県会計局職員・盗撮容疑で現行犯逮捕(写真付き)

和歌山県会計局に勤める27歳の男性職員が、けさ(6日)8時半ごろ、JR和歌山駅のエスカレーターで、女性会社員のスカートの中を盗撮したとして、県・迷惑防止条例違反の疑いで、和歌山東警察署に現行犯逮捕されました。

捕まったのは、県会計局・総務事務集中課・主事の川崎正樹(かわさき・まさき)容疑者27歳です。

警察の調べによりますと、川崎容疑者は、きょう午前8時半ごろ、JR和歌山駅1番線ホームのエスカレーターで、25歳の女性会社員の背後に近づき、スマートフォンでスカートの中を盗撮した疑いです。

警戒中の鉄道警察隊員が犯行を目撃し、カメラに盗撮した動画が残っているのを確認したことから、県・迷惑防止条例違反の疑いで現行犯逮捕しました。

警察の調べに対して、川崎容疑者は「間違い有りません」と、容疑を認める供述をしているということです。

和歌山東署によりますと、この女性は、去年(2012年)の夏頃からJR和歌山駅構内のエスカレーターで、男が繰り返し背後から近づかれているなどと、昨夜(5日)鉄道警察隊に被害を届け出ていて、隊員が警戒にあたっていました。警察で詳しく調べています。

 会見で謝罪する井上局長(左)と木原課長(右)(3月6日・和歌山県庁にて)

一方、川崎容疑者の逮捕を受け、県はきょう(6日)午後、和歌山県庁で記者会見し、井上雅幸(いのうえ・まさゆき)会計局長と、木原弘達(きはら・ひろみち)総務事務集中課長が「県民の皆様に深くお詫び申し上げます。警察の捜査を待って、事実関係を確認します」と陳謝しました。

井上局長によりますと、川崎容疑者は、2007年に一般行政職員として採用され、伊都(いと)振興局建設部を経て、去年(2012年)4月から現在の部署に着任し、本庁の物品の調達や管理などを担当しています。

勤務態度に特に問題はなく、きょうも休暇届などは出されていないことから、出勤途中の可能性が高いと話しています。

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