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清水成駿のジャイロボール

2012年11月4日 更新

【アルゼンチン共和国杯】初重賞勝ちのお膳立ては整った

実績最上位のHギュスターヴクライは先天的に腰が重い。これが相撲なら結構なことだが、競馬では有難くない。デビュー4戦目に未勝利を勝ち、昨秋も休み明けから3,3,3,2着で5戦目にようやく1000万を卒業している。その後、G2を勝ち天皇賞5着の躍進ぶりは周知の通り。が、如何せん3着の後に3着というのは食い足りない。
さらにギュスターヴクライの全5勝も振り返ってみたい。時期は年を跨いで12〜3月の厳寒期に限定。それこそ氷見の寒ブリのよう。水や空気が肌に痛いくらいにならなければ脂が乗り切らない体質なのか。それでも叩いて上昇はしている。ここも3着外しはないはずだが「頭」の確約はできない。
58キロの重ハンデを含めて同馬のウイークポイントをつけば、(1)立ち回りの巧さ、(2)同馬を凌ぐ決め手の鋭さ、の2つしかあるまい。

行き着くところは双方を兼備したCルルーシュ。舞台は[3.1.0.0]の東京でハンデは据置56キロ。絶好の追い切りとあわせ、初重賞勝ちのお膳立ては整った。
前走のオールカマー(4着)は内を器用に捌いたものの、最終的には窮屈な内枠と重馬場がこたえた。力負けといえまい。準OP〜OPの2着2回も共にさらに内をこじ開けられた言わば蹴たぐり。これがイン捌きのヨコテンであったらと思うが、今回はその横山典
懸念があるとすれば距離だが、2600の札幌日経OPをレコード勝ち。それもラスト4F11秒台を並べ、最速34秒6で上がった馬である。もたないのが不自然。

相手本線はあえて2着3着のギュスターヴクライを3番手に、秀でた鋭さでFムスカテール。掲示板外しもあるが、嵌れば頭で突き抜ける破壊力を持っている馬。◎と○を並べて大いに悩んだ。
右回りでは内にモタれても左回りは実にスムーズ。近3走はその左回りで1000万を卒業、以降、新潟記念(5着)→オクトーバーS(1着)と結果も残した。ことにここ2戦は共に上がり32秒9と破壊力倍増。緩く流れそうな展開を考えるとこの決め手は大きな武器。さらに同コース&距離のオクトーバーS勝ちもゲンがいい。近くは08年スクリーンヒーロー⇔ジャガーメイル、古くは99年マーベラスタイマー⇔マリアジュダムール、この組のワンツーが2度もある。G1狭間のハンデ戦だけにG2の壁はそう厚くないのだろう。

特注に京都大賞典(2着)で明かりが見えたGオウケンブルースリ。峠を越したとはいえG1ホース。昨年の2着からさらに0.5キロ減の58キロも有利。照れることなく堂々とシルバーシートをぶんどればいい。

連穴の筆頭に2連勝の中身が濃いBマイネルマーク。時計も優秀。あとは鞍上が乗り慣れない2500で長丁場の駆け引きができるかどうか。これにほんの少々、上がり馬Jオーシャンブルーと、一頓挫あった天皇賞馬@ビートブラックを押さえたい。


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