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★昭和37年「冒険王」新年増刊号

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サブタイトルが『拳銃ブック』ということで漫画も記事も拳銃の特集です。
37年の正月号なので実際に発売されたのは36年12月。
秋田書店は早くから少年向けの図鑑などの書籍を出版していましたね。
たまたま私が持っている拳銃図鑑も秋田書店のです。
「まんがのかきかた」の本も秋田が初めてでしょうか?手塚氏監修の。
 表紙が宍戸錠。グラビアに小林旭、力道山。
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「アパッチ牧場」井上さとる。
この作家の事は良くわかりません。
 ガトリング銃、この銃の事は「拳銃図鑑」で知っていました(^_^;)
ジョーダン・ガトリングと言う人が発明したんですが、つい「ジョーダンだろ」と言うダジャレが出てしまいます(^_^;)
 最終ページ、牛がいっぱい描かれています。
昔の漫画家は細かく描きますね。
 
「スキップ・ケン」小沢さとる。
小沢氏は少女漫画も多く描いていますが、やっぱり戦闘機とか戦艦を描かせると本領発揮と言うところです。
 今ふと思い出したんですが、加来あきらさんと言う作家の絵が小沢氏の絵によく似ていました。
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「冒険王」本誌の予告ページ。
付録もしっかり拳銃です。
 
「ゼロ戦レッド」貝塚ひろし。
本誌でも連載していますがこれは番外編。
「ゼロ戦レッド」が欲しくてこの本を買いました。
貝塚氏の作品では一番好きな頃の絵です。
と言っても私が「冒険王」を定期的に読んでいたのはもっと後で、昭和41年ごろ。
ということは「ゼロ戦…」はずいぶん長く連載されていたんですね。
 戦記物は他に「ちばてつや氏の「紫電改の鷹」、辻なおき氏の「O戦はやと」などがありましたが…作者自身の幼少期のあこがれの具現化なのでしょうか。
読者である私たちの世代は戦記漫画を単純に「かっこいい」と言うイメージで受け止めていたと思います。
ゼロ戦の絵など男の子に頼まれて描いたりしていました。
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貝塚氏の「がんばれ竜」のキャラの名前が干支になぞらえた名前だった事を、空飛ぶアカエイさんのブログで知ったのですが(全然覚えていない(^_^;))「ゼロ戦レッド」のキャラも「赤木」「白井」「黒木」「黄丘」「紫」「緑」と、色になぞらえています。(やっぱり全然覚えていない(^_^;))
 
映画の漫画化「コマンチェロ」小山春夫。
この作者もわかりません。
白土三平氏の絵に似ていますが。
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「シンジー」番外編 関谷ひさし。
子供のころは劇画タッチの絵はあまり好きではありませんでしたが、デッサンの正確な関谷氏の絵は見ていて気持ちいいです。
 
「死のグローブ」泉ゆき雄。
泉ゆき雄と言うと「赤ん坊帝国」
この作品はまだ新人の頃なのでしょうか。絵がまだ稚拙です。
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「二度死んだ男。横山まさみち。
拳銃Gメン」荘司俊雄。
荘司としおというと「夕焼け番長」♪バン!バン!バーンのバーン!♪(^_^;)
荘司氏は貝塚氏のアシさんですか?絵がよく似てると思ったので。
でもこの作品はそんなに似てないですね。
 貝塚氏に似ているといえば石井いさみ氏。「モバック」の頃はいい絵だなと思っていましたが、ずいぶん後になって某宗教関係の漫画を見たら、ものすごーくガチーッとした絵になっていて驚いた。
 
昭和41年に「冒険王」を読みだしたのは石森氏の「アンドロイドV」が目的でした。
40年・41年は石森作品の追っかけをしていたので。
石森氏が一番量産していた頃なので掲載誌を買うのが大変でした(^_^;)
 やはり41年「ぼくら」に石森氏は「探偵サブ」を連載していました。
ミュータント・サブの探偵バージョン。
石森漫画の影響で『少年漫画家になりたい!』と思ったのもこの頃です。
「ぼくら」で「新人漫画募集」の告知を見て、俄然その気になった私。
編集部に「女の子でも少年漫画家になれますか?」という旨のはがきを書きました。
しばらくして丁寧な封書の返信が届きました。
返信切手も入れないぶしつけなはがきに対して、わざわざ返事をいただいたことに大変感激しました。
講談社は後に私もお世話になるのですが、あの時返事を下さったのは誰だったのだろうなぁ。
 
 で、感激した私は『絶対「ぼくら」でデビューする!』と心に誓ったのでありました(^_^;)
しかし、ほどなくして「ぼくら」は廃刊となってしまいました(-_-;)
 
 
 
 
 
 
 
 

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こんばんは。
今回は少年誌なので、私にとっては完全に馴染みの世界です(時代的にも)。

加来あきらさんは後に光プロとして、ジャイアントロボの商品展開の絵を描かれておられ、ロボの原作序盤の絵を担当された小沢さん共々、横山さんとは縁の深い方ですね。

井上さとるさんは手塚さんの右腕のような存在だと思います。
氏は西部劇番組「シャイアン」のコミカライズを「ぼくら」誌で連載されていて
今回の「拳銃ブック」の名前からも西部劇ブームだった頃だと思うだけで懐かしさがにじみます。

庄司さんはお察しのとおり貝塚さんの、、。(^v^)

いやもう、このご本は持ってないですがそれでも懐かしい気持ちなので御座います。
当時は、編集部から読者に返事をして下さったり、作家の方もファンの年賀状に返信されたり、暖かい時代だったと思います。

2012/6/3(日) 午前 0:36 [ 空飛ぶアカエイ ]

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追伸
小山春夫さんも赤目プロの一員として、白土作品の多くをバックアップされた方ですね。

今回は少年誌って事で、つい、はしゃぎすぎ・でしゃばりましてすみませんでした、お許し下さいませ。(>_<)

2012/6/3(日) 午前 1:24 [ 空飛ぶアカエイ ]

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さすが空飛ぶアカエイさん、何でもよくご存じですね(*^_^*)
そうですか、加来さんはジャイアント・ロボに関わった方なんですか。目からうろこでした。

たぶん「少年キング」連載だったか、「黒いイナズマ」のカラー表紙が一枚だけ残っていて、ずっと気になっていた作家でした。

小山さん、やっぱり白土氏の関係の作家さんなんですね(*^_^*)

2012/6/3(日) 午後 9:55 [ たまちゃん ]

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二度目です、前回ティーンルックで高校時代を懐かしく想い出させて頂き感謝でした。思わず当時の漫研仲間にTEL!当サイトを紹介しました。仲間の声も、実に42年ぶりでした。(その後は年賀状のみですから)再度ブログを拝見させて頂きましたが、ホントに感心します!!よくぞお持ちですね。小生 中2の時 発売された『漫画家入門』で石森ワールドを知り、石森もどきの漫画家を目指しました。井上さとるは『海を描かせると右に出るものはいない』っうくらい手塚治虫からまかされていたと思います。また鉄人好きでしたから小沢氏や加来氏は意識して読んでました。貝塚ひろしも一時期好きでしたので荘司・石井両氏も購読しました。特に、石井いさみの『あのこは委員長』(キング・神保史郎の原作デビュー)は大好きで、この時点から、石井>貝塚>荘司に順番が変わりました。今回もタイムトラベルをさせて頂き、誠にありがとうございます。唯々、感謝。

2012/7/29(日) 午後 0:57 [ 収穫 ]

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収穫さんもしっかり「まんが家入門」の洗礼を受けた方なんですね(*^_^*)
あの時代背景を共有した仲間と今こうしてネットでつながる事ができるのがとてもうれしいです。
これからも懐かしい本を紹介していきますのでお楽しみください(*^_^*)

2012/7/29(日) 午後 2:16 [ たまちゃん ]

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ホント、こうして気持ちを伝える事が出来るなんて、当時からすると正に21世紀なんですね(*^_^*)

マンガ家入門は何度も何度も読んだのでボロボロになり、その後 改訂版を買いました。(当然、ボロボロのも捨てきれずあります。)

当時、石森氏を含め 憧れの作家は練馬在住でした。
横浜の私からは練馬は遠過ぎなので、まずは、当時横浜在住の小沢さとる・森田拳次・望月三起也に作品を見てもらいました。(*^_^*)

2012/7/29(日) 午後 8:46 [ 収穫 ]

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私も「まんが家入門」は手塚氏監修の「マンガのかきかた」とともにしっかりとっておいてあります(*^_^*)
持っていながらも人様のブログなどで「まんが家入門」の画像を見ると胸がドキドキしてしまうから不思議です(^_^;)
あの口絵の少女のカラーの美しさに感動した思いは、あの時代、あの空間にいた者だけが共有する宝物ですねぇ。

練馬は石森ファンの聖地でしたね(*^_^*)
石森ファンがたくさん訪れて道を尋ねるので、交番に行き先を記した地図が置いてあったそうです(^_^;)
某作家に連れられて石森邸に行ったことがあります。
石森氏が「リュウの道」を描かれていた頃。仕事場でアシさんが描いているのを見ました。
ぶっちゃけ、もうその頃の石森氏の原稿はほとんどアシさんの手による物だったので、『009を描いているところが見たかったな…』と本音では思っちゃったりして…(^_^;)

2012/7/29(日) 午後 9:49 [ たまちゃん ]

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そうですね、その頃は殆ど描いてないのでしょうね。

高校時代は何と言っても『幻摩大戦』にやられました。
毎週毎週楽しみで エンディングはどんなふうに終わるのか?
。。。対戦シーンは一切描かずのTHE ENDには、賛否両論でした。因みに、僕は『素晴らしい!』と思い 修羅場を期待した友人と論争したものでした。(^.^)

2012/7/30(月) 午前 0:18 [ 収穫 ]

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「幻魔大戦」になると、もう石森漫画は見なくなりました(-_-;)
石森作品はやっぱり昭和30年代初年〜40年代初年までが華だったと思います(*^_^*)
ああ…、「ミュータント・サブ」のサブが好きでした…(*^_^*)
知人は009が好きで、『いつもそばにいる003が憎い!』と言っていました(^_^;)
およそ少年漫画で、女の子がときめくような少年を描いたのは石森漫画が最初だったと思います。

2012/7/30(月) 午後 11:58 [ たまちゃん ]

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