皆様、こんにちは。週も半ばを過ぎた頃、いかがお過ごしでしょうか?
さて先日の投稿でしばらく更新をお休みすると書かせて頂きましたが、昨日に注文しておいたウイルスバスター国際版の製品が送付されてきました。
そのためお知らせしましたように、ウイルスバスター国際版に関する投稿を行いたいと思います。
といいますか、正直に書きますと、ブログの更新はすでに生活の一部になっていますので更新しないと不安になってしまうの自分がおります。
さてそれでは本題に入りたいと思います。
>
ウイルスバスターパソコンをお使いになる方々にとっては、一度は聞いたことがある名前でしょう。知名度・販売本数共に、日本においてトップクラスを誇るセキュリティソフトです。
セキュリティ分野にあまり詳しくない人の中には、
セキュリティソフトの総称=ウイルスバスターと認識されている方もいるようです。
販売・製造元はトレンドマイクロという企業で、一応日本に本社を置く国際企業と言えばよろしいでしょうか。
本社が日本にあるためか、ウイルスバスターを日本製と思われる方も多いようですが、正確な意味での純日本製ではありません。
トレンドマイクロは日本企業じゃないんだよ創業者は台湾の方のようです。
またウイルスバスターは、2011年度版よりファイアウォールを廃止し、クラウド技術を採用した
ウイルスバスター・クラウドの名称で販売されるようになりました。
確かに日本での知名度・販売本数はトップクラスに位置しますが、製品のトラブルもまた多いことでも知られています。
ウイルスバスターのトレンドマイクロがマイクロソフト公式サイトを不正コード・マルウェア配布サイトとして規制していた事実が判明いじくるつくーるがウイルスバスターによりダウンロードブロックされる件誤検出という問題は、ウイルスバスターのみならず、その他のセキュリティソフトにもあります。しかしウイルスバスターの問題点は、トラブル後の対応に問題があるのですね。サポート体制の質が非常に低いと言うことが言えるのではないでしょうか。
それに販売イメージキャラクターは、仲間リサさんに続けて欲しかった…。もったいない…。さて以上のように、良くも悪くも知名度のあるウイルスバスターですが、皆様は以下のようなウイルスバスター製品をご存知でしょうか?
ウイルスバスタークラウド3PC/2013年版/1年間/国際版/Win8対応【枚数限定】★ウイルスバスタークラウド2012 【3年3ユーザー版】国際版 日本語・英語・中国語で使用可能! このように国際版と表記のあるウイルスバスターの商品です。この商品を販売するページには、以下のような言葉が並んでいることを目にします。
・商品自体が正規品であると言うこと
・ウイルスバスター日本語版と同一の内容であるということ
・海外版であるが、日本語にて使用することが出来ると言うこと↑
このような言葉ですね。しかしこの上記の言葉は、はたして信用できるものなのでしょうか…。
以下の事例をご覧ください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1097583580http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1397448703http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1096537250http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1194477081少なくとも販売元のトレンドマイクロによれば、ウイルスバスター国際版という名称の製品はないということです。
またこの商品に関して言えば、共通しているのが、通常日本のトレンドマイクロより販売されているウイルスバスターと比較して明らかに価格が安いと言う点ですね。
価格.com通常は3年版で9000円~12000円する製品が、驚くほど低価格で販売されていると言う点です。
そこでこのウイルスバスター国際版として販売されている商品を考えていくと、大きく分けて2つに分けることが出来ると思います。
1、ウイルスバスター海外版(主に中国語版)の正規品に日本語化ツールと称するものを付属して販売する
2、ウイルスバスターのOEM品及び完全に不正なシリアルキーを販売する以上のような2つです。1に関しては正規品ではあるが、海外版の製品であるために、もちろん日本のトレンドマイクロのサポートを受けることが出来ません。また日本語化ツールなるものによる日本語化がプログラムの改変に当たることがないのか疑問です。またもともと、海外版のプログラムを無理やりに日本語化したことによる製品自体の正常な動作は誰も保証してくれませんね。
2に関しては完全な違法です。特にこのパターンに多いのが
シリアルキーのみを販売すると言う形態です。OEM形態のライセンスキーを販売することは、ライセンス規約に違反することになりますし、不正なシリアルキーを販売すると言うことにおいては、もはや言語道断ですね。
以上のようにウイルスバスター国際版の購入にはリスクが伴うということをよくご理解ください。
価格が安いからといって安易な気持ちで購入し、購入後にトラブルになることがないようによく注意しながら購入の検討を行ってください。
それでは僕が実際に購入しました商品について、日本語化を含めたレビューを載せていきたいと思います。
まず購入した商品の説明から行いますと、僕が購入した商品は先ほど書かせて頂いた1に該当する製品です。
購入先はアマゾンで、国際版という表記はありませんが、以下の商品になります。
ウイルスバスター2013 クラウド 3年版3PC Win&Mac対応 日本語でインストール可能 輸入版並行輸入品のウイルスバスター中国語版に、日本語化ツールが付属する商品ですね。実際に購入後に送付されてきました商品をご覧ください。
発送方法はヤマト運輸のメール便でした。中に入っていたのは、商品のウイルスバスター中国語版と日本語化ツールが入っているCD-ROMです。
実際にCD-ROMに入っていた日本語化ツールは以下です。なお名称は変更しています。
インストール方法のマニュアルとツールですね。さすがにCD-ROMに関しては疑うわけではないですが、ウイルス検査です。
日本語化ツールマニュアル↑
検出ゼロですね。次に、ウイルスバスター中国版について日本語の体験版にて認証できるか試してみました。
当然のことながら、認証は行えませんでした。そこでマニュアルを参照しますと、ウイルスバスター中国語版ですが、英語版での認証が可能と言うことでした。
日本ではウイルスバスタークラウドという製品名ですが、今回購入したウイルスバスターの正確な製品名は、英語版で言いますと以下のようです。
Trend Micro™ Titanium™ Maximum Security そこで上記サイトより体験版をダウンロードし、認証を行ったところ確かに認証可能でした。以下、英語版でのインストール手順です。なお手順には認証をしない体験版でのインストールということをご了解ください。
まずは上記サイトよりダウンロードした体験版を起動します。
シリアルキーを入力する画面です。
trial versionを選択しますと体験版としてインストールすることが出来ます。
赤線の部分は使用状況をトレンドマイクロに送信する(個人情報は含みません)という項目です。
インストールの完了画面です。メールアドレスの入力は任意のようですね。なお、先のシリアルキー入力画面にてシリアルキーを入力しますと、この画面が個人情報の入力画面になります。
この画面です。入力する項目は主にメールアドレスと名前、電話番号ですね。なお画面下の
Receive~という項目は、トレンドマイクロからのニュースを受け取るということのようです。
上記は入力した個人情報の確認画面とシリアルキーの有効期限等の画面です。
インストールが完了しますとまずこの画面が表示されました。
赤枠の部分にチェックを入れますと、以後表示されません。
これでインストールは完了しました。
さて一方、英語版でのインストールが行えることがわかりましたが、実際の日本語化はどのようになるのでしょうか。
それは先ほどのウイルスバスター中国版と共に送付されてきましたCD-ROM内の日本語化ツールを、ウイルスバスターをインストール後に適用することで日本語化出来るようです。
しかし、ここで疑問が一つ。
>
日本語化ツールで日本語を適用できることはわかりましたが、セキュリティソフトは毎年1度、製品自体のバージョンアップがあります。仮に製品自体のバージョンアップが行われた場合は、バージョンアップ後のプログラムの日本語化はどうなるのか? ↑
上記の疑問です。もちろん今回僕が購入した製品についても、海外版ですからプログラムアップデートも海外版でということになります。
つまり製品自体のバージョンアップを行ってしまえば、その後は海外版の言語で使用するしかないということになってしまいますね。それから日本語化ツールと共に入っていましたマニュアルには、日本語化について以下のような記述もあります。
もともと海外版のプログラムを無理やりに日本語化するわけですから、日本語化後の製品の正常な動作保証はないということでしょうか。
そこでCD-ROMに入っていました日本語化ツールについて、少々調べさせてもらいました。結果としては中身として、ウイルスバスター日本語版で使われているランゲージファイルが収納されていました。
つまり海外版のプログラムのランゲージファイルを、日本語ランゲージファイルにて置き換えると言うことなのですね。
そして置き換えるフォルダがわかれば、実はウイルスバスター海外版を手動で日本語化することも可能なのです。方法としては、ウイルスバスター日本語版のインストールフォルダを利用する手段ですね。
上記のフォルダです。次に実際に手動による日本語化した画像を見てください。
上記は今回購入した製品を、日本語化ツールを参考に僕が手動で日本語化したものです。この手動での日本語化を覚えることが出来れば、毎年の製品アップデートの際にも日本語化出来るようになりますね。
もちろん正常な動作保証はありませんが。
なおこの投稿では詳細な手動による日本語化の手順は省かせていただきます。仮に間違えますと製品自体が起動しなくなる場合もありますので。
以上にてレビューは終了です。
さて皆様、いかがでしたでしょうか?
皆様は今まで書いてきたような作業を行ってまで、購入したいとお考えになられますか?
安いものには安いものなりのリスクが存在します。左記の点をよくご理解した上で、それでも購入したいと考えるのであれば購入されても問題はないと思いますが、よくわからずに理解しないまま購入すると言う行為は辞めたほうがいいでしょう。
ウイルスバスターの購入に限ったことではないですが、ネット上にて買い物をする際は十分にご検討なさってください。
それでは本日の投稿は以上です。
【2013年3月8日 追記】 手動による日本語化の手順についてこの記事を投稿してから、手動による日本語化の方法を教えてほしいというコメントを頂きました。ある方にはメールまで頂きましたので方法を載せておきます。
ただし先の記事でも書かせていただきましたが、日本語化は自己責任です。手動にて日本語化したことによる弊害について、当ブログでは責任を負えません。
また僕自身も、一昨日に日本語化したばかりで製品自体が今後正常に動作していくか否かはわかりません。
手動による日本語化については、上記のことをふまえ自己責任にて行える方のみがお試しください。
それでは、以下に方法を載せていきます。なお手動による日本語化の手順のなかで用います、画像はwindows7 64bitでの検証です。ご了解ください。
まず手動による日本語化を行うためには、ウイルスバスター日本語版のインストールフォルダが必要となります。
ウイルスバスター クラウド 30日無料体験版上記より日本語体験版をダウンロードしてください。
次にダウンロードしたウイルスバスター日本語版を、一度お使いのPCにインストールします。なおすでに、ウイルスバスター海外版をご使用されている方は、一度左記をアンインストールし、ウイルスバスター日本語版をインストールしてください。
ウイルスバスター日本語版を体験版としてインストールする場合、上記のインストール画面にて必ず
赤枠にチェックを入れてください。
そしてインストールが完了しましたら、今度はCドライブにあるウイルスバスターのインストールフォルダにアクセスします。
>
C:\Program Files\Trend Micro↑
上記の画像のフォルダです。これを右クリックしてコピーを選択し、どこか適当な個人フォルダ等に貼り付けてください。
これでウイルスバスター日本語版のインストールフォルダを入手することが出来ました。インストールしましたウイルスバスター日本語版はアンインストールしてください。
次に購入したウイルスバスター海外版をインストールしてください。ウイルスバスター海外版のインストール手順については、左記の記事をご覧ください。
なおオンラインショップ等で販売されていますウイルスバスター国際版(海外版)は、おそらく大半が中国語版と思います。しかし左記は英語版でも認証可能なようなので、インストール時は英語版でインストールを行ってください。
ウイルスバスターの英語版のダウンロード先は、購入したショップより付属されてくるマニュアルをご参照されるようにしてください。
この投稿で使用しているのは、US公式サイトのTrend Micro™ Titanium™ Maximum Securityの体験版です。なおダウンロードするセットアップファイルによっては、インストールフォルダ内のフォルダが微妙に変化している場合もありますのでご了解ください。
それでは購入されましたウイルスバスターのインストールが終了しましたら、まずはインストールしたウイルスバスターを一時停止します。
タスクバーにあるウイルスバスターのアイコンを右クリックして
EXITを選択します。
次にウイルスバスターを一時停止しましたら、先のようにインストールフォルダにアクセスします。
>
C:\Program Files\Trend Micro同じように先にコピーしておいたウイルスバスター日本語版のインストールフォルダも開いてください。上記画像では左がウイルスバスター日本語版のインストールフォルダ、右がウイルスバスター英語版のインストールフォルダです。
日本語化の作業とは日本語版のインストールフォルダより、日本語ランゲージファイルを右のウイルスバスター英語版のランゲージファイルと置き換えていく作業になります。
くれぐれも間違えないように慎重に行ってください。
まず置き換えていくフォルダは大きく分けて2つです。
>
Titanium>
UniClientそれでは置き換えるファイルについて記載していきます。
1、
まずはコピーしておいた日本語版のインストールフォルダより、
>
Trend Micro\Titanium\Shortcut\JA-JP上記のフォルダ内のファイルを、以下の英語版のインストールフォルダにコピーして置き換えます。
>
C:\Program Files\Trend Micro\Titanium\Shortcut\EN-US2、同様に、
>
Trend Micro\Titanium\UIFramework\Toolbar\Resourceここでは上記のフォルダ内にある
JA-JPというフォルダごと、以下の英語版のインストールフォルダにコピーして置き換えます。
>
C:\Program Files\Trend Micro\Titanium\UIFramework\Toolbar\Resource3、同様に、
>
Trend Micro\Titanium\WTP\JA-JP上記のフォルダ内のファイルを、以下の英語版のインストールフォルダにコピーして置き換えます。
>
C:\Program Files\Trend Micro\Titanium\WTP\EN-US4、同様に、
>
Trend Micro\Titanium
ここでは上記のフォルダ内にある
wwwというフォルダごと、以下の英語版のインストールフォルダにコピーして置き換えます。
>
C:\Program Files\Trend Micro\Titanium5、同様に、
>
Trend Micro\UniClient\UiFrmwrk上記のフォルダ内の以下のフォルダとファイルを、以下の英語版のインストールフォルダにコピーして置き換えます。
>
Trend Micro\UniClient\UiFrmwrk\1 (フォルダごと)>
Trend Micro\UniClient\UiFrmwrk\1700 (フォルダごと)>
Trend Micro\UniClient\UiFrmwrk\1710 (フォルダごと)>
Trend Micro\UniClient\UiFrmwrk\2147483647(フォルダごと)
>
Trend Micro\UniClient\UiFrmwrk\UIProfile.cfg(ファイル)
↑
上記のフォルダとファイルを、以下の英語版のインストールフォルダにコピーして置き換えます。
>
C:\Program Files\Trend Micro\UniClient\UiFrmwrk以上で日本語化の作業は終了です。なお置き換えの際に、
このような画面が表示されましたら、
赤枠をクリックしてください。
そして作業が終わりましたら、スタートメニューよりウイルスバスターを起動してください。
うまくいけば、上記のようになります。
何度もいいますがくれぐれも自己責任でお願いいたします。
それでは以上です。
- 関連記事
日本語版インストールCDの内容は投稿内容と少し違っています。
英語版のインストールは出来たのですが、日本語でないので困っています。
手動による日本語化の手順を投稿していただきませんでしょうか?。