Windows 8 初期設定で要注意!ユーザフォルダ名が漢字になってしまった原因
Windows 8の初期登録時に、何も知らずに進めていくと、C:\Users\フォルダに作られる個人用フォルダの名前が漢字になってしまうかもしれません。そうならないために、注意しておきたいことを紹介します。私が見事に漢字名のフォルダを作ってしまったのでメモ。
ちなみに、ユーザ名を後から変更しても、フォルダ名はもう変わりません。だからやっかい。ぜひ事前に知っておいて、回避を。
前提知識:Windows 8 では、Micrsoftアカウントでログイン可能
Windows 8では、初期設定時にMicrosoft アカウント(Windows Live ID)でPCにサインインできるようになりました。つまり、事前にMicrosoftアカウントを作っておくと、そのアカウントでそのままPCの利用を開始できるのです。
そして、初回起動時の文章中では、このログイン方法が推奨されています。
原因:ユーザ名が漢字になってしまう原因
Windows 8の初期設定画面で「PCへのサインイン」という画面があるのですが、ここにMicrosoftアカウントのメールアドレスを入力すると、自動的にMicrosoftアカウントに登録してある名前(フルネーム)の、下の名前を使ってユーザフォルダが作成されてしまいます。
したがって、そのMSアカウントの登録名が「漢字」の場合、そのままフォルダ名も漢字になってしまいます(例:C:\Users\太郎\)。
わかりにくい
これがどうしてわかりにくいかと言うと、まさかMicrosoftアカウントを入力しただけでユーザフォルダの名前が決まってしまうとは思わないからです。ユーザー名を入力がなく初期設定が終わってしまったので、メールアドレスの@より前の部分がユーザ名になるのかと思っていました。
今までのWindowsの感覚があれば、この後に、PCで使うユーザ名やパスワードの設定がある気がしますが、Windows 8ではそれらを完全に「Microsoftアカウントでの設定内容」で置き換えてしまっているのです。
回避方法
これを回避するには、もちろんMicrosoftアカウントの登録名を変更する方法もあるのですが、ここではMicrosoftアカウントの設定変更ではない方法を紹介します。
ひとまずローカルアカウントを作る
問題の「PCへのサインイン」という設定画面になったら、下にある「Microsoft アカウントを使わずにサインインする」を選択します。
すると、次のように、「Microsoftアカウント」と「ローカルアカウント」についての説明が表示されます。
Microsoftアカウント
メールアドレスでサインインすると、次のメリットがあります:
- Windows ストアからアプリをダウンロードできます。
- Microsoft アプリのオンラインコンテンツを自動的に入手します。
- ブラウザーのお気に入りと履歴、言語、サービスのサインイン情報など、大切な設定をオンラインで同期して、複数のPCで同じ使い心地を実現できます(同期する情報は Microsoft に送られますが、この設定は後で変えることができます)。
ローカルアカウント
ローカルアカウントでサインインすると、次のようになります:
- お使いのPCごとにユーザー名とアカウントを作る必要があります
- アプリをダウンロードするにはMicrosoftアカウントが、アカウントは後で設定できます。
- 複数のPCをお使いの場合、設定は同期されません。
実は、ローカルアカウントを選択しても、後からMicrosoftアカウントを関連づけることができるのです。
というわけで、ここでは「ローカルアカウント」をクリックします。
すると、従来のWindowsのように「ユーザー名」「パスワード」「パスワードのヒント」の入力が要求されるので、入力して「完了」をクリックしてください。ローカルアカウントの場合は、ここで設定した「ユーザー名」がユーザーの個人フォルダの名前になります。
Microsoftアカウントを関連づける
設定後しばらくすると、 Windows 8 が使えるようになるので、 「スタート画面」 で 「Microsoft」 と入力し、 「設定」 の検索結果を選択すると、検索結果に 「Microsoft アカウントに関連づける」 が出てくるので、それをクリックして起動します。
「PC設定>ユーザー」が表示されるので、「Microsoft アカウントへの切り替え」をクリックします。
ここで現在のパスワードを入力し、Microsoftアカウントのメールアドレスを入力します(hotmail.comやoutlook.comなど、何でもありなので、自分の持っているMicrosoftアカウント用のメールアドレスを入力してください)。
最後にMicrosoftアカウントのパスワードを入力して「OK」をクリックすると、最後に「セキュリティ情報を追加してください」という画面になります。
「携帯電話のメールアドレスまたは電話番号」「連絡用メールアドレス」「秘密の質問」「答え」を入力すれば終了です(ちなみに、携帯の電話番号を入力済みだと、電話番号が09で始まるように表示されます)。
これで、Microsoftアカウントの切り替えが完了します。ちなみに、ローカルアカウントに変更することもできます。
「PCを信頼する」
もう一度同じ設定ページを開くと「アプリ、Webサイト、ネットワークに対して保存したパスワードは、このPCが信頼できることを確認するまで同期されません」と表示されるので、「このPCを信頼する」をクリックしてInternetExplorerを開くと、「ご本人確認のため、電話にお送りしたセキュリティコードを入力してください」と表示されます。しかし、電話(SMS)にはセキュリティーコードは届きません。この表示に反して、登録してある予備のメールアドレスに、確認用のメールが届くので、そこにある「○○の確認(○○はPCの登録名)」をクリックしてください。クリック後、Microsoftアカウントにログインすることで、認証が完了します(ログインしたら、先ほどの「PC設定」の画面に戻ってみてください。先ほどの赤いメッセージが消えているはずです)。
注意点
これ以降、Windowsにサインインする場合は、「Microsoftアカウント」と「Microsoftアカウントのパスワード」を使ってログインすることになります。パスワードが間違っていると言われてログインできなくて困ってしまわないように気を付けてください。
対策
すでに漢字名フォルダができてしまったら、もうそのユーザはその漢字名フォルダを使い続けるしかありません。
そのため、今回紹介した"回避"方法を使うためにOSを再インストールするのがまず1つの対策です。しかし、回避できていなかった場合は、この対策とはもう一つ、別のアカウントを作り直して、そちらを使うことにする、という方法もあります。
で、何も知らずに漢字名フォルダを作ってしまった私はどうしたかというと、そういう若干特殊な操作をやりたくなかったので、OSを再インストールしました。
2013年3月9日(土) 12:11
マヌケ過ぎるので。
漢字フォルダを作らない方法。
ネットから切り離し、スタンドアローンでインストール。
アクティベートはオンラインになった時に行われる。
漢字フォルダを作ってしまった場合。
2000の頃からある、フォルダの移動機能を使って、都合のいい場所に移動させればいい。
7からはプロパティで変えられる。
Vistaは知らない。
自分の場合、2000時代から、デスクトップや、マイドキュメント等々はDドライブに置いてある。
2013年3月9日(土) 12:16
アクティベートはオンラインになった時に行われるが、プロダクトキーの入力はオフラインのインストール中に要求される。