| 高速自動車国道 (有料) | |
|---|---|
| 東名高速道路 | |
| 地図 | |
| 総距離 | 346.8 km |
| 開通年 | 1968年(昭和43年)- 1969年(昭和44年) |
| 起点 | 東京都世田谷区(東京IC) |
| 主な 経由都市 |
川崎市、横浜市、厚木市 静岡市、浜松市、岡崎市 豊田市、名古屋市、春日井市 |
| 終点 | 小牧市(小牧IC) |
| 接続する 主な道路 (記法) |
記事参照 |
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東名高速道路(とうめいこうそくどうろ、TOMEI EXPRESSWAY)は、東京都世田谷区の東京ICから、神奈川県、静岡県を経由し、愛知県小牧市の小牧ICへ至る高速道路(高速自動車国道)である。略称は東名高速(とうめいこうそく、TOMEI EXPWY)、東名(とうめい)など。法定路線名は第一東海自動車道である。また、アジアハイウェイ1号線 AH1 の一部である。
全区間を中日本高速道路(NEXCO中日本)が管理・運営している。隣接している中央自動車道・名神高速道路・新東名高速道路・新名神高速道路・東名阪自動車道・西名阪自動車道とともに、東京・名古屋・大阪の日本三大都市を結ぶ日本の大動脈となっている。名神と一体とした呼称で東名神と呼ぶこともある。
東京IC-厚木ICは大都市近郊区間であり、普通区間に比べて通行料金が割高になっている。
東京IC・横浜青葉IC・裾野ICの3箇所のICを除き、全てトランペット型ICとなっている。また台風接近時は高波の影響で下り線(名古屋方面)の富士IC-清水ICまでが度々通行止めになる。
東京ICから小牧ICまでの直線距離は248.4km[1]であるが、東名の延長距離は346.8kmと、約98kmも迂回している(東海道新幹線の東京駅-名古屋駅とほぼ同じ距離)。
毎年10月に2週間(土・日・祝日を除く)の工期で「東名集中工事」が行われている(後述)。
「東名高速道路」の名称は東京IC-小牧IC間の道路名であり、小牧IC以西の道路名は「名神高速道路」である。便宜上、名古屋IC-小牧ICを名神に含める場合もある。法令(国土開発幹線自動車道建設法の別表、高速自動車国道の路線を指定する政令の別表)による路線名は、それぞれ第一東海自動車道、中央自動車道西宮線である。また、中央自動車道西宮線は、東京都から西宮市までの一貫した路線であるため、小牧JCTから小牧ICまでは重複している。これは、逆にすると、高速自動車国道の路線11,520kmの内訳である第一東海自動車道(東名)347kmと中央自動車道西宮線(名神)465kmと合わなくなることからもわかる。
詳細は「新東名高速道路」を参照
「高速道路」という呼称を使用しているのは、現在、新東名・東名と新名神・名神のみであるが、これは東名・名神の計画・建設の進められる過程で広く民間において「高速道路」という通称が使用され、一般的に定着して馴染みがある名称となったという歴史的な背景を考慮し、例外的に採用されたものである[2]。このため、両道路それぞれを指して「東名自動車道」「名神道」と呼んだり、他の高速自動車国道を指して「中国高速道路」「東北高速」などとは呼ばない。ただし日常生活の場面において、しばしば沿線案内においては○○高速と呼ばれることもある。新東名、新名神についてはそれぞれ東名、名神に合わせた特例である。なお、中央道については開通当初「中央高速道路」と称していたこともあり、現在でも中央高速と呼ばれることがある(中央道日野バス停付近を並走する一般道路の看板には、中央高速と書かれている)。 新東名高速道路は東名と並行しながらもより短絡しており、御殿場JCT-三ヶ日JCTで新東名-(浜松いなさJCT)-引佐連絡路を利用した場合、従来の東名経由より約10kmの短縮になっている。複数ルートが選択出来る場合は最短ルートの通行料金が適用されるため、御殿場IC以東⇔豊川IC以西を相互に利用した場合は従来より通行料金が値下げされた。
また、2008年(平成20年)には新名神が部分開通した。これにより、豊田JCT-草津JCTで伊勢湾岸道-(四日市JCT)-東名阪道-(亀山JCT)-新名神を利用した場合、従来の東名・名神経由より34km・通常時で約20分の短縮になるため、愛知県豊田以東[3]と滋賀県草津以西とを移動する多くの自動車が新名神経由へシフトしている。東名においても、岡崎ICを過ぎると所要時間情報板(京都方面広域情報版)で草津JCTまでの両ルートでの所要時間を知らせている。
また、新東名においては台風などの高波による通行止めや大規模地震による路面点検などの通行止め等、現行の東名では常識的に行われていた処置を最小限にかつ迅速に対応して東西の物流確保に対応している。
新東名は、2012年4月14日に御殿場JCT-浜松いなさJCTが、東名と新東名接続道として浜松いなさJCT-三ケ日JCTが開通し、豊田東JCT-浜松いなさJCTが2014年、海老名南JCT(仮称)-厚木南(仮称)が2016年、厚木南(仮称)-伊勢原北(仮称)が2018年、伊勢原北(仮称)-御殿場JCTが2020年開通予定である。
| IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 東京 から (km) |
BS | 備考 | 所在地 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 首都高速3号渋谷線 大橋・渋谷・谷町方面 | |||||||
| 1 | 東京IC | 都道311号環状八号線 | 0.0 | 東京都 | 世田谷区 | ||
| - | 東名JCT | 東京外かく環状道路(2020年開通予定) | - | 計画中 | |||
| - | 宿河原JCT | 川崎縦貫道路(II期)(調査中) | - | 調査中 | 神奈川県 | 川崎市 | |
| - | 東京TB/向ヶ丘BS | - | 6.7 | ○ | |||
| 3 | 東名川崎IC | 市道野川菅生線 | 7.6 | ||||
| - | 江田BS | - | 10.5 | ○ | 横浜市 | ||
| 3-1 | 横浜青葉IC/JCT | 国道246号 横浜環状北西線(2021年度完成予定) |
13.3 | ||||
| - | 港北PA | - | 14.1 14.8 |
名古屋方面 東京方面 | |||
| 4 | 横浜町田IC | 国道16号(大和バイパス/保土ヶ谷バイパス) | 19.7 | ◆ | BSは1999年(平成11年)廃止 | ||
| - | 大和BS | - | 24.0 | ○ | 大和市 | ||
| - | 綾瀬BS/SIC | 県道42号藤沢座間厚木線 | 28.8 | ○ | スマートIC設置を検討中 2017年度供用を目指す[5] |
綾瀬市 | |
| - | 海老名SA | - | 31.3 | 海老名市 | |||
| 4-1 | 海老名JCT | 首都圏中央連絡自動車道 | 33.9 | - | |||
| 5 | 厚木IC | 国道129号 小田原厚木道路 |
35.0 | 厚木市 | |||
| - | 厚木BS | - | 36.7 | ○ | |||
| - | 伊勢原BS | - | 41.7 | ○ | 伊勢原市 | ||
| - | 伊勢原JCT | 新東名高速道路(事業中) | - | 2018年度開通予定 | |||
| 5-1 | 秦野中井IC/秦野BS | 県道71号秦野二宮線 厚木秦野道路(未事業化) |
50.1 | ○ | 秦野市 | ||
| - | 中井PA | - | 53.6 | 中井町 | |||
| - | 大井BS | - | 57.1 | ○ | 大井町 | ||
| 6 | 大井松田IC | 国道255号 県道78号御殿場大井線 |
57.9 | ||||
| - | 松田BS | - | 60.2 | ○ | 松田町 | ||
| - | 山北BS | - | 63.6 | ○ | 山北町 | ||
| - | 鮎沢PA | - | 71.9 72.5 |
下り線左ルート 上り線 | |||
| - | 小山BS | - | 75.5 | ○ | 下り線は左ルート | 静岡県 | 小山町 |
| - | 足柄BS | - | 79.2 | ○ | |||
| - | 足柄SA | - | 80.9 | スマートIC設置構想あり | |||
| 御殿場市 | |||||||
| 7 | 御殿場IC第二出入口 | 国道138号(御殿場バイパス) | 83.7 | 東京方面出入口 | |||
| 御殿場IC第一出入口 御殿場BS |
県道401号御殿場箱根線 | ○ | |||||
| 7-1 | 御殿場JCT | 新東名高速道路 | 88.3 | - | |||
| - | 駒門PA | - | 89.9 90.0 |
◆ | 名古屋方面 東京方面 | ||
| 7-2 | 裾野IC | 県道82号裾野インター線 | 93.8 | 裾野市 | |||
| - | 裾野BS | - | 95.5 | ○ | |||
| 8 | 沼津IC | 伊豆縦貫自動車道 県道83号沼津インター線 県道405号足高三枚橋線 |
103.3 | ○ | 沼津市 | ||
| - | 愛鷹PA/SIC | - | 105.9 | ○ | 2012年度、スマートICの設置許可[6] | ||
| - | 原BS | - | 112.2 | ◆ | |||
| - | 中里BS | - | 115.7 | ○ | 富士市 | ||
| 9 | 富士IC | 国道139号(西富士道路) | 121.5 | ○ | |||
| - | 松岡BS | - | 125.0 | ○ | |||
| 9-1 | 富士川SA/SIC | 127.5 | ○ | ハイウェイオアシス併設 | |||
| - | 蒲原BS | - | 133.1 | ○ | 静岡市 | ||
| - | 由比PA | - | 138.6 139.7 |
名古屋方面 東京方面 | |||
| - | 興津BS | - | 142.5 | ○ | |||
| 9-2 | 清水JCT | 新東名高速道路 | 146.4 | - | |||
| 10 | 清水IC | 国道1号(静清バイパス) | 147.8 | ○ | |||
| - | 日本平PA | - | 155.8 | ○ | |||
| - | 名称未定(スマートIC) | 静岡県道74号山脇大谷線 | - | 設置を検討中 2017年度供用を目指す[7] | |||
| 11 | 静岡IC | 県道84号中島南安倍線 | 161.8 | ○ | |||
| - | 日本坂PA | - | 171.5 171.6 |
東京方面 名古屋方面 |
焼津市 | ||
| 12 | 焼津IC | 県道81号焼津森線 | 173.6 | ||||
| - | 焼津西BS | - | 176.1 | ○ | |||
| - | 大井川BS | - | 181.0 | ○ | |||
| - | 大井川藤枝SIC | 焼津市道藤枝駅吉永線 | - | 事業中[8] 2016年3月末供用を目指す[9] | |||
| 13 | 吉田IC | 県道34号島田吉田線 | 185.6 | ○ | 吉田町 | ||
| - | 牧之原SA/牧の原BS | - | 194.5 | ○ | 牧之原市 | ||
| 13-1 | 相良牧之原IC | 国道473号 金谷御前崎連絡道路(金谷・相良道路/相良バイパス) |
197.0 | ||||
| 14 | 菊川IC | 県道37号掛川浜岡線 | 201.8 | ○ | 菊川市 | ||
| 14-1 | 掛川IC | 207.8 | ○ | 掛川市 | |||
| - | 小笠PA | - | 209.7 | ||||
| - | 岡津BS | - | 212.9 | ○ | |||
| 15 | 袋井IC | 県道61号浜北袋井線 | 219.4 | ● | 袋井市 | ||
| 15-1 | 磐田IC | 県道86号磐田インター線 県道283号横川磐田線 |
223.3 | 旧磐田原PA | 磐田市 | ||
| 15-2 | 遠州豊田PA/SIC | 225.2 | |||||
| - | 磐田BS | - | 226.2 | ○ | |||
| 16 | 浜松IC | 県道65号浜松環状線 | 230.0 | ▲ | 浜松市 | ||
| - | 浜松北BS | - | 233.5 | ○ | |||
| - | 三方原PA/SIC | - | 234.9 | スマートICの設置を検討中2016年度供用を目指す[10] | |||
| 16-1 | 浜松西IC | 県道65号浜松環状線 | 240.5 | ||||
| - | 舘山寺BS | - | 244.7 | ○ | |||
| - | 舘山寺SIC | 静岡県道320号引佐舘山寺線 | - | 設置を検討中2016年度供用を目指す[10] | |||
| - | 浜名湖SA | - | 247.9 | ○ | |||
| 17 | 三ヶ日IC | 県道85号三ヶ日インター線 県道308号鳳来三ケ日線 |
251.1 | ||||
| - | 三ヶ日BS | - | 255.0 | ○ | |||
| 17-1 | 三ヶ日JCT | 新東名高速道路 三遠伊勢連絡道路(調査中) |
255.8 | - | |||
| - | 新城PA | - | 261.1 | 愛知県 | 新城市 | ||
| - | 豊橋北BS | - | 262.3 | ○ | 豊橋市 | ||
| - | 豊橋TB | - | 本線料金所(検札所) 2007年5月31日廃止 | ||||
| 18 | 豊川IC | 国道151号 | 269.0 | ○ | 豊川市 | ||
| - | 赤塚PA | - | 274.0 | ||||
| - | 音羽BS | - | 279.1 | ○ | |||
| 18-1 | 音羽蒲郡IC | 国道1号 県道73号長沢蒲郡線(音羽蒲郡道路) |
280.2 | ||||
| - | 本宿BS | - | 285.4 | ○ | 岡崎市 | ||
| - | 美合PA | - | 289.7 | ||||
| 19 | 岡崎IC | 国道1号 | 293.4 | ○ | |||
| - | 名称未定(スマートIC) | 都市計画道路岡崎環状線 | - | 設置を検討中[11] | |||
| - | 岩津BS | - | 301.5 | ○ | |||
| 19-1 | 豊田JCT | 伊勢湾岸自動車道 | 304.1 | 豊田市 | |||
| - | 上郷SA | - | 305.8 | ○ | |||
| 20 | 豊田IC | 県道76号豊田安城線 国道155号(豊田南バイパス) |
310.8 | ○ | |||
| 20-1 | 東名三好IC/三好BS | 県道54号豊田知立線 | 315.8 | ○ | みよし市 | ||
| - | 東郷PA | - | 318.1 | 日進市 | |||
| - | 日進BS | - | 319.3 | ○ | |||
| 20-2 | 日進JCT | 名古屋瀬戸道路 | 322.3 | ||||
| 21 | 名古屋IC | 名古屋第二環状自動車道支線 県道60号名古屋長久手線 |
325.5 | ▲ | 名古屋市 | ||
| - | 旭BS | - | 329.5 | ◆ | 尾張旭市 | ||
| - | 守山PA/SIC | - | 333.6 | スマートICは事業中[8] 2014年度供用の見込み[12] |
名古屋市 | ||
| 22 | 春日井IC | 国道19号(春日井バイパス) | 337.6 | ◆ | 春日井市 | ||
| 23 | 小牧JCT | 中央自動車道 | 339.8 | - | 小牧市 | ||
| 24 | 小牧IC | 国道41号(名濃バイパス) 名古屋高速11号小牧線 |
346.7 | ||||
| 名神高速道路 米原・吹田・西宮方面 | |||||||
| 区間名 | 上り線 | 下り線 |
|---|---|---|
| 東京IC-横浜町田IC | 0 | 0 |
| 横浜町田IC-海老名SA | 1 | 1 |
| 海老名SA-大井松田IC | 0 | 0 |
| 大井松田IC-足柄SA | 9 | 2 |
| 足柄SA-富士川SA/SIC | 0 | 0 |
| 富士川SA/SIC-清水JCT | 5 | 5 |
| 清水JCT-静岡IC | 0 | 0 |
| 静岡IC-日本坂PA | 1 | 1 |
| 日本坂PA-三ヶ日IC | 0 | 0 |
| 三ヶ日IC-三ヶ日JCT | 1 | 1 |
| 三ヶ日JCT-新城PA | 1 | 1 |
| 新城PA-小牧IC | 0 | 0 |
| 合計 | 18 | 11 |
開通時には静岡IC-焼津IC間に小坂トンネル(長さ270m)が存在したが、同区間の改築工事に伴い日本坂トンネルに結合された。日本坂トンネル静岡側坑口からわずか60mしか離れておらず、連続性を持たせた方が安全性を確保出来ると判断されたため、この部分にシェードが造られ1本のトンネルとなった。
大井松田IC-御殿場IC間は上下線でかなり離れた所を通過するため、上下線のトンネル数も大幅に異なる。新規開設された上り線の方が7本も多くなっている。
当初は愛鷹局[15]以東や豊橋局以西などに限られていたが、新設や区間延長などにより他の高速道路よりもかなり多くの箇所でハイウェイラジオが放送されるようになり、現在では春日井IC - 小牧JCT間以外の全てのIC間で放送されている。また、場所によっては1つのIC間で複数箇所放送されている所もある。
豊川ICを境に東側は東京支社の川崎管制による独特のメロディで始まる放送形態、西側は名古屋支社の一宮管制による中京地区で汎用される4点チャイム+「こちらはNEXCO中日本です」で始まる放送形態に分かれている。かつては三ヶ日ICを境に分かれていたが、2012年4月14日の新東名高速道路の開通を機に三ヶ日IC-豊川ICの管轄が名古屋支社から東京支社へ移管されたことに伴い、ハイウェイラジオの放送形態も豊川ICを境に変更された。
一宮管制の放送区間では東名・名神以外にも中京地区、北陸地区、関西地区の多くの道路の情報が提供されるが、川崎管制の放送区間では基本的に東京IC - 小牧IC - 名神 草津JCT(名神ルート、新名神ルートの交点)と首都高速3号渋谷線・都心環状線・中央環状新宿線の情報のみである。また、川崎管制では少し先の道路障害情報を意図的に伏せるケースがある。これは当該区間に到達するまでに交通障害の解消が見込まれる場合になどにとられる措置とみられる。
なお、川崎管制については2011年10月に新東名高速道路開通を見越してシステムが改修され、音声が変更された上で2-3分毎に情報が提供される様になった。また、主要ICまでの所要時間情報に加え、新東名または連絡路に接続するジャンクションに近い局ではルート別に所要時間情報が提供される。但し、始まりのメロディは変更されていない。しかし、新システム導入により旧システム時にはなかった「システム障害」が発生するようになった。これは新東名も同様である。
また、2012年4月の新東名の部分開通と同時に、新東名に並行する御殿場 - 三ヶ日間ではハイウェイラジオ放送区間であることを知らせる「ハイウェイラジオここから」などの標識が取り外され、代わりに新東名と同様の電光掲示板が多数設置された。さらに、新規局も多数開設しており、中には既存局の区間を分離した上で区間延長を行い新規局とした箇所もある。
| 区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 |
最高速度 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 東京IC-秦野中井IC | 6=3+3 | 100km/h | |
| 秦野中井IC-大井松田IC | 80km/h | ||
| 大井松田IC-足柄BS | 7=3+4 | ||
| 足柄BS-御殿場IC | 6=3+3 | ||
| 御殿場IC-駒門PA | 100km/h | ||
| 駒門PA-蒲原TN | 4=2+2 | ||
| 蒲原TN内 | 80km/h | ||
| 蒲原TN-薩埵TN | 100km/h | ||
| 薩埵TN内 | 80km/h | ||
| 薩埵TN-東名興津BS | 100km/h | ||
| 東名興津BS-袖師TN内 | 80km/h | ||
| 袖師TN-静岡IC | 100km/h | ||
| 静岡IC-日本坂TN | 5=3+2 | ||
| 日本坂TN内 | 7=4+3 | 80km/h | |
| 日本坂TN-日本坂PA | 6=3+3 | 100km/h | |
| 日本坂PA-焼津IC | 5=2+3 | ||
| 焼津IC-勝間田高架橋付近 | 4=2+2 | ||
| 勝間田高架橋付近→牧之原SA 勝間田高架橋付近←牧之原SA |
下り線 上り線 | ||
| 80km/h | |||
| 牧之原SA-相良牧之原IC | 100km/h | ||
| 相良牧之原IC→菊川IC 相良牧之原IC←菊川IC |
80km/h | 下り線 上り線 | |
| 100km/h | |||
| 菊川IC-三ヶ日TN | |||
| 三ヶ日TN内 | 80km/h | ||
| 三ヶ日TN-宇利TN | 100km/h | ||
| 宇利TN内-新城PA | 80km/h | ||
| 新城PA-音羽蒲郡IC | 100km/h | ||
| 音羽蒲郡IC→美合PA 音羽蒲郡IC←美合PA |
5=3+2 | 下り線 上り線 | |
| 60km/h | |||
| 美合PA-豊田JCT | 6=3+3 | ||
| 豊田JCT-小牧IC | 4=2+2 | 100km/h |
中央自動車道と比べると平地部のルート中心で全体的に直線が多く、概ねの区間が100km/h制限だが、一部の区間は80km/hに規制されている。特に大井松田IC~御殿場IC間は山間部のルートで急勾配や急カーブが連続しているため、走行には十分な注意が必要である。また、大和トンネルを除く全てのトンネルで80km/hに規制されている。 他の高速道路と同様、雨天・降雪・濃霧・台風などの荒天時、事故や工事などの場合は50-80km/hまでの速度規制が行われる。 上記区間以外にも登坂車線、付加車線が設置されている区間がある。特に名古屋市近郊の丘陵地を通る区間ではかなり距離のある付加車線が設置されている。現在、清水JCT-清水IC間で6車線化工事が行われている。 また、2011年10月21日から2014年度の新東名高速道路 浜松いなさJCT-豊田東JCT間開通までの予定で、上り線 豊田JCT-音羽蒲郡IC間、下り線 美合PA-豊田JCT間の4車線区間の暫定的6車線化が行われている[16][17]。この区間は1車線当たりの幅員が3.25mと狭くなるため、最高速度は60Km/hに設定されている(車線数が増える直前は緩衝地帯として80km/hに設定)。
なお、大井松田IC-足柄SA間の上り線は東名集中工事などの際は同区間を通行止にした上で、下り線右ルート(旧上り線)を上り線として使用する場合がある。
東京IC-厚木IC間では降雪時にチェーン規制が実施される。それ以西の区間ではチェーン規制はなく、降雪時は50km/h規制→通行止という段階で規制措置がとられる。標高が高い大井松田IC-沼津IC間や強い冬型気圧配置時に雪雲が流れ込む豊川IC以西では通行止になる場合がある。通行止区間では融雪剤散布などの作業が行われるが、雪が止んでも除雪設備の不足や夜間の凍結により通行止措置が長引く場合がある。
交通量の多い東名では、上り線の浜松西-浜松間や下り線の三ヶ日-豊川間などの一部区間を除き、ほぼ全ての区間に所要時間情報板が設置されている。次のIC、2-3区間先のIC、50-100km先の主要ICまでの所要時間が表示される。また、下り線の東京IC先、岡崎IC手前、上り足柄SA手前には上記の情報板の代わりに所要時間と交通障害を図形で表示する横長の案内板が設置されている。また、東名・新東名の2ルート区間となる下り線の御殿場JCTの手前と上り線の三ヶ日JCTの手前には東名経由・新東名経由での御殿場JCT-清水JCT/新清水JCT-三ヶ日JCTの交通情報と所要時間情報を表示する大型の図形表示板が設置されている。また、名神・新名神の2ルート区間になる下り線の岡崎IC先には名神経由・新名神経由での草津JCTまでの所要時間情報を表示する可変LED表示板、さらにその先には名古屋高速都心環状線までのルート情報を表示する大型の図形情報板が設置されている。
連続照明区間の設定基準は1日平均5万台の交通量であり、本来なら東京ICから小牧ICまでの全線に設置されるはずであるが、現状では東京IC-御殿場IC間、静岡IC-焼津IC間の(新東名開通やETC割引など後発的要素が発生する以前から)特に交通量の多い区間、または行楽渋滞が多発する裾野BS-沼津IC間やその他カーブ連続区間など円滑交通の確保の上で特に必要とされる区間のみ設置されている。豊川IC-小牧ICも京浜地区や日本坂トンネル区間に匹敵する交通量があるが、こちらには連続照明は設置されておらず、現段階で設置する予定もない。また、裾野BS-沼津IC間は連続照明の設備はあるが日によっては点灯していない場合がある。
道路幅員は3.0m(路肩)+3.6m(車線)×2(または3)+0.75m(中央側帯)+3.0m(中央分離帯)+0.75m(中央側帯)+3.6m(車線)×2(または3)+3.0m(路肩)=24.9m(または32.1m)[18]であり、現在の道路構造令において車線や路肩など各部の幅員は0.25m刻みとなっているが、東名の車線は3.6mである。これは、当時の日本に高規格道路の明確な基準が無く、車線幅にアメリカで用いられる12フィートを採用したためといわれている[19]。
2010年度
24時間交通量(平成22年度道路交通センサス)
|
神奈川県
|
静岡県
|
愛知県
|
新名神の開通により、豊田JCT以西で大幅な交通量の減少が見られる。
2005年度
24時間交通量(平成17年度道路交通センサス)
|
神奈川県
|
静岡県
|
愛知県
|
2002年(平成14年)度
区間別に見ると横浜町田ICから厚木ICまでが126,614台(前年度比98.9%)で最大である。
他路線と比べた東名の利用の特徴としては、東海道の物流の大動脈を担っていることから、夜間でも走行台数があまり減らないことと、大型車の割合が高いことが挙げられる。全区間を通して大都市圏並の交通量があることも特徴となっている。
また、高速道路の中では交通量が(平日・休日、昼・夜を問わず)多く、車線数が増やしても渋滞が年中激しい上に路面等の損傷も早く、車線規制を伴う全線に渡る集中工事が毎年10月頃に2週間程の工期で行われている。この際は渋滞がいつも以上に激しくなり、最後尾では大型車が絡む追突死傷事故が後を絶たず、並行する一般道路(国道1号や国道246号)も迂回する車両で渋滞が激しくなる(そのため、NEXCO中日本では集中工事の期間中は中央道の料金を東名並みに調節し、中央道への迂回を促している)。このため、東名は都市高速を除くと「日本一事故の多い高速道路」であり(警視庁「平成20年中の交通事故の発生状況」より)、上記の諸問題を解決するため、新東名の建設が進められている。
特に交通量の多い区間は小田原厚木道路や保土ヶ谷バイパスなど、利用の多い接続路線からの車が集中する横浜町田IC-厚木IC間、伊勢湾岸道・東海環状道からの合流・分岐で交通量が激増し、かつ渋滞を発生させるサグがある岡崎IC-豊田JCTである。特に岡崎IC‐豊田ICの区間ではほぼ毎日、朝夕の渋滞が恒常化しているほか、ほぼ毎回の土日・連休に発生する横浜町田IC‐厚木IC間の大和トンネル付近、綾瀬BS付近を先頭とする渋滞は特に有名である。また、2009年3月28日から始まった「高速上限1,000円」の影響により、それまで大型連休時のみ渋滞発生地点となっていた沼津‐富士間の中里BS付近、富士‐清水間の松岡BS付近、吉田IC付近をはじめとするほぼ全区間で週末に渋滞が発生するようになった。このほか、首都高速3号線用賀出入り口付近を先頭とする渋滞が東名本線に延びてくることもある。
新東名開通後は並行区間の東名では渋滞が激減している。今まで静岡県内の渋滞で堰き止められていた交通量が一気に流れるようになったため、新東名と合流した先で新たな渋滞ポイントが発生している。上り線の鳥手山トンネルや、下り線の宇利トンネルや豊川ICなど、元々日平均交通量が比較的少なかった区間で休日を中心に交通集中が起こる現象が起きている。 (NEXCO中日本渋滞気をつけマップより)
1969年5月26日に、開通記念の切手が発行された。額面は15円。
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