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目指せカラオケ100点 高得点を出す3つの技

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2011/12/9 7:00
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「マイク回し」と「腕振り」の裏技

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 「こんな裏技があります」と同社広報課長の関森英雄さんが明かしたのが「マイク回し」と「腕振りビブラート」。マイクを適度に離してくるくる回しながら歌うと、口とマイクの距離が変わって抑揚がつく。また、ガッツポーズした腕を上下に振れば体が震え、声にビブラートがかかるという。

 「これでもらった」。まず、簡単そうなマイク回しから挑戦する。曲調が変わるところでくるりと数回、回すと得点が上昇した。でも上乗せの点数はわずか。この技術で大量得点に結びつけるには、コツをつかむのが案外難しそうだ。

 効果的だったのが「腕振りビブラート」。音を伸ばすところで拳を上下に振ると、これまで出なかったマークが何度も出た。なんと84.7点だ。

 何度も激しく振っていると、腕が痛くなってきたものの、自然にビブラートをかけるコツが分かってきた。どうやら腹筋に力を入れて声を震わせると、腕を振らなくてもビブラートがかかるようだ。

 女性曲は思い切りキーを下げ、マイクを回し、音を伸ばすところでビブラートをかける――。実験を始めて2週間、延べ77曲歌ったが、力を尽くしてたたき出した最高点は86.3点。「90点以上出せれば上級レベル」(第一興商)というが、原稿の締め切りまでに90点を超えることはかなわなかった。

 関森さんは「機械は進化したとはいえ、人が聴いて『歌がうまい。感動する』という印象と、点数が一致するとは限らない。ゲームとして楽しんで」と慰めてくれた。

 審査員役の友人は最後に「いや、本当にうまくなったと思うよ」。この一言だけは、情けからきた言葉ではないと信じたい。

記者のつぶやき
 最初は「1人カラオケ」が何とも恥ずかしかったが、ほかの部屋をちらりと見ると、1人で歌っている人は案外多い。店員に聞くと、室料が割り引かれる昼間の客の大半が1人だという。「カラオケの練習に来る人もいますが、パソコンを持ち込んで仕事したり、休憩したりする人も多い」。そういえば東京都内に1人専用のカラオケ店ができたという。そこまで1人客が多いとは驚きだった。
(岩本隆)

[日経プラスワン2011年12月3日付]

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