情報セキュリティ企業のデジタルアーツは2012年7月12日、親子の携帯電話とスマートフォンの利用実態に関する調査結果を発表した。全国の10~18歳の子供600人とその保護者600人を対象として調査をしたもので、親子でスマートフォンの利用実態に大きな差があることを示した。
調査によると「スマートフォンを使用している」という比率は親は36.1%であるのに対して子供は30.6%と低い。一方で「未使用だが利用したい」という比率は親が42.1%に対して子供が56.8%と高かった。
スマートフォンの利用者の中で、使用しているアプリを聞くとTwitterは親が18.5%で子供が38.3%。LINEは親が20.4%で子供が42.1%といずれも子供の方が高かった。
携帯電話あるいはスマートフォンを利用している子供のフィルタリング機能の利用状況では、携帯電話などを使っている子供が39.2%であるのに対して、スマートフォンを利用している子供は23.8%と低かった。携帯電話やスマートフォンにフィルタリングが必要だと考える比率は親が45.6%で、子供は26.7%だった。
発表会では弘前大学教育学部の大谷良光教授が講演し、「スマートフォンを利用する上では3G(第3世代携帯電話)と無線LANで異なるフィルタリングのツールが必要となる。その認知が進んでいない」と説明。有害情報へのアクセスを防ぎ、個人情報の漏洩やネット詐欺などの被害に遭わないために教育者や保護者に対する認知を広げていくことが大切と説明した。
(日経パソコン 松元英樹)
[PC Online 2012年7月12日掲載]
デジタルアーツ、スマートフォン、LINE、Twitter、フィルタリング
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