奇跡の一本松:枝葉の取り付け角度不具合で復元やり直し
毎日新聞 2013年03月08日 23時15分(最終更新 03月09日 01時37分)
岩手県陸前高田市は8日、東日本大震災の津波に耐えた「奇跡の一本松」の復元で、枝葉のレプリカの取り付け角度に不具合があったため、作業をやり直すと発表した。
市によると、7日午後に市民から「一本松の立ち姿が以前と違うのではないか」と問い合わせがあり、8日午前に職員と業者が調査。切り倒し前の写真と比べると、枝葉部分の様子が異なることが分かった。
市は震災から2年を迎える11日を前に復元作業を終了させ、22日には完成式典を開いて一般公開する予定だったが、いずれも延期する。
レプリカの接合作業で何らかのミスがあったとみられる。(共同)