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【プロ野球】

延長10回、中田が決勝犠飛 「気持ちで打った」

2013年3月9日 紙面から

◇WBC 2次ラウンド・台湾戦 日本4−3台湾

台湾−日本 10回表1死二、三塁、勝ち越しの左犠飛を放つ中田(浅井慶撮影)

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 翔が決めた。3−3の延長10回1死二、三塁。中田が林〓豪から左中間へ大飛球。左犠飛となるのが分かったナインがベンチから飛び出す。阿部が、相川が、こぶしを突き上げ歓喜のポーズ。松田が三塁から小躍りして勝ち越しのホームを踏んだ。

 「気持ちで犠牲フライを打った。先輩方が回してくれたチャンス。それまでチャンスをつぶして申し訳なかったので、何とか点を取りたかった。ホントはもっと大きいのを打ちたかったが、きょうはこれでヨシとします」

 奇跡の勝ち越しに、東京ドームのスタンドでウエーブが起こる。歓喜の渦がスタンドを巻いた。中田が、その裏レフトの守備につくと、スタンドから起きる大きな「中田」コール。思い切り手をあげて喜びを爆発させた。

 日本代表の宮崎合宿から一塁守備の練習も。「何でもいいから勝利に貢献する」と誓っていた。1次ラウンドでは初戦ブラジル戦こそ出番がなかったが、中国戦で4打数2安打1打点、キューバ戦では3打数2安打。1次ラウンドで7打数4安打の好調ぶりを見せていた。

 内野ゴロで一塁にヘッドスライディングする気迫もみせて、闘志あふれるプレーで侍ジャパンをけん引。歴史に残る戦いで野手最年少、23歳の若武者が、見事な役割を果たした。

 ※〓は羽のしたに廾

 

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