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自民・山崎派の解散間近、甘利氏軸に政策グループ模索

2010年10月3日

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 かつて自民党の県内最大派閥を誇った山崎派(会長・山崎拓元副総裁)の解散が間近に迫っている。当初想定されていた「9月中」との日程が「年内」へと先送りとなった中で、甘利明元行革担当相(衆院比例南関東)を軸とした純粋な政策グループの新規結成の動きが進む。

 山崎派は渡辺美智雄元副総理の派閥から独立し誕生(1998年)。山崎氏が小泉純一郎元首相、加藤紘一元幹事長らとともに政策集団YKKを結成して以降は党内政局をリード。先の総選挙前には最大41人が所属する第4派閥に躍進した。しかし、総選挙では山崎氏自身が落選。所属議員も15人まで減少している。

 県内では、先の総選挙前までは、派閥創設時からのメンバーの甘利氏ら7人を有し最大勢力を誇った。しかし選挙後は同氏と田中和徳氏(比例南関東)、小泉昭男氏(参院神奈川選挙区)の3人に減った。

 山崎氏らは9月初旬、今後の対応を協議。資金難もあり、「所属議員に活動資金を支援するといった、これまでの派閥活動は継続できない」などとして解散を決めた。同派からは石原伸晃氏が幹事長、田野瀬良太郎氏が幹事長代理として党執行部入りしている。幹事長出身派閥が率先して解散することは党改革の弾みともなりそうだ。

 甘利氏は「山崎派は山崎さんのもの。誰かが引き継ぐといった、たぐいのものではない」との認識を表明。「野党に派閥はいらない。所属派閥うんぬんを脱し、政権奪還へ向けて力を結集できる党にしていかなければならない。自分で役に立つことには協力していく」とコメントした。

 解散後の「甘利氏勉強会」の結成構想が浮上する背景は、同氏が経済産業相などを歴任してきたことが背景。田中氏は「派閥に牛耳られた政党というイメージが自民党にとりマイナスになっていた」と解散方針を受け止めつつ、「情報交換ができるグループはおのずと残る。甘利さんを中心とした勉強会には自分も参加したい」と述べた。

 小泉氏は「派閥をなくすことにおいて山崎派が第1弾となるなら評価すべきことだ」と説明。一方で「派閥の人間関係まで一挙になくすということではなく、今後は甘利さんらを講師に政策を勉強し、政権奪取に向け知恵を絞る場を設ければよい」とも付言した。

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この記事へのコメント

コージータハラ [2010/10/3 15:18]  編集する
中国の狂った言動を見ていて感じたことがある。
民主党政権は全くの弱腰で話にならないが、では自民党政権だったらどうしていただろうか、という疑問だ。

特に神奈川県選出の自民党議員は比較的ハト派と目される議員が多い。自民党時代の小沢氏もそうだったが、YKKと言われた自民の黄金時代にも、加藤氏など中国に擦り寄る政治家は居た。
毅然とした態度を取り切れていたかは、分からない。

田中和徳氏は街頭宣伝でも主張されているように、保守の再構築が不可欠と理解しているようだが、自民党内には、なお目先の利益に振り回されるエセ政治家が多い。
このままでは、長年にわたって国民が「自民党でいいや」と惰性で選んできたのと同じく、「民主党でもいいや」と政権の長期化を許すことになるだろう。

自民党は、民主党と何が違っていて、どう主張しているのかを、国民に明確に示す必要がある。
今回は、またとないチャンスであろう。
この時期に、商店街の主婦たちは「自民党もねえ…何て名前だったかしら、気の弱そうなメガネの偉い人(おそらく谷垣氏)…あれじゃ中国に言いたい放題言われちゃうわよねえ」
と的確に表現しているのである。

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