応用可能な実力で活躍!
就職と専攻科への進学という、2つの選択肢があります。進学後は三級海技士(機関)の資格取得が可能で、大海原を舞台に活躍できます。本学科では船と海に関してはもちろん、エンジンなど機械工学についても技術者に必要な知識や安全意識を養えるので、造船業や機械メーカーへも進路の幅を広げることができます。
資格
「海技士」の国家資格をめざすなら「専攻科」へ。学科試験免除で「三級(機関)」が受験可能
本学科を卒業後、1年制の専攻科(船用機関課程)に進学すれば、三級海技士(機関)資格の学科試験が免除されます。海技士は、船舶の機関士や機関長として仕事をする際に役立つ国家資格で、取得すれば日本国内だけでなく海外でも活躍できます。そのほか第一級海上特殊無線技士、船舶衛生管理者などの資格もめざせます。

学べる学問

  • 森林科学・水産学
  • エネルギー・資源工学
  • 機械工学
  • 航空・船舶・自動車工学
  • 電気工学
  • 電子工学

目指せる仕事

  • 国家公務員
  • 地方公務員
  • 船舶操縦士
  • 無線通信士
  • 機械技術者・研究者
  • 精密機械技術者・研究者
  • 漁業
  • 水産技術者・研究者
  • 環境保全エンジニア
  • 海洋工学技術者・研究者

資格 

目標とする資格
  • 海技士<国> (三級・機関)
  • 高等学校教諭免許状【商船】<国> (一種)
  • 技術士<国>

船舶衛生管理者

就職率・卒業後の進路 

・就職率/内定率  100%
(就職希望者数17人)

・主な就職先/内定先
(株)日阪製作所、三徳船舶(株)、内海造船(株)、日新興業(株)、かなめ釣具(株)、(株)九動、(株)東京日商エステム、山口県漁業協同組合、エムケイ(株)、東武インターテック(株)ほか

※2012年3月卒業生実績
進学:本校の専攻科、水産学研究科、神戸大学

問い合わせ先・所在地

〒759-6595 山口県下関市永田本町2-7-1
TEL083-286-5113
nyushi@fish-u.ac.jp

所在地 アクセス 地図・路線案内
山口県下関市永田本町2-7-1 「下関」駅から駅前バスターミナル3番のりば発バス 約45分 「水産大学前」または「吉見永田」下車徒歩 5分
「吉見」駅から徒歩 15分

地図

路線案内