社会

免許延長判断先送りで反原発派が抗議声明
(山口県)
中国電力が提出した上関原発建設に向けた海の埋め立て免許の延長申請の可否判断を県が1年程度先送りしたことについて原発に反対する市民団体が知事宛の抗議声明を発表した。抗議声明を発表したのは原発をつくらせない山口県民の会など9つの市民団体だ。声明によると去年10月に中国電力から提出された海の埋め立て免許の延長申請に対する可否判断を県が先送りしたのは「脱原発依存は当たり前」とした知事の選挙公約に違反するもので、これまでに知事が公言したとおり「直ちに不許可処分」とするよう求めている。市民団体では、県はこれまで4回の質問を中国電力にしているがいずれも「3年の期限内に工事を終えることが出来なかった理由」や「延長後は、3年の期限内に工事を終えることが出来るのか」などの同じ質問を繰り返していて、明らかに審査を引き伸ばしているとしか思えないと指摘している。
[ 3/6 19:42 山口放送]