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2011年10月25日 (火)

イノシシ君の逆襲

 完全勝利に終わると思っていた今季のイノシシ君との対決。最後の最後に
 結界を破られてしまいました。ワイヤーメッシュの真下に落ちた栗さえも
 食べられてしまいました。使用したバッテリーは、寿命を迎える寸前の
 もので、インジケーターは「要交換」を示していたのですが、太陽電池で
 充電し始めてからは、「良好」を示しだしました。ところが、二週間
 ぐらい前から、ふたたび「要交換」を示しだしたのですけど、まだまだ、
 イノシシ君に対しては効果が続いていたので、気にならなかったのです。
 ワイヤーメッシュと地面との間の電位差を計ってみると、9Vでした。

  1)バッテリーが弱ったため、イノシシ君が耐えられる電圧、
    もしくは、電流しか流れなくなった。

  2)電撃度自体は、さほど変わっていないが、イノシシ君が
    思い切ってワイヤーメッシュの下にもぐりこんで見ると、
    鼻で感じたほどの電撃がなくて(肌が直接触れる鼻と、
    背中の毛皮部分との電撃度の差=電気抵抗の差)鼻に
    触れないようにさえすれば、大丈夫であると学習した。

  3)同じだけの電撃はあるけれど、とにかく、ガマンさえ
    すれば、何も身体に害はなく(イヤな感じはあるけれど)
    おいしい栗を食べるためには、耐えられる程度のものだと
    思うようになった。

  4)元々、電撃自体は、たいしたことなくて、ワイヤーメッシュ
    への警戒心から、栗に近づかなかっただけ。思い切って
    ワイヤーメッシュの下にもぐってみたら、な~んだ、何も
    起こらないじゃないかと知って、警戒心を解いた。

  5)今までは、ウリ坊しか来なかったので役目を果たせていたが
    今回は、親イノシシが来たため、電気への耐性が強かった。

 というような理由が考えられますが、いずれにしろ、電撃作戦の未来は、
 暗くなってしましました。特に理由の4)だったら、来年以降は、完全に
 無力ということになってしまいます。

Img_0036

 これは、今月の16日に撮ったイノシシ君来襲の様子で、畑をくまなく
 掘り返して、ミミズを探したものだと思っています。しかし、このときは
 ワイヤーメッシュの周囲1m以内を掘った跡はありませんでした。
 しかし、今回は、ワイヤーメッシュの、わずか、15cm近くにも掘った
 跡がありました。でも、さすがにワイヤーメッシュを敷いたゾーンは
 掘っていませんでした。しかし、結界が破られて意味が無くなったので、
 太陽電池やバッテリーを撤去しましたから、今度は、遠慮無く結界内も
 掘り返すかも知れません。

 来年は、どういう方法でイノシシ君に対抗するか、考え直すしかないこと
 だけは、確かなようです。トホホ…

 ところで、今季の栗収穫量は、27.3kgでした。過去の記録は、
 15~16kg 程度だったので、大記録の樹立です。

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里山遊戯」カテゴリの記事

コメント

 私の住む新潟市秋葉区(旧新津市)ではイノシシの被害とは無縁です。しかし酷いものですね。
しかし、山沿い等は猿が畑を荒らして困っているようですし、これから月の輪熊が出没する季節になります。(冬眠前に柿などを狙って里山近くにでてきます。)


 熊は怖いですね。幸い、熊は出ません。猿も鹿もいません。
 逆に、これまで見かけたのは、ウサギにタヌキ。ウサギには、
 出たばかりの黒豆の芽を、きれいに食べられちゃいましたし、
 タヌキには、初めて作ったジャガイモをやられました。
  
 ウチにくるイノシシは、今のところ、ウリ坊だけのようなので、
 これでも被害が少ないんですよ。親イノシシが来たら、ユンボか、
 ブルドーザーで掘り返したようになります。

イノシシすごいですねー(((( ;゚Д゚)))
鼻で掘り返すんですか??

イギリスのイノシシもすごいみたいです。
http://labaq.com/archives/51708657.html


 ここだけじゃなく、林道の端っこや、あぜ道も掘り返しています。
 たぶん、ウチの里山だけでも、20坪くらいは掘り返しています。
 これだけの量を私の知る限り、2頭のウリ坊が、やってのけるんですから、
 スゴイっすよねえ。それも、おそらく、一晩で。

猪や鹿などの獣害対策に日本オオカミ協会ホームページの"Q&A"にあるように狼の導入を! http://japan-wolf.org/content/faq/


 でも、山の中で、ばったりと、イノシシ君に出くわすのと、
 オオカミに出くわすのと、どっちがいい?と尋ねられたら、
 イノシシ君を選んじゃいますぅ。

何処吹く風さん 狼には人を避ける性質がある http://japan-wolf.org/content/faq/ 懸念があったら参照


 私も、狼を避ける性質があります。ちょっと、まじめに、
 お答えすると、導入したいのが、灰色狼なのか、それとも、
 他の種なのか知りませんが、日本狼や、エゾオオカミでないのは、
 明らかですよね。北方4島かどこかで、日本古来の種が、再発見されて、
 それを、トキのように保護し、再び野生化しようというのであれば、
 少しは賛成できるかも知れません。しかし、日本狼が絶滅した
 原因のひとつに、人間のエゴがからんでいたのであれば、
 再び、害獣を減らしたいという人間のエゴのために、狼を導入したいと
 いうのは、美しい話じゃありません。まして、日本に、かつて生息した
 ことがない外国種を導入するというのは、たとえば、イノシシなり
 鹿だけが発症し、死に至るようなウィルスを撒き散らしてみよう
 という発想と、あまり変わりないような気がします。それに、
 仮に狼を導入したからといって、そう、ウマク、鹿やイノシシの
 個体数をコントロールできるかどうか。別に、人間がエライとは、
 思っていませんが、人間以上に狼が上手に個体数をコントロール
 できるとは、思えません。東北では、里まで下りてくるカモシカも
 狼のエサになるでしょうねぇ。カモシカは、天然記念物で駆除できないから
 狼に食べて貰えば、ちょうど、いいですか?
 というワケで、狼導入計画には、ずぇったーい、はんたーい!
 

日本狼も蝦夷狼も灰色狼の亜種
人間が狼を絶滅させ自然をめちゃくちゃにしたからこそその償いをすべき
日本では狂犬病は撲滅済 健康な個体のみ導入すればいい
狼は猪や鹿などを捕食する その後は食物連鎖のピラミッドで狼も猪や鹿なども数が適正数になる
狼の導入以外に猪や鹿などを適正数に減らす方法はない
カモシカも狼に捕食されるだろうがそれでカモシカが絶滅するなら狼が絶滅する前にカモシカはとっくに絶滅している 日本人は長い間狼と共存してきた


 安易に外国産の狼を導入しようというのでは、ほとんどの人が、
 賛同してくれません。でも、日本固有の種が再発見され、
 それを長い年月をかけて、トキや、タンチョウのように再び、
 野生化できるところまで、こぎつけることができれば、賛同者も
 増えるかも知れません。ここで、大事なのは、日本固有種であるか
 どうかではなく、長い年月をかけるというところです。議論ではなく、
 実践が賛同を呼ぶことでしょう。

 人間が狼を絶滅させたと思い込んでるようですが、果たして
 そうなのか、ハッキリしていません。というより、殺した狼自体に
 利用価値はありませんから、報奨金欲しさと家畜の害を防ぐため
 だけに殺戮して駆除に成功したことになりますよね。でも、
 イノシシを始め、いろんな害獣がいて、同じように報奨金も
 出して、狼以上に害があっても、人間の力で絶滅に追い込めた
 ことがないのですよ。人間が絶滅に追い込んだ獣や鳥は、
 例外なく毛皮や牙など、死体そのものに利用価値があったとき
 のみです。
 まあ、ツッコミどころ満載で、古来、狼は神として尊ばれていた
 などというのも、キリスト教的神の概念で考えているみたいで、
 日本古来の神の多くは、荒ぶる神です。つまり、おぞましく、
 怖ろしいものなんですね。狼は幼児や女子供を標的にしますから、
 尊敬なんて、されません。崇徳上皇のタタリが怖ろしいから、
 神として祀るように、狼の害を受けないように神として祀ったのです。
 また、狼は人を襲わないというのも、平岩米吉氏が、膨大な
 資料を集める「前」に、「狼は人を襲わない」と、雑誌に書いちゃったので、
 その後、資料を集めると「狼は人を襲う」という事実が明らかに
 なったものの、結局、結論を変えることができなかったことに
 起因します。そのことが、日本オオカミ協会を始め、「狼は、
 人を襲わない」と、誤った思い込みをする人を作ったということですね。
 「狼ーその生態と歴史」(1982年刊)を読み込んでいくと、
 狼が人を襲った事実そのものを隠してはいないので、
 平岩米吉氏は、誤った結論から抜けることができなかった
 ということが、よくわかります。
 単純に考えて、肉食獣が、人間だけは襲わないというのは、
 ヘンですよね。ただし、日本オオカミは、そんなに大きな獣では
 なかったので、成人男子を襲うのは、少なかった可能性は
 考えられます。自分より強そうな相手には歯向かいませんから。
 まあ、日本オオカミ協会に、10万円の年会費をむしりとられるほうが、
 狼よりも怖いですけどもね。

日本オオカミは絶滅しています
狼を導入し日本の生態系に馴染ませそれによって 大台ケ原、知床、天城山、霧島、三嶺、南アルプス、奥秩父、尾瀬、大峰山、屋久島などの自然遺産や害獣による農業被害を減らすべき
狼が絶滅したのは狂犬病と過剰な狩猟によるもの
狼を絶滅させたせいで現在自然遺産は荒れ果て 農業被害額は馬鹿にならない額になりつつあります
害獣を絶滅させるのではなく適正数に減らす 知床博物館研究報告2005年「肉食獣の再導入問題をめぐって」石城謙吉 中川元 には蝦夷狼が人間を襲った事例はなく アイヌの民族にも鹿猟に長けた尊敬すべき神と見られていた 日本狼も狂犬病の個体以外地域住民に忌み嫌われていた形跡はない また日本狼は悪しきものを噛み砕く神、魔伏せの神、火防や安産、五穀の神として崇められていた
狼と共存する人々の証言 http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/697065/221774/72563623
狼には人を避ける性質がある

》大台ケ原、知床、天城山、霧島、三嶺、南アルプス、奥秩父、尾瀬、大峰山、屋久島など

 大好きな場所ばっかり、並べていただきました。まだ、訪れて
 いない場所もありますが、何度でも行きたいところばかりです。
 そんな場所に灰色狼に徘徊して欲しくない。イヤです。

 日本オオカミの絶滅の原因のひとつとして、江戸末期から明治初期に
 かけて大流行した狼信仰に用いる狼の頭蓋骨の需要が急激に
 増えて狼の捕殺が進んだからという説もありますね。

》蝦夷狼が人間を襲った事例はなく
 新たな「狼は人を襲わない」迷信の根拠を示したようで、実は、
 平岩米吉.1981.狼 その生態と歴史を文献としたための
 誤謬ですね。「肉食獣再導入問題をめぐって」の30ページで、
 「北海道で人間がオオカミに襲われた事例はない.」と記しながらも
 34ページでは「オオカミによる人身被害の記録はない」となってます。
 これって、平岩米吉氏の狼が人を襲った記録がない=オオカミに襲われた
 事例はないという論理展開と、まったく同じ間違いを犯してます。
 平岩米吉氏の論理的破綻については、
 http://www6.ocn.ne.jp/~kanpanda/hiraiwa.html
 あたりをじっくり読めば、おわかりいただけるはず
 知床博物館研究報告「知床に再導入したオオカミを管理できるか」
 によると、カナダでは、1969~2000年の間に子供が重傷を負った
 3件を含め、18件のオオカミによる人身事故が起きたとの報告が
 ありますし、人だけではなく、フィンランドに生息するオオカミは、
 100頭前後という少なさだけれども、1996~1999年の4年間に
 65回イヌを襲っているとあります。その他、さまざまな視点から、
 仮にオオカミを再導入したとして、その管理は困難を極め、
 従って、社会的に受容されることは難しいだろうと結論づけて
 います。特に、農業従事者に受け入れられる可能性は少ないでしょう。

 オオカミが常に満腹であれば、彼らが人を襲う確率は下がるけれど、
 彼らだって、空腹になることもある→人が襲われることもあるという
 ことになるでしょう。そのとき、被害に遭うのは、子供か、狼は
 人を襲わないという迷信を信じ込んでる少数の大人ということに
 なるでしょう。

 元禄年間の加賀藩重臣前田貞親の手記には、
》元禄十年、生源寺新村頭振せがれが襲われ、食べられた。
》同十二年九月三日、旧池新村百姓与兵衛せがれ左兵衛(13歳)が食い殺された。
》そのため足軽が出動し、南部源右衛門が円池新村佐十郎谷で一週間後に
》長さ三尺三寸.丈二尺三寸の狼を仕留め、その死骸を同村肝煎伝兵衛の
》屋敷内に埋めた。しかし同月今度は水戸田村で頭振与蔵せがれ鍋(14歳)、
》西広上村百姓七右衛門甥が被害にあい、急ぎ出動した足軽によって狼は
》仕留められた。八月十八日夜に、大門村頭振弥兵衛せがれ岩松(十三歳)が
》家の大戸から侵入した狼に襲われる。幸い叫び声を聞いて駆けつけた大人に
》追い払われ大事には至らなかったが、三ケ所の傷を負った。
 とあります。

 最近の事例では、2000~2013の13年間の狼と人との遭遇において、
  ・死者
   8例、13名
  ・負傷者
   20例、58名
  ・無傷
   8例、8名
 という報告があります。
 http://blog.livedoor.jp/hunter00000000/archives/22972139.html
 に、その詳細が記述されています。例としては、真冬のアフガンで、
 27歳男性、32歳男性、36歳男性、40歳男性の4人が死亡しています。
 さらに、このブログには、フランス、ロシア、インドの3ヶ国において

  フランス1580-1830:3069人。
  1840-1861の間にロシア:169人の子供と大人9名。
  Kirvoサハリン州、ロシア、1944-1950:22人の子供。
  インド1876年:721人
     1878年:624人
     1910年と1915年:115子供
     1980年と1986年:122子供たちが殺され、100人が負傷した
     1993-1995:60人の子供
     1996年3月27日 - 1996年7月1日:21人の子供が殺され、16人が負傷
 とあります。つまり、ここにある記録だけでも、4925人が狼に殺されています。
 「狼は人を襲わない」というのは迷信だと根拠なく言ってるわけではないの
 ですよ。

害獣によってそれら自然遺産が禿げてもいいんですか?
狼と共存する人々の声 http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/697065/221774/72578569
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/697065/221774/72610627
狼はヒツジや他の家畜がきちんと守られていて、野生の動物が充分に供給されているかぎり、オオカミは電気柵と防護犬に立ち向かうリスクはおかさない http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/697065/221774/75436215
「肉食獣の再導入問題をめぐって」石城謙吉 中川元(2005)には本州でも日本オオカミが地域住民に忌み嫌われた形跡はないとある また今より農業従事者が多くいろんな技術が未発達だった時代に狼を信仰してすらいた
昔の分類学は科学が未発達でかなり怪しいものだったから狼ではなく野犬だったのでは? また狼に襲撃された事例は餌づけなど人が狼に馴れ馴れしくするなど狼に襲撃されるにたることをしたのでは?

 上にも書いたように、石城謙吉 中川元は、平岩米吉の 
 「狼 その生態と歴史」を参考文献としたために誤謬を
 犯したのです。日本には狼に関する詳細な研究が
 平岩米吉氏の著書くらいしかなく、その著書の中で、
 あやしげな論法を使って「狼は人を襲わない」という
 誤った結論を修正しなかったので世に誤解を広めたのです。
 あやしげな論法のくだりは、上にあげた
 http://www6.ocn.ne.jp/~kanpanda/hiraiwa.html
 で詳細に検証されていますから、良かったら、苦笑と共に
 お読み下さい。平岩米吉氏が、日本オオカミ協会を
 はじめ、狼は人を襲わないと思い込む人を多くこしらえ
 ちゃったのは、事実のようですが、一方、平岩米吉氏は、
 著書の中で、「狼は人を襲わない」と結論するには、矛盾する
 事実や記録についても包み隠すことなく記述してくれた
 おかげで、「日本狼も人を襲う」ということがわかるのです。
 決して、狼と野犬を間違えたわけでもなく、馴れ馴れしく
 したからでもありません。日本以外では、今でも、狼による
 人身事故は起きてます。飼い犬の被害が多発しているフィンランドの
 タンペレ市の少し北にある Kuru という自治体では、子供の通学時に
 狼に襲われないように、学校タクシーによる子供の通学を家の前から
 学校までとしたというニュースもありました。
 古くは、フランス、ロシア、インドにおいて、5,000人近くの人が、
 狼に殺された記録があることも、上に書いたとおり。
 日本各地でも、古くから、
・牛を狼から守るには、牛小屋の入口にあわびの貝殻を吊しておくと
 狼よけになる。(広島県)
・こげ御飯を食べると、狼に追われる。(石川県)
・狼は塩が好きだから夕方には塩を持ち歩きをさせない。もし塩を持ち
 歩くときは炭火を一つのせて持ち歩くとよい。(三重県)
・夜道、狼があとをついて来るとき、「狼が送ってくれる」といい、
 家までついてきたら履いていた草履を投げてやると、くわえて持って
 帰るという。(三重県)
・おおかみ(狼)の夢はよくない。(長野県)
・焦飯を食ふ時は狼に追はるべし。(石川県)
・狼を殺すとたたる(岐阜県)
・箒で人を叩くとオオカミ(狼)に追われる(岩手県)
・狼や山の魔物が柴から中へ入って来ない。夜の山で、山鳴りがしたり大きな
 オラビ声を聞いて恐ろしい思いをしたが地借りをしていたので危険な目に
 会わなかったという経験談はいくつかある。(高知県)
・箒で人たたけば狼に食われる。(岩手県)
・狼は友を呼ぶといわれ、狼の喰いかけた獲物は持ち帰ってはならぬと
 されている。持ち帰ると、狼はその跡をつけてきて床下で大声で吼える。
 そんな時は狼の好物である赤飯を炊き与えて投げたり、焼き塩を撒くと
 退散するといわれている。狼は血が好きで産婦を追うことが多く、
 また狼は獲物を食い殺す毎に、瞬時にして海に走り体を洗ってくると
 いわれている。(高知県)
・早朝山の神梯に参ると狼が出る(岡山県)
・生存中悪い根性で人をいじめた者は葬式の時、狼がつかみにくることがある。(島根県)
・山内護摩谷南部町へは狼来らず、昔護摩を焚きしを以て也。(和歌山県)
・狼(オオカミ?)の口を憩めておくと、四足の獣には以後だまされぬ(岡山県)
 というような伝承があります。狼に好意的なものもないわけでは
 ありませんが、狼の恐ろしさを利用して行儀の悪いことをするなと
 戒めているものが多いですね。
 ハッキリ言います。狼は人を襲います。家畜も襲うし、ペットも
 襲います。だから、狼の再導入に賛同する人が増えないのです。
 自然遺産や農作物をイノシシや鹿から守るためには、
 狼の再導入以外の道を探る方が理にかなってますね。

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