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【絶食1500日】でも元気 鳥羽水族館の深海生物、ダイオウグソクムシ 


 鳥羽水族館のダイオウグソクムシ「No.1」=6日、三重県鳥羽市
 三重県鳥羽市の鳥羽水族館で暮らす深海生物ダイオウグソクムシが2009年から餌を口にしていない。詳しい生態は分からず、絶食の理由も不明。しかし、気をもむ飼育員をよそに、水槽の中で悠然と動き、至って健康そう。絶食記録は10日、1500日を迎える。

 ダイオウグソクムシはメキシコ湾やカリブ海の海底約170~2千メートルに生息するダンゴムシやフナムシの仲間。海底に沈んだ動物や魚の死骸を食べることから「深海の掃除屋」と呼ばれる。

 鳥羽水族館では3匹が飼育されており、絶食中の「NO1」は07年9月にメキシコ湾からやってきた体長29センチ、体重約1キロの雄だ。
 最後に餌を食べたのは09年1月。アジを丸々1匹、5分ほどで骨まで平らげた。しかし、その後は餌を口元に持っていっても見向きもしない。イカの足やサンマなどさまざまな餌を試したが、うまくいかなかった。
 水槽の水には人工海水を使用。プランクトンや海藻などの有機物が発生することは考えにくく餌以外のものを食べている可能性は低い。飼育担当の 森滝丈也 さん(43)は「打つ手は打ったという感じ」と天を仰ぐ。
 一緒に飼育されているダイオウグソクムシの中には食事をきちんと取りながら既に“天寿”を全うしたムシも。体格面でもNO1はさほど見劣りしない。むしろ、他の2匹を踏み付けながら散歩するNO1には「水槽のあるじ」といった風格すら漂っていた。

(共同通信)

2013/02/09 16:25

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