セカンダリDNSサービス 
DNSサーバを安定稼働させ、ビジネスの停止を回避
ドメイン名とIPアドレスを対応させるDNSサーバは、万一の障害に備えた二重化運用が欠かせません。しかし、その導入や運用管理にかかる手間は極力減らしたいもの。「セカンダリDNSサービス」は、お客さまが運用しているプライマリDNSに対するセカンダリDNSを、InfoSphereのDNSサーバにて提供する無料のオプションサービスです。異なるネットワークセグメントに配置することで、万一の障害の際にもサービス停止を回避することができます。もちろん、プライマリDNSも含めて提供することも可能です。プライマリDNSを含めたアウトソーシングは「DNSアウトソーシングサービス」をご覧ください。
サービスの内容
- セカンダリDNS設定
- プライマリDNSをお客さまでご用意いただき、そのセカンダリDNSをInfoSphereのDNSサーバに設定します。正引きゾーン、逆引きゾーンのセカンダリDNS設定をします。
- 逆引きDNSの権限委譲(※1)
- InfoSphereより割り当てたIPアドレスの逆引きDNSの権限を、お客さまの指定するDNSサーバに委譲します。
※本オプションサービスについては、いずれもゾーン作成はお客さまで行っていただきます。
対象サービス
セカンダリDNSサービスは、以下のサービスをご契約のお客さまが対象となります。
- 「Bフレッツ」 ビジネスコース IP8タイプ/IP16タイプ
- 「Bフレッツ」 ベーシックコース IP8タイプ/IP16タイプ
- 「Bフレッツ」 ファミリーコース IP8タイプ
- 「Bフレッツ」 マンションコースIP8タイプ
- 「フレッツ・光プレミアム」ファミリーコース IP8タイプ
- 「フレッツ・光プレミアム」マンションコースIP8タイプ
- 「フレッツ・ADSL」コース IP8タイプ/IP16タイプ
- 「フレッツ・ISDN」コース IP8タイプ
- 「フレッツ 光ネクスト」ビジネスコース IP8タイプ/IP16タイプ/IP32タイプ/IP64タイプ
- 「フレッツ 光ネクスト」ファミリーコース IP8タイプ/IP16タイプ/IP32タイプ/IP64タイプ
- 「フレッツ 光ネクスト」マンションコース IP8タイプ/IP16タイプ/IP32タイプ/IP64タイプ
設定に関するご注意
- 1.正引きDNSのセカンダリ設定(※2)
- 正引きゾーン(※3)を設定したDNSのコピーをInfoSphereのサーバで保有します。
セカンダリ設定を行うInfoSphereのDNSは、「ns2.sphere.ad.jp(202.239.113.26)」です。
セカンダリ設定の条件として、InfoSphereで割り当てたIPアドレスを使用して構築したホスト(サーバ名、ルータ名)が含まれるドメイン名の正引きゾーンとします。 - 2.逆引きDNSのセカンダリ設定(※4)
- 逆引きゾーン(※5)を設定したDNSのコピーをInfoSphereのサーバで保有します。
セカンダリ設定を行うInfoSphereのDNSは、「ns2.sphere.ad.jp(202.239.113.26)」です。 - 3.逆引きDNSの権限委譲(delegation:デリゲーション)
- 逆引きゾーンを設定したDNSを、逆引き権限のあるDNSとしてInfoSphereのDNSに登録することによりDNS権限が委譲されます。登録は、DNSサーバのF.Q.D.N.で登録します。
InfoSphereのご契約により、登録されたネットワークアドレスのみ設定を行います。(1契約1設定)
F.Q.D.N.(Fully Qualified Domain Name)=ドメイン名を含むサーバのフルネーム(ex.dns1.hogehoge.co.jp)
ネットワークアドレス=IPアドレス空間を表します。サブネットマスクも付加して表示するので、1行でアドレス空間(アドレス数)がわかります。登録されたアドレス空間の1番目のIPアドレスと一致します。 - 4.ルートネームサーバーの登録
- ルート・ネーム・サーバに対するDNSの登録はこちらからご依頼できません。ルート・ネーム・サーバに対するDNSの登録は、当該ドメイン名を管理する「レジストラ」または「指定事業者」にご依頼ください。
- 5.ゾーン転送の取得エラー
- 当社「ns2.sphere.ad.jp」にてセカンダリDNSの設定を実施した場合でも、3ヶ月間ゾーンの取得ができなかったゾーン(正引き、逆引き) については、セカンダリDNSの設定が無効となり、ご案内なく設定が解除されます。セカンダリDNSの設定をご依頼した場合は、常に「ns2.sphere.ad.jp」へのゾーン転送ができる状態を維持していただくようご注意ください。また、プライマリの情報が変更になった場合は、改めてご依頼ください。
InfoSphereのサーバで設定を行わない項目
正引き情報を設定したお客さまDNS情報のレジストリ登録「お客さまDNSのルート・ネーム・サーバ」への登録
正引きDNSの権限委譲(delegation:デリゲーション)(※6)
上記項目につきましては、トップ・レベル・ドメイン(※7)を管理するネームサーバにお客さまドメイン名を設定したDNS情報を登録する作業です。 InfoSphereのDNSへの登録はございませんので、別途当該ドメイン名を管理する「レジストラ」、「指定事業者」といわれる代行業者(ドメイン名登録・管理事業者)へご依頼ください。
当社のドメイン名登録・管理サービス「名づけてねっと」で管理しているドメイン名はこちらからDNSの登録が可能です。「名づけてねっと」で登録、事業者変更したドメイン名はすべてこちらからご依頼ください。
他の「レジストラ」または「指定事業者」からNTTPCのドメイン名登録・管理サービス「名づけてねっと」へ管理業務を変更することができます。「レジストラ変更」、「指定事業者変更」はこちらから可能です。
用語解説
- ※1 逆引きDNSの権限委譲
- IPアドレス情報(=逆引きゾーン(※5)といいます。IPアドレスに対して名前を記述した対照表になっています。)を設定したお客さまDNSをインターネット上に告知するために、InfoSphereのサーバにそのDNSの名前を登録することです。割当られたIPアドレスに対して、名前情報を返すDNS である権限を、上位DNSからお客さまDNSに移管することから、「逆引きDNSの権限委譲(デリゲーション)」といいます。
- ※2 正引きDNSのセカンダリ設定
- ドメイン情報(=正引きゾーン(※3)といいます。ドメインに所属するホストにつけた名前に対して、IPアドレス等の情報を記述した対照表になっています。)を設定したDNSは負荷分散、バックアップの目的に2つ以上のDNSを持つことがインターネット世界では推奨されています。お客さまで2つ以上の DNSを持つことができない場合、お客さまが登録した正引きゾーンをマスターとし、InfoSphereのDNSでコピーを保有する(スレーブ)設定を行います。セカンダリ設定後、お客さまのDNSにおいて該当ゾーンの情報を変更した場合、InfoSphereのDNSからのゾーン転送要求により、変更後のマスターをコピーして、同様のレコードを持つことになります。
- ※3 正引きゾーン
- 文法に基づいて記述されたドメイン名の情報です。ドメイン名に属するホスト名に対して、IPアドレス等の情報を記述します。 イメージ(サンプル)
- ※4 逆引きDNSのセカンダリ設定
- IPアドレス情報(=逆引きゾーン)を設定したDNSは負荷分散、バックアップの目的に2つ以上のDNSを持つことがインターネット世界では推奨されています。お客さまで2つ以上のDNSを持つことができない場合、お客さまが登録した逆引きゾーンをマスターとし、InfoSphereのDNSでコピーを保有する(スレーブ)設定を行います。セカンダリ設定後、お客さまのDNSにおいて該当ゾーンの情報を変更した場合、InfoSphereのDNSからのゾーン転送要求により、変更後のマスターをコピーして、同様のレコードを持つことになります。
- ※5 逆引きゾーン
- 文法に基づいて記述されたIPアドレスの情報です。ネットワークに属するIPアドレスに対して、その名前等情報を記述します。 イメージ(サンプル)
- ※6 正引きDNSの権限委譲
- ドメイン情報(=正引きゾーン)を設定したお客さまDNSをインターネット上に告知するために、トップ・レベル・ドメインを管理するルート・ネーム・サーバに当該ドメイン名に対するDNS情報を登録することです。ドメインに所属するホストにつけた名前に対して、IPアドレス等情報を返すDNSである権限を、上位DNSからお客さまDNSに移管することから、「正引きDNSの権限委譲(デリゲーション)」といいます。ドメイン名を登録・管理する登録・管理事業者(レジストラ、指定事業者)へご依頼いただくこととなります。
- ※7 トップ・レベル・ドメイン
- 「.jp」、「.com」、「.net」など、ドメイン名を構成する文字列のドットで区切られた一番右にある文字列のドメインです。
利用料金
ご利用料金は無料となります。
お申し込み方法
オンラインにてお申し込みいただけます。
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