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唖蝉坊の日記

2012-06-20

日本解体のためのウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム

♦GHQの3Sが愚民政策に使われた事は、昨日取り上げましたが、実は3Sは日本解体のための戦略の一部でしかありませんでした。

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ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムと言う言葉をご存じでしょうか?

War Guilt Information Program、(略称WGIP)は太平洋戦争後に連合国軍最高司令官総司令部(略称GHQ)が日本占領と国民の思想改造のために導入した政策で、その主な目的は、戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけることにありました。

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♦GHQは基本戦略として「3R」「5D」「3S」という3本の柱を建てました。

「3R」とは(Revenge=復讐、Reform=改革、Revive=復活)です。

この3R作戦で旧日本帝国が絶対に再建できないように徹底した監視を行い、GHQに敵対心を持つ者を厳しく取り締まりました。映画でも芝居でも忠臣蔵のような仇打ちものは上演できませんでした。

♦「5D」とは(Disarmament=武装解除、Demilitalization=軍国主義排除、Disindustrialization=工業生産力破壊、Decentralization=中心勢力解体、Democratization=民主化)で、旧華族や大政翼賛会的結社の解体、財閥の解体、地主制度の廃止などが徹底的に行われ、軍艦や飛行機、戦車、銃火器などを造っていた工場も全て取り潰されてしまいました。獰猛な虎から牙と爪を抜き取り、羊のように従順で大人しい家畜にするためです。しかし、取り締まり弾圧するだけでは国民の不平不満が溜まり、暴動やテロを誘発する可能性があります。国民の鬱屈した不満のガス抜きのために3Sを推奨したのです。

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♦「3S」とは(Screen―映画 Sport―スポーツ Sex―性産業)

この政策により、映画やエンターテインメントが興隆し、プロ野球をはじめとするスポーツが国民行事となり、スクリーン(映画)、スポーツ、セックス或いはスピード(オートバイ)は大衆の熱狂を掻き立て政治や経済に目を向けさせないようにして、価値観を倒錯させ、国民の精神を頽廃させることが目的でした。

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♦安岡正篤(やすおか まさひろ)という学者は「日本を全く骨抜きにするこの3R・5D・3S政策を、日本人はむしろ喜んで、これに応じ、これに迎合した、あるいは、これに乗じて野心家が輩出してきた。日教組というものがその代表的なものであります。そのほか悪質な労働組合、それから言論機関の頽廃、こういったものは皆、この政策から生まれたわけであります」と警告しています。

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♦あれほど憎んでいた、鬼畜アメリカの日本占領軍の総司令官、ダグラス・マッカーサーを、民主主義を齎してくれた解放の恩人として、たたえるという日本人のメンタルは、韓国朝鮮人には絶対理解できないでしょう。

ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」は、マスコミや教育現場が自らGHQに迎合して「自己検閲」を続けることによって日本の弱体化は見事に成功した訳です。

♦安岡正篤は陽明学をはじめ東洋思想の碩学で、その該博な知識を信奉し、師と仰いだとして知られる政治家には吉田茂、池田勇人、佐藤栄作、福田赳夫、大平正芳など多くの首相が挙げられます。昭和20年8月15日の終戦の詔書、玉音放送は、草案に彼が加筆して完成させたといわれています。また「平成」の元号を創ったのもこの人物です。

♦彼の名言は数知れません。人の世を徹底的に研究して作り上げた哲学は、多くの人々に感動と感銘を与えました。その名言をいくつかご紹介しましょう。

・富や位や才智などは結局人の愛に値しない。要するに徳を補助するにすぎないものである。真に人を愛すればその人の徳を厚くするように仕向けてやるべきである。

・故に為政者は民衆とひとしく人間であるが、絶対者(天)の徳を承けて、民衆を化育し、国家を興隆せしむべき理想活動の人、即ち国士でなければならぬ。かかる本質上、為政者は先ず仁徳を具うることを要する。

・国家に於て、恰もその人心に当るものは民衆であり、為政者はその天理に該当する。為政者の政治を待って、始めて民衆は乱離を免れることが出来るのである。

・これから日本人は心を入れかえて人間を収容し、生活を正し、事業を興さねば、益々危うくなると思う。

・日本の行詰りは意外に速く且つだらしがなかった。その根本的な一原因は、戦後以外に速く復興し繁栄したのに気を好くして、世をあげて小の字のつく者がはびこったことである小利口者、小才子、小ずるい輩から、小悪党など。

・人間が進歩向上する一番大切な事は敬する心を発達させることであり、それによって始めて恥を知ることができる。

フィヒテが児童教育を論じて、子供は家にあって愛だけで育つと思ったら大間違いで、愛と同時に敬を求める。従って、愛の対象を母に、敬の対象として父に求めていると痛論している。

・この敬の心が発達してくると、必ず相対的に自分の低い現実を顧みてそれを恥ずる心が起こる。

・人間が人間たる意義を求めるならば、先ず敬するという心を持つことである。人間が現実に留まらないで、限りなく高いもの、尊いもの、偉大なるものを求めてゆく、そこに生ずるのが敬という心である。

♦今の日本人に一番欠けているのが、この「啓」ではないでしょうか。学校では教師に生徒がタメグチをきき、それを教師と親は叱りもしない。親は教師にクレームばかり付けるモンスター。自分の無知を棚に上げ他人のアラを探しばかりしてこき下ろす。神仏に手を合わせることも無く、偉大なるもの崇高なものを矮小化して蔑む。英雄、偉人の伝記をなくし、子どもから大人までが人を敬い学ぶという謙虚な徳を失ってしまいました。

♦日本の高度成長は、なりふり構わぬ金もうけに特化した事で齎されたもので、その凄ましい稼ぎぶりに、世界からエコノミックアニマルと揶揄されるようになり、アメリカでは日本車や家電の打ち壊し運動まで起きました。

♦今の中国と同じで、金さえあれば何をやっても構わないと思っているような金の亡者ばかり、下品で傲慢で狡猾な猪口才が片で風を切って跳梁跋扈する、そんな輩が政財界にも溢れていました。安岡氏はそう言う日本人を見るに忍びないと嘆いていたことでしょう。

♦しかし政界の御意見番であった安岡氏でもGHQの「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」の猛毒を無害化することはできませんでした。

麒麟も老いては駄馬となるという例えがありますが、85歳の安岡正篤翁は赤坂のレストランパブ「マンハッタン」の経営者だった細木数子と知りあい、結婚すると言いだし家族を大慌てさせる騒動がありましたが、アルツハイマーの徴候であるという事で婚姻の調停は無効になりました。よほどがっかりしたのでしょうか調停の半年後1983年12月に逝去、享年85歳でした。

♦戦後しばらくはこの安岡氏のように政財界の重鎮たちに思想的影響を与えうる博学多才な人物がいましたが、いまはもうこう言う人々は皆無になりました。

経営コンサルタントの大前研一氏の著書「知の衰退からいかに脱出するか」に次のような一文があるそうです。

(転載)

日本で、詰め込み教育、受験一辺倒教育、偏差値による選別教育が始まったのは、60年安保・大学紛争以後である。

いま思えば、あそこが日本にとって分水嶺だった。

日米安保が大問題であった時代、日本政府は、過激な学生運動に対して非常に強い危機感を持った。

このようなムーブメントを放置してしまうと政権転覆も起こりかねないと考えた政府は、ここから国民教育を「愚民政策」に転換した。

その象徴が「偏差値教育」である。

かなり昔のことになるが、私は当時の首相に言ったことがある。

「いまの政府は国民を騙すようなことばかりやっている。このままだと、国民は怒りを覚えて立ち上がるでしょう」と、このように進言したのだが、首相は私にこう言った。

「大前さん、わが国は愚民政策を施しているから大丈夫だよ」

まさかと耳を疑ったが、これは事実である。

当時の日本の政治指導者と役人たちは、学生たちが政府にたてつくことがないように愚民政策をとっていると確かに認識していたのだ。

日本政府は安保闘争のようなことが二度と起こらないように、若者たちがけっしてアメリカに刃向かわないように、そして、体制が転覆する事態が起こらないようにと、愚民政策を実施した。

政府にとって危ないことを考えない、天下国家を論じない、そういう小市民をたくさんつくるという政策である。

その象徴が1970年代半ばに導入された「偏差値制度」なのだ。

そして・・・この政策は予想以上の効果を上げ、長年の愚民政策によって、その後の日本人はみごとに”考えない国民”になってしまったのである。http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/koumu/1321061605/104

♦「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」は今なお、文科省や全国の教育委員会日教組などの教育行政にしっかりと埋め込まれていて取り除くことができないようになっています。戦後65年、この忌まわしいプログラムを学校教育から取り除こうとする政治家、教育者は一人もいません。

♦このプログラムを積極的に利用して反日活動の道具にしているのが韓国中国です。二言目には従軍慰安婦賠償、日帝36年の恨み、そして南京大虐殺の非を喚きたてる。それに対して日本政府はすぐに恐れ入って、米つきバッタのように卑屈な土下座外交を続けてきました。ODAと称して金品を差し上げ続けてきたのです。ヤクザのタカリと一緒で、一度カネを払うと敵は図に乗って付け上がるだけです。その後はもう際限のない要求が続くのです。漢江の奇蹟も日本の物心両面の援助があったからですが、彼らには感謝のかけらもありません。

感謝どころか、後足で砂をかけるように、日本軍が20万人の韓国少女を連行して従軍慰安婦にしたとアメリカ在住の韓国人達が各地でキャンペーンを張ると言うような暴挙を展開しています。だが、日本害務障は事を荒立てるのは好ましくないので抗議はしないと言い張っています。この狂った害務障のシロアリたち全員も、しっかりウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムマインド・コントロールにかけられたままのようです。

♦戦後教育を受けた者はすべて、日本人は犯罪者だ、人殺しだ、朝鮮中国に酷いことをしたと、刷り込まれてきたのでトラウマから抜け出せないので、仕方ないでは済ませてはいけません。実に不思議な連中です。日本以外に自分の国の歴史がすべて間違っていたと子供に教育する国がどこにあるでしょう?

♦今日の社会に横たわる問題はすべて、このウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムWGIP)による「敗北主義」が原因であると言ってもよいでしょう。

民主党政権は極左と半島人だけで構成されている反日政権ですからもう絶望的です。

この政党は意識的にこのWGIPを政策の中に取り込んで国体の更なる弱体化を図っているように思えてなりません。

♦日本の有権者も、いい加減にマインド・コントロールから覚めてもいい頃だと思うのですが、WGIPの毒が脳の髄まで回っていますから、もう処置の仕様がないのかもしれません。永久に気づくことなくAKB48にうつつを抜かし、吉本芸人の面白くないギャグに同調し、プロ野球サッカーに自我没入して狂喜乱舞しながら12月21日を迎えるのでしょう。

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青空青空 2012/06/22 11:35 いつも目の覚めるような、真実を公開していただきまして有難うございます。 私の中の眠れる獅子が昨年から起き上がりまして闇の勢力と戦うチームに参加し、日々戦っております。 感謝 感謝!!!

青空青空 2012/06/22 12:28 唖蝉坊さんのレイアウトのセンスには、脱帽です。
バカ殿様、爆笑です、まさに日本人の脳みその在り様がみごとに表現されているし、ハマのメリーさんは、美化されノスタルジックな映画まで作られ、私も見てしまいましたが、後味のわるい映画でした。日本人として屈辱的でみじめな気分にさせられたものです。
すべてが、罠であったことを教えていただきましてありがとうございます。日本人よ!目をさませ〜!!!

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