福島第1原発:避難住民 国などを相手取り集団訴訟へ
毎日新聞 2013年02月08日 12時03分(最終更新 02月08日 13時41分)
東京電力福島第1原発事故で避難を余儀なくされ精神的苦痛を受けたなどとして、福島県と近隣県の住民約350人が東日本大震災発生から2年となる3月11日、国と東電を相手取り、放射能汚染の原状回復などを求める集団訴訟を福島地裁に起こす。
弁護団が8日、福島市で記者会見し、原状回復に加え、慰謝料1人当たり月額5万円を求めることなどを明らかにした。原発事故で国を相手に原状回復の集団訴訟を起こすのは初めてという。
弁護団によると、国と東電には、原発事故による放射能汚染で奪われた暮らしや地域を除染や健康不安を取り除く措置により原状に回復させる義務があるとしている。福島地裁への提訴には現在約350人が参加し、最終的に500人以上を見込む。福島県内では、別の原告団530人が3月11日に、同地裁いわき支部に提訴する動きもあり、1月下旬に結団式を行っている。【蓬田正志、三村泰揮】