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【大リーグ】

ダルビッシュ、またも無安打投球 今度は3イニングで毎回3K

2013年3月6日 紙面から

◇パドレス4−5レンジャーズ

パドレス戦で3回を投げ、無失点だったレンジャーズのダルビッシュ=サプライズで(社英夫撮影)

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 【サプライズ(米アリゾナ州)大城和美】ダルビッシュにエースの自覚!! レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)は4日(日本時間5日)、当地でのパドレス戦に先発。オープン戦2試合目の登板で3イニングを無安打無失点に抑え、これで今春のオープン戦は5イニング連続で無失点となった。2四球と制球に苦しむ場面も見られたが、スライダーの切れが抜群で3奪三振。「制球できない中で、ちゃんと考えてアウトに取れている。去年とは全然違う」と自信をみなぎらせた。

 悪いなりに試合をつくるのがエース−。それをオープン戦2試合目で見せつけた。この日は「ボールがいつもより滑った」と1、2回に四球で歩かせた際は、すっぽ抜けたボールが1球ずつバックネットを直撃するなどコントロールは荒れ模様。それでも「今日の中では一番信頼できた」とスライダーが“使える”と判断すると、これを軸にパドレス打線を手玉に取る。

 1回はグスマンを、2回はブランクスをともにスライダーで見逃し三振に仕留めた。終わってみれば、2イニングを完全に抑えた2月26日のホワイトソックス戦同様、1本もヒットを許さず、3イニングを39球の無失点で終えた。

 背番号11は「制球ができない中でちゃんと考えてアウトに取れている。去年と全然違う。悪いときでも抑えるのが投手の役目でもあるから、そういう意味で良かったと思う」と調子が悪いなりに試合をつくったことに胸を張った。

 ワシントン監督は、バックネット直撃の投球を目の当たりにしても大笑いしていた。「あれぐらい球に力があれば、四球はあるよ。今日の投球は切れがあり、速球も変化球も良かった。やるべきことをやっていた」。報道陣から制球の乱れを指摘されても軽く受け流し、あらためて「やっぱり、開幕投手はユウ(ダルビッシュ)かハリソンだな」と“ほれ直し”たようだった。

 「自分の好きなように楽しみながら投げた」とダルビッシュ。これでオープン戦は2試合計5イニングを無失点。2年目の26歳に、もう何年もメジャーで投げ続けているかのようなエースの風格が漂い始めた。

 

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