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政治
「未来志向の関係を」「歴史認識が重要」 日韓首脳、初の電話首脳会談
2013.3.6 22:35
安倍晋三首相は6日夕、韓国の朴(パク)槿恵(クネ)大統領と電話で約15分間会談し「困難な問題もあるが、両国で新政権が成立した機会を生かして大局的な観点から未来志向の日韓関係を発展させるよう緊密に協力していきたい」と述べた。これに対し、大統領は「未来志向の関係を構築していくためにも歴史認識の点が重要だ」と述べた。個別の歴史認識や竹島(島根県)については両氏とも触れなかった。
2月25日の朴氏の大統領就任後、両首脳の電話会談は初めて。首相は大統領に祝意を伝えた上で「両国は自由、民主主義、基本的人権、法の支配など普遍的な価値を共有し、大きな責任と利益を分かち合う最も重要な隣国同士だ」と強調。大統領は「両国は東アジア地域の重要なパートナー。未来志向の協力関係を築いていきたい」と語った。
大統領は、5月にも韓国で開催される日中韓首脳会議の際に首相と会談した意向を伝えた。首相も「できるだけ早く日本にきていただきたい」と応じた。
両首脳は、3度目の核実験を強行した北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議を早期に採択するため、米国も含めた3カ国で緊密に連携していく方針を確認。北朝鮮による日本人拉致事件の解決に向けた協力を要請した首相に対し、大統領は「日本に協力していきたい」と語った。
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