タイトル1
タイトル2
vol.189 12月3日放送  師走の音(におい)〜冬構えの情景〜 


■日の出…白鳥やカモ達の声が響く

高松の池(盛岡市高松)
毎年シベリアから渡ってくるオオハクチョウやコハクチョウ、カモ達にエサを与え続けて20年の高橋次雄さん。エサは近隣、また高松の池白鳥ファンの善意で集まってくる。


清水の里に響く野菜洗いの音

北上市・下江釣子の清水(すず)の里
新渡戸観音泉の沿道の先にある、セリ洗いの小屋。セリは今から1月いっぱい出荷される。泉の水温は14度程度で、夏冷たく冬暖かい。近隣に住む佐藤光子さんも自宅での漬物づくりに忙しい。


昔ながらの冬構え“室”

地域農産物直売所・志和握里センター
「もっす」019-673-7684
熊谷重孝組合長理事のお宅。50年になる古い作業小屋の地下室“オトシ”と、昔から行われている土の中での保存法“室”で、ひと冬分の野菜は乾燥せず、春までおいしい。


初冬の風景

天峰山からの眺め
岩手山が初冬の空にクッキリとそびえている。遠くにかすかに見えるのは鳥海山。


山里の冬仕事・竹細工作りの音

上郷伝統工芸研究会(遠野市上郷町)
0198-65-2265
菊池幸一会長のお宅の庭の湧水には、竹細工の材料・篠竹がさらされている。作業中の会員のみなさんの“こびり-小昼”に出たのは「カマヤキ」。中身は黒砂糖と胡桃。


豪雪地の冬具・カンジキ作りの音

高橋栄治さん(沢内村猿橋)
0197-85-2229
1.輪枠・ジュサキ●薪ストーブのお湯で柔らかくして曲げ、半年乾燥させた後捩れを直す。2.締め蔓・さるなし同じくお湯で柔らかくして輪枠を組み合わせる。3.爪・イタカエデ組み合わせた輪枠に金づちで叩いて挟み(ここが一番重要)完成。