腸管出血性大腸菌O157に汚染された白菜の浅漬けが原因となった北海道の集団食中毒で、札幌市は7日、製造した岩井食品(札幌市西区)の工場で、工程の再現試験を行った。野菜の洗浄や消毒に問題がなかったかどうか調べるためで、結果は月内に公表する。
市によると、食中毒の原因は7月28日に漬け込んだ約300キロの浅漬け。白菜の前に約200キロのキャベツを同じ水槽で塩素消毒し、その後塩素を足していなかった。市は消毒液が薄まり、白菜の殺菌が不十分だった可能性があるとみている。
7日は試験冒頭が報道陣に公開された。白衣姿の市職員らは施設や調理器具の衛生状態を確認した後、従業員が白菜を包丁で切る様子をチェックした。厚生労働省や国立感染症研究所の職員らも立ち会った。8日までの2日間かけ、原因となった浅漬けと同量を同じ手順で製造して検査する。
市の担当者は「実際の作業状況を確かめ、どこに問題があったのか明らかにしたい」と話した。
食中毒では高齢者施設の入所者ら160人が発症し、4~102歳の7人が死亡した。〔共同〕
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