キャンプからオープン戦に突入し、疲れも蓄積する時期だが、入浴時にパワーを取り戻す。ロッテ時代からサポートを受ける「SEV」(健康器具などの製造・販売)から提供された100万円超の機器が相棒。特殊な電気エネルギーで体内環境を整えるモノだ。リラックス時間が、グラウンドでの仕事を支える。
今は結果より内容を重視する。とはいえ結果は申し分なし。ならば内容は? 「これ以上求めることありますか?」。報道陣を見渡し、ニヤリと笑った。
「開幕までまだまだある。過剰にならないように。優勝とかわからないので落ち着いていきましょう」。昨季は7勝16敗1分けの竜相手に、練習試合も含めて3連勝。周囲のワクワクは止まらない。 (恵濃 大輔)
★阪神の1番打者といえば
1960年代は吉田義男が長く務めた。その後は、名球会入りも果たした藤田平、さらに中村勝広、日本一となった1985年は34本塁打を放った真弓明信、その後も和田豊が務めるなど、いずれも後に阪神の監督になっている。
2003年には打率・340をマークし首位打者になった今岡誠が18年ぶりのリーグ優勝に貢献。その後は5年連続盗塁王の赤星憲広が、足もいかせる1番打者として活躍した。10年にはシーズン最多安打の214安打を放ったマートン。昨季は平野が開幕1番。その後、マートンや鳥谷、終盤は上本が務めていた。
(紙面から)