クニマスの稚魚、秋田・田沢湖へ　“絶滅地”で１０日公開

　秋田県仙北市の田沢湖を最後に絶滅したとされ、山梨県富士河口湖町の西湖で約７０年ぶりに生息が確認されたクニマスが仙北市のイベントで展示されることになり、山梨県忍野村の県水産技術センター支所を７日午前、出発した。

　仙北市へ運ばれるのは、昨年３月に人工授精で生まれ、体長１２センチ前後になった稚魚１０匹。西湖で捕獲されたクニマス成魚の標本２体と一緒に貸し出される。

　稚魚や標本は田沢湖のほとりにある「田沢湖ハーブガーデンハートハーブ」で１０日から２４日まで一般公開される。