第34回県高等学校小倉百人一首かるた競技大会が先月、熊本市の水前寺共済会館で開かれ、球磨商業高校が2部で最優秀賞を受賞した。 県高等学校文化連盟主催。1部に8チーム、2部に14チームが出場し、チーム対抗戦で行われた。
競技は、100枚の字札を対戦相手と50枚ずつに分け、読まれた首の字札を取る。相手の陣地から字札を取った場合は自陣の字札を相手に渡し、先に字札がなくなった方が勝利。手札の場所を覚えたり、役割分担を徹底するなど戦術も重要。
同校からは2部に3チームが出場し、3年生で構成するAチームの石見るいさんと網野栞さん、室屋美衣奈さんが4勝0敗で最優秀賞に輝き、同じくBチームの高場藍加さんと上村千尋さん、塚本麗華さんが2勝2敗で敢闘賞を受賞。
Aチームの3人は、1年生の時から同じチームで出場し、過去2回は優秀賞。念願の最優秀賞に「最後の1枚が取れたときは肩を抱き合って喜びました」と笑顔。
「かるたを通じて精神面も成長できました」とリーダーの石見さん。3人は「仲間と一緒にやってきて取れた最高の賞」とうれしそうに話し顔を見合わせた。
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