PM2.5が県内でも… 幼稚園ではマスク着用も
2013年03月07日 20:08
健康への影響が懸念される大気汚染物質・PM2.5。
郡山市と会津若松市では、1時間あたりの観測ではこれまでで最も高い値が観測されました。
環境省の基準では、外出を控えるといったレベルではありませんが、それでも、幼稚園などではマスクをして帰るといった対策がとられています。
工場や車の排気ガスによる深刻な大気汚染が問題となっている中国。
その中国から飛来したとされるのが微小粒子状物質PM2.5。
そのPM2.5の断面を髪の毛やスギ花粉と比較した画像では、髪の毛やスギ花粉より小さいことがわかります。
呼吸器系の奥深くまで入り、ぜんそくなどの原因になると言われています。
環境省の定める環境基準では、1日の平均値で1立方メートル当たり35マイクログラムとされています。
70マイクログラムを超えると予測される場合には、健康に影響を与える可能性があるとして、都道府県が住民に対して不要な外出を控えることなどを呼びかけます。
実際、熊本県ではおととい、全国で初めて、外出を控えるなどの注意が呼びかけられました。
そんな中、きょう、郡山市と会津若松市では、1時間あたりの観測ではこれまでで最も高い値が観測されました。
郡山市では一時的に1立方メートル当たり37マイクログラム、会津若松市では41マイクログラム観測されています。
外出を控えるなどの注意は呼びかけられませんが、やや高い値です。
きょう、ゴジてれChu!が郡山市内の幼稚園へ向かうと、帰り際の子どもたちにマスクを2枚重ねてつけるよう呼びかけていました。
2枚重ねのマスクに子どもたちも困惑していました。
一方、親も…。
*保護者インタビュー
「もうびっくりでしたね。西日本側が結構(基準値を)超えてたのは知っていたんですけど」
もちろん、対応する幼稚園も戸惑いを見せます。
*エムポリアム幼稚園・平栗光弘園長インタビュー
「九州は来たかという考えでいたが、東北にはもう少し3月の下旬かなと言う思いはあった。それがこんなに早く来て、驚いている」
PM2.5、県内でも注意が必要です。
震災被害の常磐自動車道 復旧工事現場を報道陣に公開
2013年03月07日 20:07
おととしの震災で道路の一部が崩れるなどして、いまも通行止めが続いている常磐自動車道の復旧工事が、きょう、報道関係者に公開されました。
公開されたのは、常磐道の広野インターチェンジと常磐富岡インターチェンジの16.4キロの区間です。
この区間は、震災で道路の一部が崩れたり、原発事故の警戒区域に入るため、いまも通行止めが続いていて、復旧に向けた工事が行われています。
ネクスコ東日本では、被害の大きい13か所について、去年の1月から復旧工事を進めていて、現在、全体の15%ほどを終えています。
ネクスコ東日本では、この復旧工事と平行して、道路の除染を進めながら、2013年度中の再開通を目指しています。
“震災で苦しむ福島の力に” 福島県立医大で合格発表
2013年03月07日 20:06
福島県立医科大学で、きょう、前期日程試験の合格発表が行われました。
午前10時に合格者の番号が張り出されると、会場に訪れた合格者やその保護者が喜びをかみしめていました。
*県内出身合格者インタビュー
「福島は震災で苦しんでいる中、ちょっとでも力になれれば。患者と真摯に向き合えるような医師になりたい」
医学部の前期日程試験では、308人が受験し68人が合格しました。
大学では、深刻な県内の医師不足を解消するために、卒業後9年間、県内の病院で勤務することが条件の「地域枠」の定員を去年から5人増やしました。
震災後、大学では、被ばく医療に必要な基礎知識を学ぶ講義を必修にするなど、原発事故を経験した福島医大ならではの講義もあります。
後期日程試験は12日に行われ、合格者たちは、来月3日の入学式に臨む事になります。
裁判員裁判・会津美里町の強盗殺人 被告、犯行当初からの殺意否定
2013年03月07日 20:05
去年7月に会津美里町で起きた強盗殺人の裁判員裁判。
争点となっている「殺意の時期に」ついて、被告は「できれば殺したくなかった」などと述べ、犯行当初からの殺意を否定しました。
強盗殺人などの罪に問われているのは、住居不定、無職の高橋明彦被告です。
去年7月、会津美里町の遠藤信広さん宅に侵入し、自宅にいた夫婦2人を殺害し、現金とキャッシュカードを奪ったとされています。
争点となっている「殺意がいつ生じたのか」について、検察側は「金品の要求に応じなかったとき殺意が生まれた」と主張しています。
一方で、高橋被告は、裁判官から「もみあいのときに初めて殺意を覚えたのか?」との質問に対し、「はい」と答え、検察側に反論、「できれば殺したくないと思った」など、当初からの殺意を否定しました。
*高は旧字体、橋は異体字
インフルエンザ 流行のピーク超える
2013年03月07日 20:04
流行のピークは超えたと見られます。
県が76の医療機関で行っている定点調査によりますと、今月3日までの1週間に報告されたインフルエンザの患者の数は649人と、2週連続で1,000人を切りました。
患者の数が減ったのは5週連続で、ひとつの医療機関当たりの患者数は8.54人と、注意報レベルの10人を切り、流行はピークを超えたと見られます。
ただ、郡山市などでは前の週よりも少し増えていることから、県では予防対策を怠らないよう呼び掛けています。
県立高校入試 II期選抜行われる
2013年03月07日 11:53
県立高校の一般入試に当たる「II期選抜」の試験が、きょうそれぞれの高校で一斉におこなわれています。
「II期選抜試験」は、全日制・定時制合わせて95の県立高校で午前9時から行われています。
このうち郡山市の安積高校では、288人の定員に対して318人の受験生が、緊張した面持ちで試験に臨んでいます。
ことしのII期選抜には、去年の1万1,558人より600人あまり少ない1万910人が志願しているということです。
きょうは学力検査があり、一部の学校ではあすにかけて面接が行われます。
合格者は今月14日の木曜日に発表されます。
第一原発2号機ロボット調査 損傷部分の確認はできず
2013年03月07日 11:52
東京電力は、第一原発2号機で汚染水が漏れている場所を特定するためロボット調査を実施しましたが損傷部分の確認はできませんでした。
調査は4足歩行のロボットと小型の車を使って行われ、格納容器と圧力抑制室を結ぶ8本ある配管を1本ずつ調べて行きました。
きのうまでに、小型の車に搭載されたカメラで8本中4本の調査が終わりましたが、汚染水が漏れている場所の特定はできなかったということです。
去年はロボットのトラブルで調査が中断していましたが、今回は動いているということで、残る4本の調査についても、来週、予定通り行われることになっています。
栃木県に自主避難している人を対象 内部被ばく検査を実施
2013年03月07日 11:51
県は、栃木県に自主避難している人を対象に、ホールボディカウンターによる内部被ばく検査を実施します。
県外に自主避難している人の内部被ばく検査は、避難先の都道府県の医療機関などに委託されています。
専用の検査機器が少なく、十分とは言えない状況です。
今回は、栃木県の協力で、ホールボディカウンターを搭載した県の車を派遣して、検査を行うことになりました。
栃木県には3,000人ほどの県民が自主避難していて、今月中旬から7日間の予定で、400人ほどを検査する予定です。
県は、他の地域でも自主避難者の検査を進める方針です。
日中になって暖かく 4月上旬並みの陽気に
2013年03月06日 19:03
けさの県内は冷え込みましたが、日中になって暖かくなり、4月上旬並みの陽気になったところが多くなりました。
けさは放射冷却が強まり、最低気温は郡山で氷点下4.8℃、福島で氷点下2.6℃などと冷え込みました。
ただ、県内は高気圧に覆われて、午前中は青空が広がりました。
福島市内の花見山では、10時ころから徐々に暖かな日差しが注ぎ始め、多くの観光客が春の花を眺めに散歩に訪れていました。
きょう日中の各地の最高気温は、福島で14.9℃、郡山で12.5℃と、4月上旬並みの陽気になりました。