くまにちコム:熊本のニュース速報なら熊本日日新聞

テキスト版サイトマップ


くまにちコム トップ > 熊本のニュース > PM2・5「外出控えて」メールも 県が情報


地域ニュース

PM2・5「外出控えて」メールも 県が情報 2013年03月04日

 中国からの飛来が問題となっている微小粒子状物質「PM2・5」に関し、県は5日から、「大気中濃度が健康な人でも被害を受ける可能性がある水準まで上昇する」と予測した場合に、ホームページ(HP)などで注意を呼び掛ける。

 環境省の専門家会合は2月27日、都道府県が注意を喚起する際の判断の目安を設定。午前5~7時に、大気1立方メートル当たりのPM2・5濃度が複数の地点で平均して85マイクログラムを超えた時とした。

 これに対し県は、県内18カ所の測定局のうち、午前5~7時に1カ所でも85マイクログラムを超えれば、午前8時までに情報提供する。HPには屋外での激しい運動や外出を控えるよう促すメッセージを掲載。市町村や報道機関にメールやファクスで知らせるほか、事前登録した約1万2千人にもメール配信する。

 県によると、2010年3月の測定開始後に、朝の濃度が今回の注意喚起のレベルまで高まったのは4例。最高は11年2月6日の102マイクログラムだった。

 PM2・5は、車や工場から直接排出されたり、ガス状大気汚染物質が粒子化してできたりする。濃度の高い場所で何年も生活すると、健康な人でもぜんそくや肺がんのリスクが上がるとの研究もある。県環境保全課TEL096(333)2269。(潮崎知博)



フォトニュース



個人情報保護方針著作物の利用についてお問い合わせ

↑このページの先頭へもどる


「くまにちコム」に掲載の記事、写真等の無断転載は禁じます。著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。

Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun