府サッカースタジアム 5市町、優位性訴え 府調査委 候補地審査
京都府が計画するサッカーなど球技専用スタジアムの建設地を選考する府調査委員会が11日、京都市上京区で開かれた。誘致に名乗りを上げている亀岡、京都、城陽、舞鶴4市と京丹波町の計5市町の首長らがそれぞれ提示している候補地の優位点を売り込んだ。
亀岡市の候補地はJR亀岡駅から徒歩3分の農地12・8ヘクタール。栗山正隆市長は「これだけ交通アクセスが良いところはない」と胸を張った。希少生物のアユモドキの生息場所に近いが、敷地内に保護区域を設けると訴えた。
京丹波町は府立丹波自然運動公園に近接する31ヘクタールを提案。寺尾豊爾町長は「運動公園と一つに結ばれる位置にある」と強調し、スタジアムができれば連携してスポーツ振興が図れる利点があるとアピールした。
京都市は伏見区の横大路運動公園(16・3ヘクタール)内を提示。府、同市、京都商工会議所による検討委が2005年に一度建設地として検討した場所で、市職員は「大きな自信を持っている」と述べた。
城陽市は02年のサッカーワールドカップで京都会場の候補地だった市東部の山砂利採取跡地20ヘクタールに誘致を目指し、橋本昭男市長はJR長池駅に近い立地や造成しやすさを訴え、「運営支援団体を立ち上げる」と説明した。
舞鶴市は旧海軍用地を活用し、青葉山ろく公園として整備が進むエリアの一部2・1ヘクタールを示し、市職員は「既存施設と相まって総合レジャースポットになる」と売り込んだ。
委員会は今後、現地調査なども行って今秋めどに候補地を絞り込む。
【 2012年04月11日 23時00分 】
| ソーシャルブックマークへ投稿: | Tweet | (ソーシャルブックマークとは) |