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「値上げ理解を」 東北電社長が東経連懇談会で説明
東北電力の海輪誠社長は6日、仙台市内のホテルであった「国の地方行政機関と東経連との懇談会」(東北経済連合会主催)に出席し、7月から予定する電気料金引き上げについて「情報公開、丁寧な説明を十分に行いたい」と述べ、理解を求めた。 懇談会には宮城復興局など国の出先機関の幹部や、東経連会員企業の役員ら約50人が出席。海輪社長は「東日本大震災からの設備復旧費や、原発の停止による火力燃料費など膨大なコスト負担が生じ、危機的な財務状況となった」と値上げ理由を話した。 被災者を対象とした優遇措置が難しいこともあらためて説明。出席者には「(値上げで)地域経済に大きな影響が出るのは事実であり、経済全体の活性化に向けた被災地などへの支援をお願いしたい」と要望した。 東北電は平均11.41%の家庭向け料金の引き上げを国に申請し、審査を受けている。国の認可が不要な企業向け料金も家庭向けと同時期に平均17.74%上げる方針。
2013年03月07日木曜日
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