線路内ではねられ死亡　名鉄常滑線

　８日午後７時２０分ごろ、愛知県常滑市港町６の名鉄常滑線の踏切近くの線路内で、人が中部国際空港発名鉄岐阜行き特急電車にはねられ、全身を強く打って即死した。大人とみられ、常滑署で身元と線路内にいた経緯などを調べている。

　署によると、踏切は歩行者用で、警報機と遮断機付き。男性運転士（３９）が前方の線路上に人影を見つけ、急制動をかけたが、間に合わなかった。乗客・乗務員１１０人にけがはない。

　この事故で上下線２８本が運休、６本が最大３３分遅れ、４千人に影響した。

　名鉄常滑線では同日午後１１時半ごろにも、常滑市大野町の歩行者用踏切近くで、線路内にいた女性が常滑発太田川行き普通電車にはねられ、全身を強く打って即死した。乗客６人にけがはない。署が身元を調べている。

（中日新聞）