田中賢介、４戦連続安打　２度目の遊撃守備も無難にこなす

　【グレンデール穐村賢】田中賢介二塁手（３１）は４日、当地でのホワイトソックス戦に８番遊撃で先発出場し、３回に巡ってきた第１打席で左前に運ぶなど４打数１安打で４試合連続安打。１日のアスレチックス戦以来２度目の遊撃守備も無難にこなした。

　この日の相手先発は２０１０年に１５勝を挙げたこともある左腕ダンクスだったが、「もともと左（投手）は好き」とメジャー通算５７勝左腕にも気後れすることなく挑んだ。２球で簡単に追い込まれたが、微妙なコースに来たボールをカットでしのぐなどファウルで４球粘った末に左前にはじき返し、「うまく粘れた。打球もいいところに落ちた」と自画自賛した。

　前回２失策で「練習しないといけない」と反省しきりだった遊撃の守備も、この日は２併殺を記録するなど確実さを増し、「前回よりは落ち着いてできた」と自ら及第点を与えた。

　５日（日本時間６日）は、松坂大輔投手（３２）が先発するインディアンス戦に出場する予定で「すごく楽しみ。一生懸命できればいい」と日本球界以来の“再会”を心待ちにしているようだった。