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最終更新:2013年3月6日(水) 4時18分

文科省、賠償不当対応で東電に改善を強く要請

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 福島第一原発事故による損害賠償の紛争で、賠償を求める被災者らに対し東京電力側から不当な対応が相次いでいるとして、文部科学省は東京電力に対し改善を強く要請しました。

 原子力損害賠償紛争解決センターによりますと、東京電力はセンターに申し立てをしている被災者に対し、すぐに支払うべき賠償にも応じないなど、差別的な対応が数十件、確認されています。また、指針に個別に明記されていないことを理由に請求が拒否されるケースや、必要書類の用紙の送付を拒否されるケースもあったということです。

 文科省では東京電力に対し再三、改善を求めてきましたが、5日、改めて被災者へ誠意ある対応を徹底するよう文書で強く要請しました。

 センターへの去年1年間の電話相談では、東京電力の対応などに関する相談は4000件余りと全体の32.9%に上り、前の年より7.6ポイント増加しています。(05日20:59)

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