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福島の常磐道 通行再開へ除染作業
3月1日 15時45分

福島の常磐道 通行再開へ除染作業
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原発事故で拡散した放射性物質の影響で通行できなくなっている福島県内の常磐自動車道で、来年度中の通行再開を前に環境省が進めている除染作業の様子が1日、初めて公開されました。

原発事故のあと高い放射線量が観測されたため、福島県内の常磐自動車道の広野インターチェンジから常磐富岡インターチェンジまでの17キロの区間は、震災直後から一般車両の通行ができなくなっています。
環境省などは、この区間について放射性物質を取り除く除染を進め、ことし6月までに作業を終え、来年度中の通行再開を目指していて、再開を前に1日、富岡町で行われている除染作業の様子が初めて公開されました。
現場では、作業員が、除染に使う水をホースで吸い上げて回収できる高圧洗浄機を使って路面を丁寧に洗っていて、路面の放射線量は半分以上、下がったということです。
また、楢葉町では、仮置き場のスペースを有効に使うため、除染で出た草や枝などの廃棄物を機械で圧縮する作業が行われていて、廃棄物はもともとの4分の1程度まで小さくなっていました。
除染の状況を視察した環境省の井上副大臣は「有用な技術はもっと活用できると感じた。春になり、除染はこれからが勝負だと思うので、しっかり進めていきたい」と話していました。

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