NHK和歌山県のニュース　和歌山放送局

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県職員が盗撮の疑いで逮捕

ＪＲ和歌山駅の構内で女性のスカートの中を盗撮したとして県の迷惑防止条例違反の疑いで和歌山県の職員が逮捕されました。
逮捕されたのは、和歌山県総務事務集中課主事の川崎正樹容疑者（２７）です。
警察の調べによりますと、川崎容疑者は、８日午前８時半ごろ、ＪＲ和歌山駅構内にある上りエスカレーターで通勤途中だった２５歳の女性のスカートの中を携帯電話のカメラで盗撮したとして県迷惑防止条例違反の疑いが持たれています。
女性から相談をうけた県警の鉄道警察隊が警戒にあたっていたところ、午前８時半ごろ、ビジネスバッグの上に携帯電話を置いて盗撮しようとしている川崎容疑者が発見され、調べたところスカートの中を撮影した動画が見つかったため、その場で逮捕されたということです。
調べに対して、川崎容疑者は「盗撮したことに間違いはありません」と容疑を認めているということです。
女性は去年の夏ごろから同様の手口で１０回ほど被害にあっているということで警察は川崎容疑者の関連を調べています。
県の職員が迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されたことを受けて、和歌山県は会見を開き「大変遺憾で県民におわびしたい」と述べました。
和歌山県によりますと、逮捕された川崎正樹容疑者は、県総務事務集中課に主事として勤務し備品の調達や管理を担当していたということです。
上司にあたる、会計局の井上雅幸局長と総務事務集中課の木原弘達課長が８日、県庁で会見し、木原課長は「遅刻もなく仕事をきちんとこなすまじめな職員だった。県民に奉仕すべき県の職員が逮捕されたことはまことに遺憾で、県民におわびしたい」と述べました。川崎容疑者の処分については「事実関係を確認した上で厳正に対応したい」としています。
県の職員が逮捕されたのは、今年度は初めてだということです。

03月06日　19時27分

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