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法律・政治のスペシャリストとして
慶應義塾大学法学部は、名称のとおり「法律」と、法律をつくり実行する「政治」について学ぶ学部です。専門分野の学習は1年生の時から始まり、4年間これをしっかりと学ぶことで法律学・政治学のスペシャリストとしての力を身につけることをめざします。
法律学の講義
法律学科では、まず憲法・民法・刑法をしっかり学びます。それから将来の進路や興味関心に応じてさらにいろいろな法律を学びます。
| 導入科目 | 憲法、民法、刑法 など |
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| 基幹科目 | 行政法、経済法、会社法、労働法、民事訴訟法、国際法、刑事訴訟法、国際私法 など |
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| 展開科目 | 租税法、法医学、家族法、知的財産法、保険法、環境法、倒産法、外国法、民事執行法、法制史、刑事政策、国際取引法 など |
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法律学科では、法律家を育てることだけを目指しているのではありません. 司法・行政・ビジネスの現場で働き始めたとき、また日常の生活の中で必要とされる、社会現象を法律的にとらえる能力= リーガルマインドを育てることを目標としています。そのため、はじめに憲法、民法、刑法を学び、そこから基幹科目、展開科目へと、それぞれの興味関心に応じて専門性を深めてゆくカリキュラムになっています。基幹科目・展開科目では、国際取引法、知的財産法、環境法など社会的に注目されている新しい法現象に対応した科目を積極的に開講しています。法律学は決して一握りの専門家にしか理解できないものではありません。個別の問題に向き合い、人間社会のあるべき姿を描き出すための手段なのです。
法律学のゼミ
研究会（ゼミ）とは3・4年生の2年間、同じ担当教員のもとで行わる授業のことです。少人数でより深く専門領域を研究します。
外国語
語学は世界に向けて扉を開く鍵です。外国語の学習は文化の学習、人間の学習でもあり、それなくして国際交流もビジネスも学問研究もありません。語学には自信があるという人も、これから始めようという人も、多彩な言語と教授陣を擁する「日吉の語学」で、世界の多様性に向けて扉を開きましょう。
日吉で学べる外国語
英語、ドイツ語、フランス語、中国語、朝鮮語、スペイン語、ロシア語、イタリア語
人文科学
人間は考え、クリエイトしながら歴史をつくってきました。文化が社会をつくり、社会が文化を育てます。人間はなにをどのように思考し表現してきたのかを探究することは新しい現代社会を形成していく大きなヒントになります。
人文科学の科目
言語学、地域文化論、文学、歴史、科学史、論理学、倫理学、宗教学、哲学、音楽、漢文、美術、人文科学論、人文科学研究会、人文総合講座など。
自然科学
福澤諭吉先生は実際に確かめながら進んでいく「実学（サイヤンス）」の重要性を指摘しています。実学とは科学、特に実証科学です。「問いの発見」から「問いの答え」を導き出す科学の手法は法学に通じます。
自然科学の科目
物理学、化学、生物学、基礎数学、心理学、基礎統計学、自然科学特論、自然科学研究会、自然科学総合講座など。
副専攻
法学部では広範な知識の獲得や教養の育成を目的として、外国語科目、人文科学科目、自然科学科目など多くの科目を設置しています。とはいえ、知識や教養も体系的構築があってはじめて総合的視野の形成に至ることは言うまでもありません。例えば「地域文化論」がIからIVまであるといった具合に、知識を積み上げながら体系的に学習できるシステムになっています。さらに、3・4年次用に「人文科学研究会」「自然科学研究会」を設置し、1・2年次で学習してきた人文科学や自然科学の領域を継続して深められるようにしています。
そして、４年間体系的に学習してきた領域について一定の成果をおさめた場合「副専攻」として認定し、卒業時に「法学部副専攻認定証」を授与します。
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