白菜の浅漬けを原因とする北海道の腸管出血性大腸菌O(オー)157の集団食中毒を受け、全国の浅漬け製造施設を立ち入り調査した結果、87%で製造・加工過程で殺菌を実施した記録が残っていなかったことが1日、厚生労働省のまとめで分かった。厚労省は来週にも、塩素系溶液などを使った殺菌方法を新たに盛り込むなど漬物の衛生規範を改正する。
全国の自治体が8月29日~9月14日に2282施設を立ち入り調査した中間結果が、1日の厚労省の部会で報告された。施設は全国に約1万1500カ所あり、調査は10月末まで継続される。
厚労省によると、殺菌を実施した記録がなかったのは、調査項目の対象となった1991施設のうち1729施設で87%に上った。1991施設の75%にあたる1488施設は、衛生管理が適正に行われていなかった。
漬物の衛生規範は1981年に定められたが、浅漬けは加熱工程がないことから製造過程で十分な殺菌をすることができなかった。この日の部会で衛生規範の改正案が了承された。
北海道の集団食中毒では、これまでに8人が死亡している。
厚労省、浅漬け、厚生労働省
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