北海道の高齢者施設で発生した腸管出血性大腸菌O157の集団食中毒で、原因食品の白菜の浅漬けを製造した岩井食品(札幌市西区)が、野菜の消毒液の濃度をチェックしていなかったことが15日、札幌市関係者への取材で分かった。
2008年に濃度管理を徹底するよう市の指導を受け改善したが、その後、実態がなくなっていた。市は消毒液の濃度が低く、不十分だったとみて調べている。岩井食品の岩井秀憲監査役は「現時点ではコメントできない」と話している。
市関係者によると、市は08年10月の立ち入り検査で、濃度管理が十分でなかったため管理方法を見直すよう指導。岩井食品は09年1月、濃度を上げた上で「チェッカーで確認し、記録を付ける」とし、いったんは工程を改めた。だが市の9日の調査ではチェックの実態も記録もなく、同社は市に「確認していなかった」と認めたという。
厚生労働省監視安全課は「会社として安全性の確認や説明ができないのなら、食品衛生法上問題がある」としている。
集団食中毒では、約100人が症状を訴え、札幌市の高齢者施設に入所していた100歳代と80歳代の女性2人が死亡した。〔共同〕
岩井秀憲、集団食中毒
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